43歳になった。


誰かが43歳の時、などと考えると自分がいかに成長していないか痛感するが、きっとずっとそんなもんだろうと思う。


ちなみに父や母が43歳の時は、社会に適応しようとしない中学生の長男を抱えておそらく大変だったのではと思う。


しかし僕が何をしても頭から叱りつけるようなことはなく、ちゃんと話を聞いてくれた上で、いつも鋭く切り込まれた。



雲井先生は、雲井雅人サックス四重奏団が本格的に始動した頃だったか。

長年のキャリアを積んできたオーケストラと一度距離を置かれた時期でもある。


レッスンではもちろんだが、飲み会でも毎週のように新鮮で含蓄のある話が湧いてきていて、どんな勉強を普段されているのか心底疑問に思った。


同じことはできないが、その頃から学生堀江裕介は本を読むようになっていった気がする。



クラスの子たちからは、素敵な折りたたみ傘をプレゼントしてもらってしまった。


ぶっつけ本番のハッピーバースデーもとても嬉しく、最後のハモリが美しかった。


妻からの夕方のLINEには、娘からのおめでとうというボイスメッセージが入っていた。


サクソフォン専攻生たちからも素敵なプレゼントをいただいたが、また明日。


僕は幸せに生きていると思う。


みなさん、ありがとうございます。