セ「お母さん、ちょっと来てよ。」

そう言われたのでセバスチャンの部屋に入ってみると

セ「もうすぐワープロ検定なんだよ。これから打ち込む前の
  設定をするから、ちょっと見てくれない?」
私「うん、いいよー。」

説明書を見ながら設定を打ち込むセバスチャン。

セ「よし、これでOK。じゃぁ今から打ち込んでいくから
  タイマーで10分計ってくれない?」
私「うん、いいよー。」

セ「準備できたよ。よーい、はじめって言ってね。」
私「うん、いいよー。よーい、はじめー。」

待つこと10分。
ピピ、ピピ、ピピ・・・。

私「はい、おしまーい。」

打ち切れなかった文字数を数えるセバスチャン。

セ「いち、にぃ・・。あー、もうちょっとだったなぁ。」
私「そんなんはな、何回も打ってたら慣れるから問題なし。
  ところで、あんたいつからローマ字打ちできるように
  なったん?仮名打ちしかできへんかったのに。」

セ「それはぁ、学校に入学してから自分で覚えた。
  クラスのみんながローマ字打ちだったから。」
私「ふーん、日々進化やなぁ。大したもんやなぁ。」

セ「よし、じゃぁもうひとつ課題があるからするよ。
  次は15分に設定してね。」
私「はいな。では、よーい、はじめー。」



セバスチャンの学校は検定をやたらと受けさせます。
不登校の生徒やボーダーの子どもたちが多いという
ことも関係しているのかもしれません。

どれもレベル的には実学年よりも低めの、比較的
受かりやすい級からスタートし、3年かけてじわじわと
級を上げていく、そんな感じではないでしょうか。

あのセバスチャンが検定に「慣れて」きているのですから
やはり、じわじわ積み上げるスモールステップというのは
大切なのだと改めて思いました。

ちなみに、ワープロ検定の他にも漢字検定、英語検定、
そして数学検定に情報処理検定と、正に「検定まみれ」な
セバスチャンの学校生活は、いったいどうなっちまうので
しょうか??

ほんま、こんなに試験があったら
「どぉんだけぇ~~!!いかほどぉ~~!!」
と、私だったら叫びたい。


セバスチャンに聞いてみました。


セ「検定も試験も多い学校に入って、正直後悔してるよ。
  でも、もしも公立の学校に入ってたら、オレは確実に
  不良からカツアゲされてると思う。
  それはいやなんだよ。
  まぁ、勉強はやった分だけいい点がとれるから、
  それはいいんだ。でも、検定は多すぎだよなぁ。」


な、なんかちょっと余裕な発言??
しかし、カツアゲとはナイスな予測だ。(笑)

ONとOFFの切り替えが結構うまくなってきたので
グレず、腐らず、パニくらず、地味にぼちぼちやって
いるのでしょう。

私も見習おうっと。
セバスチャンは目の人です。
あ、耳もすごいですが。

好きな音、好きな声に対する反応の速さったら、
もう、すごいのなんのって!!

「声優図鑑」2冊が頭の中に入っている男ですから、
テレビでほんの少しナレーションが聞こえただけで、

セ「あ、この声は○○さんだ。所属事務所は○○、
  ○○などの声もやっている。」

まるで、ドレミファドン(ふるっ!)の声バージョン、
しかもプロフフィール付きです。

私は耳の人です。
家栽の人』ではなく、『耳の人』です。(笑)
しかも、全く、何の役にも立たない、意味のない音マニアです。
『子ども耳』とも呼ばれています。

CMの音は、ほとんど勝手に入ってきます。
テレビ番組のオープニングとエンディングは、ほとんど歌えます。

むかーし昔、オール阪神巨人のネタで11PM(イレブンPM)
という深夜番組のオープニング曲、
「♪サバサ、サバラバサバラバッ、
      ディーサバラバッ、ドゥーワッ♪」
を阪神さんが完璧に歌って笑いをとっていました。
当時、子どもだった私も完璧に歌っていました。
「徹子の部屋」「アタック25」「吉本新喜劇(2バージョン)」
「笑点」などなど、とにかく色んなオープニングをみんなの前で
歌って、聞かせて、いつも笑いをとっていました。
「さるとびエッちゃん」のエンディング曲、愛犬ブクが歌っている
「エッちゃんが好きや」なんかは、ブクになりきって今でも
完璧に歌えます。

