1a286fe1.JPG夏休みが終わる前、
とある高校へセバスチャンと
一緒に見学に行きました。
この写真は制服のまま実習に参加して
いる姿を激写したものです。(笑)





セバスチャンただ今中学2年生。
中学校のその先に、どんな選択肢が
あるのかを身をもって体験して、
そして自分で決めてほしい。
そういう思いがあったので夏休みの最後は
こんな企画で締め括ってみました。


中学校では
重い荷物(教科書)を背負い、
体育祭で「動くピラミッド」(ピラミッドごと歩くのです)
の土台をするために毎日筋トレに励み、
休みを返上してクラブへ行き、
苦しみながら、悩みながら積み重ねてきた
学校生活の中で得たことは、

彼も私も予想しないほど大きなものでした。
ただただ見学はきらいです。(笑)「やらせてみてください。」が口癖です。就労支援を進める中で、プレスやバリ取り、清掃、除草作業だってやりました。やってみると、見えることも多いのです。見えてくると、伝えやすいのです。今回もそうです。園芸実習を見学していたら、先生から「よかったら一緒にやりませんか?」というお誘いが・・。うっ、私がやりたい!!でも今回はぐっとこらえてセバスチャンだけ参加させていただきました。はじめに「どうぞよろしくお願いします。」と挨拶をして、流れ作業の中に入りました。うん。身体はだいぶできてるな。動きを見てそう感じました。ここからどんどん母から就労支援を進める側の目になっていきます。土の入った重いざるを持って次の人に渡す作業ではどの部分を持てばざるを落とさず続けて持てるかを工夫していました。(ほー、そんな工夫もできるのか。)背中を向けている先輩にざるを渡したいのですが何も言わずに相手が気付くのを待っています。思わず「○○君(セバスチャンの苗字)、ざるを渡す時は 声をかけて下さい。」と、アドバイスすると「すみません。お願いします。」と声を出していました。「終わり」が気になるセバスチャンは、ある程度進んだところで「後何回で終わりですか?」と、先生に聞いていました。先生が「そうだなぁ。あと20回したら終わろう。」すると、彼は1回から数えるのではなく、20回から消去していく方法でカウントし始めました。先生が、「セバスチャン君、あと何回だい?」「あと17回。」0(ゼロ)回になった瞬間、「お疲れ様でした。」そう言って、手をはたいて私の側に戻って来ました。ちなみに、セバスチャンは本当は土が嫌いです。ちょっと土に触れただけで繰り返し手をはたいていた子どもです。小学校5年生の組体操に加配付きで参加することになった頃から驚くほど変わっていきました。裸足で走り、グラウンド上で寝転び、その姿は彼を長く見てきた多くの人を驚かせました。何度も何度も手をはたき、身体をはたきながらも参加していたのですから。参加を最優先課題として先生方が配慮して下さったこと、それは「いつ終わるのか」を、必ず伝えるということです。そして、「大きな声で叱らず、静かに簡潔に指導する。たくさん誉める。」ここも大切にされていました。辛いこと、しんどいことには終わりがありその先に笑顔があるということを小学校生活の中で根気強く教えていただきました。そして現在。重い土運びだって出来ます。手をはたくのは最後です。汗は汚れた手を洗ってから拭くそうです。これは全て我慢です。でも、かわいそうな我慢ではありません。今なら、中学2年生のセバスチャンなら可能で経験してほしい範囲の我慢です。その代わりに(?)大好きな虫を作業を終えた後にじーーっと眺めていましたね。(笑)セバスチャン、よく頑張ったね。「大変だったけど、楽しかったよ。」OK!!母はバーチャルはあんまり好きでないから、これからも色んなリアルを一緒に体験してみよう。そこから選べばいいんだよ。行きたかったら、しっかり頑張ればいいんだよ。応援するからね。明日から新学期。また、大変な毎日がはじまるねぇ。
結構好きな映画があります。


まずひとつめ。
奇人たちの晩餐会


これはフランス映画です。
「ん??この人は臭う!!」
と、思った瞬間に(奇人と呼ばれる)ピニョン
に釘付けになりました。

見る人が見たら、このピニョンが発達障害の領域に入る
男性ではないかと思うはずです。
私は
「彼ってADHDちゃいますのん!!」
と、画面に思わず突っ込みましたからね。

とにかくこの映画、ADHDテイストでいっぱいです。
ラストは
「やっぱりピニョン!!」
と唸りました。

それにしても・・・

私の知人にそっくりなのです。
(いやほんま、めちゃくちゃ似ているんです。)

次にこれ。
17歳のカルテ コレクターズ・エディション
主人公は「境界線型人格障害」と診断された女の子です。この映画も観た時は「難しい問題だな・・。」と、心に重く残りました。そして現在。映画とは違ってリアルにお付き合いさせていただくとなかなか大変です。本当に。泣いたり、笑ったり、怒ったり、本人も大変ですが周囲もなかなか・・。今観ると他人事ではありませんね。もうひとついきましょう。チャンス
この映画はめちゃくちゃ好きです。DVDも持ってます。はじめて観たのは中学1年生ぐらいだったでしょうか。あの頃は「自閉症」なんて言葉を全く知らなかったのですが主人公のヒョウヒョウとした姿に妙に親近感を覚えました。かなり自閉テイストですよ。おとぼけ演技のピーター・セラーズと富豪マダム役のシャーリーマクレーンの恋(?)の駆け引きシーンが特にお薦めですね。「障がい」という捉え方をしないで(もしくはぼんやりと描写して)映画や本になっている作品も少なくないような気がします。それが是か非かは別として。私は、親しみをこめてこれらの作品を観ましたね。障がいを正しく理解するということとても、とても大切ですがすこーし、たまーにゆるみがあっても笑いがあってもぼんやりしていてもいいのかもしれないそこにいつも愛があればいいのだと、私は思う
2a6438cc.JPGいきなりタイトルとちがう写真ですね。(笑)
昨日の夜は職場の近所で開催されている
「夏祭り」で夜店を出しました。
毎年恒例行事のひとつです。
延べ300人以上の人達がスマートボールを
楽しんでくれました。
その中には障がいのある子もそうでない子も
おじいさんやおばあさん、お父さん、お母さんもいます。

