第7回ナゴヤサクソフォンコンクール入賞者披露コンサートが開催された。
ヤマハ名古屋ホール。
延べ床面積1000㎡を超える店舗は土日は休業が要請されていて、改装したばかりのヤマハ名古屋店はこれに該当してしまい、休業の中、ホールを稼働させて下さったのだ。
涙が出る。
管楽器フロアのスタッフの方々が休日出社して下さり、準備から片付けまで極めて細やかにサポートして下さったおかげで、無事に終演を迎えることができた。
2月に行われていた本選もすべて聴いていたが、入賞者の方々はさらに進化を遂げていた。
中学、高校のレベルも高いが、グランプリを輩出した一般アマチュア部門もかなりのハイレベル。
一般アマチュア部門のリハーサルが始まった時、演奏家部門が始まったのかと思ったほどだった。
しかしながらU25若手演奏家部門の入賞者はさすがであった。
瞬時にホールの大きさや響き方を察知し、演奏に反映させる。
音色、ニュアンスは細部まで丁寧にコントロールされ、上限を感じさせないダイナミックさを兼ね備えた圧倒的なパフォーマンスは、サクソフォン次世代の明るく果てしない未来を感じさせた。
2回の休憩を含めて3時間に及ぶコンサートではあったが、長さを感じさせない、充実したコンサートとなった。
出演者、ピアニスト、応援してくださったお客様、そしてヤマハの方々に深くお礼申し上げたい。