芥川龍之介の「戯作三昧」を読みました。
先日放送されたBS番組「あの本、読みました?」に出演されていた芥川賞作家の又吉直樹氏が『気分を上げるときに読む本』として取り上げたのがこの作品でした。
下記のWikipediaによると「老年期の曲亭馬琴を通じて、芥川自身の芸術観を表現した内容」とのこと。
芥川龍之介全集もあまり読み進められていなかったのですが、馬琴と聞くと読まずにはおられません😅
Wikipediaより
戯作三昧
戯作三昧(げさくざんまい)は、芥川龍之介が1917年(大正6年)に発表した小説である。芥川が大学卒業後、海軍機関学校の教官を務めていた時期に新聞に発表した。老年期の曲亭馬琴を通じて、芥川自身の芸術観を表現した内容となっている。
『馬琴日記』から着想を得て、江戸末期の市井の風俗の中で芸術至上主義を貫いた滝沢馬琴を描いた江戸物の作品。『南総里見八犬伝』執筆中の馬琴は、世間の評価や出版元との関係に苦悩しながらも、芸術創作に徹する。馬琴の姿に、芥川自身の人生観、芸術観の境地を投影した。
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読んでみると、なんと映画『駆込み女と駆け出し男』の一場面そのまんま❗️
芥川作品を読むとその場の情景がとても鮮明に想像できるのですが、今回は映画作品の一場面も思い浮かべることもできたので、空気感や銭湯でのリアルな描写を容易く脳内再生できました。
又吉直樹氏は「馬琴や芥川と言った著名な作家でも、周りの意見、批判に悩まされていたんだ。」と同じ作家として共感できる点を挙げていましたが、読んで納得。
作家のみならず、何かを世に問う方はこの作品を読んでほしいと思います。