しかし、あまりに古すぎて誰も笑ってくれません・・・。

子どもの頃とちっとも変わっていない私の耳は、最近は
テレビも勿論ですが、違うところに興味が向いています。

それは人です。

もう、毎日色んな人に会って、色んな話をするもので
その人の「話し方」の特徴を一瞬で真似てしまうのです。

バカにしいるのではなく、特徴がすぐに自分の耳に入って
しまうのです。
私が何かの話の再現をする時は、必ず登場人物がそのままの
声で出てきます。
笑いをとるためでもなく、ごくごく自然にその人になりきって
話している自分。


ぜったい、変。


だから、セバスチャン星の気持ちもわかるのだ。


PS.周辺にいる不思議なおっちゃんやおばちゃんの真似も
   できます。商店街ネタというやつです。
   ここまでくると、中川家の礼二やなぁ。
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音楽ファンタジーゆめ
1巻の3曲目
ジムノぺディ(サティ)






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音楽ファンタジーゆめ
2巻の7曲目
剣の舞(ハチャトゥリアン)







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音楽ファンタジーゆめ
6巻の8曲目、9曲目
トッカータとフーガ(J・Sバッハ)
ピーターと狼(プロコフィエフ)




が、特に好きだと言っていました。

セ「編曲もCGも、すごくいいんだよ~。」

なるほど。



彼は、毎週日曜日になると音楽ファンタジーゆめに関する
「同じ質問」を繰り返し私に聞きます。
何百回も聞かれました。
何百回も答えました。

セ「しつこいってわかってる。でも、聞きたいんだ。
  お母さんにしか聞いていないから、だから、いいでしょ?」

しつこいということも、わかっている。
人を選んでいるということも、わかった。
(母限定というのはよくよく聞くと、私もこのシリーズに
 詳しい「仲間」だと思っているのだそうです。)

ふむ。
しかし、これでは芸がない。
母もそろそろ飽きてきました。

私「じゃぁさー、同じ質問に答える(付き合う)代わりに
  お母さんの『新しい質問』にも答えてくれる?」

セ「何?何?」

キラッと光るセバスチャン。
オタク心をくすぐる質問をしました。

・好きな曲は?→即答
・好きな曲の作曲家のプロフィールは?→即答
・好きな曲のCG担当者の名前は?→即答
・CG担当者のプロフィールは?→即答
・好きな曲の編曲者は?→即答
・編曲者のプロフィールは?→即答
・このシリーズの制作会社のプロフィールは?→即答


キラッキラな目で何でも答えてくれました。
「好きな」と、付けていますが要するにセバスチャンは
全10巻に入っている全ての曲に関する情報を記憶して
いるのです。

面白かったので、さらに前座(?)のアニメに関する
質問もしました。

・野菜オーケストラについて
・PC親子、コミーとハーディーについて

セ「ひゃぁ~。そういう質問かぁ~。エーとねー・・。」

困ってますが笑顔です。
詳細を丁寧に語ってくれました。

オタク、いや、失礼。
完全なマニアです。

極めつけはこの質問。

私「セバスチャン、音楽ファンタジーゆめとは?」

セ「音楽ファンタジーゆめとは、199○年より放送が
  開始され、その後○△□×・・・・。」

正に、

『ココリコミラクル』のコントで早口で熱く語る田中さん!!
(喋っている内容がテロップで延々と流れるアレです。)


こういった情報が彼の頭の中にまだまだ沢山あります。
昆虫モードに入ると、あの、2万8千円もする「昆虫図鑑
シリーズが頭の中からボワッと出てきて、何千という昆虫に
ついて熱く語るのです。
(ほとんど独り言です。よっぽど気が向かない限り、人には
 語りません。)
この他にもレゴシリーズ、ウルトラマンシリーズ、
最近はテレビ番組に関する情報収集もしているようです。


セバスチャンの頭の中をPCに例えると、メモリやHDDは
何GBぐらいなんだろう???


うーむ、奥が深いぞ自閉ワールド。
でも、彼の世界です。
深追いはやめておこう。
介入し過ぎず、いい塩梅の距離でこれからも・・・。




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テクテク・キッズ






こんな絵本を見つけていました!!
思わず2人で

「これは買いやで!!」

アマゾンに注文しました。
いつくるのかな?
楽しみです。