終わってしまった。


涙が止まらなかった。


オープニングのウインドアンサンブルは、小前奏人さんの委嘱作品、本当に華やかな幕開けになったと感じる。


合唱。

以前は合唱履修全学年の演奏だったが、昨年は各学年での演奏、でも今年は2学年合同の合唱、マスクは外した。


ソロ、アンサンブル。

何の心配もない、安定した演奏。

凄い。みんな凄い。

唸るしかない。


モーツァルトのフルートとハープの協奏曲。

卒業生の河合雪子さんと日本を代表するハーピストの山崎祐介先生のソロ、そして多数の客演奏者を有するオーケストラがどんどん会場を温めていく。


最後の伊藤康英氏の全員での「悲しみから歓びへ」は、涙なしでは鑑賞できなかった。


密かにステージ袖の、客席からは見えない生音を聴けるスポットに忍びこんだが、圧倒的な音と歌声に無条件に涙が流れる。


まだ感情の整理ができない。


今はとにかく生徒たち、新曲を提供して下さった作曲家の伊藤先生、小前さん、指揮を引き受けてくださった小森さん、ソリストの山崎先生、河合さん、客演の先生方、卒業生たち、その他このコンサートに関わってくださった全ての方々に心からの感謝を申し上げたい。