昔教えていた人たちのコンサートに行ってきた。


サクソフォン2本のための作品がてんこ盛りだったが、とても良い音で充実した音楽を聴かせてくれた。


松本いずみさんの「悲しみの三重奏曲」は、僕がもう10年前くらいに委嘱し誕生した作品で、CDにも収録したが、今は日本国内のみならずアメリカでも演奏されているらしい。


出版したら楽だろうに、いずみさん本人が窓口となっているようだ。


3人の音を聴いて自然と涙が込み上げた。


自分の遺伝子というのは烏滸がましいが、心にグッと響くことが多いのは、きっとそんなようなものもあるのだろうと思う。