第7回ナゴヤサクソフォンコンクール本選が無事終了した。
結果はホームページに掲載されている。
中学生、高校生、アマチュア、若手演奏家、アンサンブル、どれも熱い演奏が繰り広げられた。
毎年こんなことを言っているが、毎年輪をかけて熱くなっている気がする。
普段はオケマンとして仕事をすることが多い特別審査員の方々の審査員控室での何気ない一言が、サックス界をグサリと刺すメスになることがこのコンクールではよくある。
第一回の時、元名フィル首席トロンボーン奏者の藤澤伸行先生が特別審査員として来てくださり、全てを聴いた後で、
「サックスは本当にレベルが高い!でも二度は聴きたくないな。」
と仰ったのが今でも心の中にしっかりと刺さり、自分の糧となっている。
サクソフォンという楽器を常にクラシック音楽の中のスタンダードな耳で聴き、成長させていけるようにこれからも模索していきたい。
出場者の皆様は本当に文字通り命がけで準備をしてステージに立っていた人ばかりのはずだ。
偉そうだが一人一人を労い、感謝を伝えたい気持ちだ。
「全員素晴らしい!」
というのも、審査員控室の全会一致意見であった。