最近は理論の授業や合奏の授業、レッスンなどでも、倍音の存在とそれを認識できる開かれた耳について厚めに話している。


低次倍音にはドミソが全て含まれており、これが聴こえるようになるだけでハーモニーにおけるソルフェージュ力は数倍に跳ね上がるように感じられる。


合奏授業のために昨年作成した倍音列資料


高次倍音において、僕は第11倍音のファ♯までは聴くことができるようになったが、その上はなかなか難しい。


第16倍音のド以上になると、その1オクターブ上の第32倍音のドとの間に15個の音が挟まるため、いわゆる1オクターブ12音を超える倍音が存在し、調性音楽の範疇には収まらなくなっていくところも面白い。


ネットで拾った図には第64倍音までが示されている。