夜三重県鈴鹿市のホテルに21時過ぎに到着し、テレビをつけると「志村けんとドリフの大爆笑物語」という番組がやっていた。


途中からであったが、荒井注さんに代わって志村けんさんがドリフターズのメンバーとなったエピソードや、コメディアンとしての志村さん、そしてドリフターズの成長プロセスなどがドラマ化されていたのだが、その完成度が物凄く高かった。


志村さん役に山田裕貴さん、いかりや長介さん役に遠藤憲一さん、加藤茶さん役に勝地涼さんと配役は実旅派揃い。


ドラマのラストには子供の頃からテレビで何度も見たドリフのコントが何本か完コピされていた。


時代劇での階段落ちネタ、いかりやさんの銭湯ネタ、牛乳CMのNG連発ネタ。


何度も見てるので展開もわかるし、相変わらずしつこいし、くどいのだが、めちゃくちゃ面白かった。


子供の頃のように笑ってしまった。


本家ではない人が演じても面白いというのは、もう歌舞伎や古典落語と同等の日本の伝統芸能と言ってもいいかもしれない。


もちろん演者の力量は言わずもがなであるのは、クラシック音楽にも通ずるものがある。


ヴィジュアルのクオリティも高い。

僕は全員集合世代ではないが、みんな若い頃のドリフターズにそっくりに見える。(いや、ちょっとカッコ良すぎるか…)


この記事のテーマは何か悩んだが、クラシック音楽に通ずと書いたのと、そもそもザ・ドリフターズはミュージシャンだったので、音楽とした。


いかりやさんも志村さんももう亡くなったなんて今更だが信じられない気持ち。