岩波書店発行の芥川龍之介全集を買ってみました。



私のブログを読んでくださっている方は「え⁉️」ですよね😅
「南総里見八犬伝はどうした❓」と。

なかなか八犬伝に戻れないモヤモヤを晴らすという面があったかもしれませんが、もちろん読みますのでご安心を👍


きっかけはやはり「日本の作家 名表現辞典」。

芥川龍之介について書かれた内容を読んでこの辞典は手元に置くべきと判断し、そこに書かれたことを実際に本で確かめたくて購入の検討を開始。

文庫で気になる本から買う、文庫で全集を買うなどの選択肢がありましたが、思った以上に高額になることが判明。ちくま版全集は8冊で7,876円❗️

文庫で読むとしても絶対やらないと決めていたことが一つ。それはバラバラの出版社で集めること。同じ作品を読んでも微妙にニュアンスが異なるのはよくあることなのでね。時間をかけながらでも重複しないように揃えられるかも気になる。

あと、出版された順番で読んでみたいという気持ちがあったのも事実。

となると大型の全集か❓
A5サイズとなると手に取る頻度が落ちるのではないかと思いながらもネット検索する。岩波書店、筑摩書房、角川書店、中央公論社というメジャーな出版社をはじめ、ノーベル書房、創元社、昭和出版社、ほるぷ出版からも出ているみたい。

とある情報によると筑摩書房版は「全集と言いながら全集ではない」と。作品数がかなりあるので事実確認はできませんでしたが、「そうかもしれない」と思いながら買うのはイヤ。
調べた結果、中古販売数も多くてしっかりしていそうなのが岩波書店。実際に評判も高いのでここをターゲットにして調べてみました。

まず、岩波書店は芥川龍之介全集の歴史と伝統があります。
他の出版社を抑えて20世紀の間に5回も全集を発行。
①昭和2-3年(1927-1928)に全8冊(全7巻、別巻1冊)の全集を出版。
②昭和9-10年(1934-1935) に全10巻の普及版。
③昭和29-30年(1954-1955年)に全20冊(全19巻、別巻1冊)の戦後初の全集で新書版。
④昭和52-53年(1977-1978)に全12巻。
⑤平成7-10年(1995-1998)に全24巻の新版全集。

そして何より、芥川龍之介本人が岩波書店からの出版を希望していたから。
《芥川龍之介全集刊行については、生前、大正十五年十月、新潮社と契約がとりかはしてありました。ところが遺書には、
僕の作品の出版権は(若し出版するものありとせん乎)岩波茂雄氏に譲与すべし。(僕の新潮社に対する契約は破棄す。)僕は夏目先生を愛するが故に先生と出版書肆を同じうせんことを希望す。但し装幀は小穴隆一氏を煩はすことを条件とすべし。(若し岩波氏の承諾を得ざる時は既に本となれるものの外は如何なる書肆よりも出すべからず。)勿論出版する期限等は全部岩波氏に一任すべし。この問題も谷口氏の意力に待つこと多かるべし。」

師と仰ぐ夏目漱石と同じ出版社を選んだんですね。

ということで岩波書店に決定。

今回は読みやすそうな新書版サイズの③を選びました。
(③昭和29-30年(1954-1955年)に全20冊(全19巻と別巻1冊)の戦後初の全集)
支払額はポイントを使って実質3,700円(送料込み)。ちくま文庫の半額以下です👍
日本の古本屋サイトでも安く売っていますが、送料を考えると結局5,000円以上になるのがほとんど。しかも大型(A5サイズ)のハードカバーが12冊〜24冊の構成となると買って満足して終わりそうで😅
(ちなみに3,500円の12冊セットだと送料が1,620円❗️)

ところで、なぜ新書サイズで発行されたのかは次のとあるサイトからの引用で分かります。
岩波書店は、昭和29 (1954) 年から30 (1955) 年にかけて、新書版サイズの普及版 「芥川龍之介全集」 を刊行した。全集の本体は、第1巻~第19巻の19冊であったが、さらに20冊目としてこの 「芥川龍之介案内」 が出た。奥付には、「第二十回配本」 とあって、全集中の1冊として扱われている。
同書店からは、この 「芥川龍之介全集」 に先立って、やはり同サイズの普及版 「二葉亭四迷全集」 および 「啄木全集」 が刊行されたが (いずれも昭和28-29年)、両全集にはそれぞれ 「二葉亭四迷案内」 ・ 「啄木案内」 が付属していた。 「芥川龍之介案内」は、これらの例に倣って制作されたのである。

他の作家全集も作る関係なのですね。
新書サイズの全集があったなんて全く知りませんでした。

新書サイズ版を選んだのにはもう一つ理由が。
作品が書かれた順番に読めるということ。
同じ岩波書店の全集でもそうなっていないものもあり、且つ大判でハードカバーとなると読む頻度はかなり減るのではないか❓という心配を一挙両得的に解決してくれました👍
有朋堂版「南総里見八犬伝」も新書サイズだし、八犬伝で読み慣れてきた旧字体であることも今となっては重要なポイント。
せっかくなので書かれた通りに読んでみたいと思ったのは至極当たり前のことでした。

現代の仮名遣いのなんと味気ないこと。
と思うようになったのは成長の証か⁉️🤣


51歳になってもまだまだ好奇心旺盛な事がわかったし、これからは八犬伝と芥川作品に埋もれるように過ごしたいと思います😆