うちは掛け声がいいですからね。
「あーーーー!!おしい!!あともうちょっと!!」

この声に子ども達は燃えるのです。(笑)

では、そろそろ本題を。
昨日もセバスチャンとスイミングに行きました。仕事に追われてなかなか一緒に過ごす時間がとれない私にとっては貴重で大切な時間です。最近の彼は思春期ということもあり、「黙して語らず」の部分が増えてきているので、子ども社会の中でどんなやりとりがされているのか見えてきません。でも、ちょっとした仕草や表情でその時の気持ちは少なからずも理解できます。「セバスチャン、プールの体操室でな、 からかわれたり、イヤなことを言われても 放っておきや。それとな、物を隠されたりした時は 必ずスイミングの先生に言うんやで。」車の中でそんな話を軽くしましたが、彼は「うん。」と、うなずくだけでそれ以上は何も言いませんでした。同い年、若しくは年の近い子どもに対して怖さもあるようです。そして、そういった話に「触れて欲しくない」という気持ちが強いこともわかっています。しかし・・・。私は言います。伝えます。具体的な「攻略法」を伝授するという意味で。そんな中、彼が身につけた処世術の中で《危ないものには近寄るな》というのがありますが、スイミングスクールにいる賑やかな同い年の男の子たちは正に「危ないもの」に見えるのでしょう。セバスチャンが靴を脱いで更衣室に入ろうとした時、男子更衣室の壁が物凄い音を立てて揺れました。何度も何度も揺れます。どうも、中で男の子数人が壁を蹴っているようでした。後ずさりするセバスチャン。「このまま一人で入れたら厄介なことになるな。」そう感じたので、ちょっと大きめの声を出して「どうしたん?なんかあったん? ちょっと入るでーー。」そう言って男子更衣室に入りました。中には着替えを済ませた小学校高学年から中学生まで4~5人の男の子が暴れてふざけていました。私「壁が揺れてるからびっくりしたわぁ。どうしたん?」 「いや、べつに。」私「君ら次のクラスの子か?」 「うん。そう。」私「自分、(君という意味)どこ中?」(ボスらしき男の子に聞く) 「え?ぼく?ぼくは○○中学。」私「えー、えらい遠いなぁ、何で来てるん?」 「自転車。」私「ふーーん、そうなんやぁご苦労さんやなぁ。  遠いとことから来るぐらいやからスイミング歴  長いんやろなぁ。」 「うん。まあね。」この様子を見て周囲の子どもたちも自己紹介をはじめました。そこですかさず、私「あんなぁ、ちょっと言っておきたいことが  あるんやけどな、この子(肩に手を回し)  ちょっと障がいがあるんやんか。」一同「見えへんなぁ。」私 「○○中学校の障がい児学級に通ってるねん。  でな、水泳がうまくなりたいからここに  入ったんよ。真面目に練習すると思うけどな、  ちょっと独り言を言ったりする時もあるかも  しれへんねん。わからへんこともあると思うねん。  からかわんと、見守ったってくれへんかな。」一同「うん。わかった。」私 「ほんまぁ。ありがとう。自分ら元気やからな、  そのあまりある元気は更衣室で爆発させんと  泳ぎで見せてちょうだい。」  みんな笑う 「あんな、ここ(更衣室)に大事な物置いといたら  あかんで。俺、前盗られてん。」私「ほんまかぁ、わかった。ありがとう。  おしっ、セバスチャン、着替え。  お母さんはガラスの向こうで見てるから。  ほんなら、ごめなさいね~。」彼の成長を見守る中でこんなやりとりを何度してきたでしょう。「つかみ」を自分の役目として、今まで色んなところで色んな人に説明をしてきました。中学校に入ってからは、そういった説明をする対象者の多くは大人ではなく子ども達になってきました。100%守るいうのではなく、入り口部分を入りやすくして背中を押して一人で入るということを彼はこれから経験を通して学んでいかなければなりません。生きていくためにプールがはじまると、さっきの悪ガキ君たちは真面目に泳いでいました。セバスチャンも担当の先生の説明を一生懸命聞いて(聞き漏らさないように注意して)真面目に泳いでいました。みんな、誉めるところがいっぱいあります。セバスチャンはバタ足がうまくなり、ボスはバタフライがものすごく上手だったし、ちょけた小学生はクロールがうまかった。来週の話すネタができました。怒る前に誉めよう。プールが終わった瞬間、ガラスの向こうで見ている私ににっこり笑って会釈してくれたコーチと、私に手を振るセバスチャンの表情を見て「だいじょう。」という声が聞こえてきたような気がしました。ライブな生活はまだまだ続きます。(笑)