今日はエリック・ル・サージュ先生の公開レッスンが行われた。


世界一の木管アンサンブル、レ・ヴァン・フランセで初めて聴いた、エマニュエル・パユやポール・メイエ、フランソワ・ルルーたちの超一流スターの超美音に絡むル・サージュ先生のピアノからは、まるで宝石が溢れ出るように感じ、その瞬間がまだ目と耳から離れない。


とにかく大ファンなのだ。


明和高校音楽科に来て下さるのは2回目となるが、今回も非常に濃い内容だった。


音楽的充実に繋げるテクニックの大切さについて、ブラームスのエチュードを用いるなど多彩なアプローチで2時間みっちりレクチャーしてくださり、受講生にも聴講生にも新鮮で強烈な刺激を与えてくださった。


最後にはフォーレのノクターン第6番を演奏して下さり、会場をとろけさせつつも、今日のレッスンにおける圧倒的な説得力を音で証明し、幕を閉じた。


幸せな時間だった。


タッチの説明の時に、このケースをキャッチするようにと、おもむろに受講生にパスした瞬間。