2016.6.23 退院後9日目 呼吸器外科の診察 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

今日は、退院後9日目である。
呼吸器外科のK医師の診察があった。それと同時に採血と肺のレントゲン撮影も。

体調と傷口の痛みについて聞かれた。
体調は頗る良い。非常に元気。食欲もある。ラジオ体操もしている。
傷口は寝返りを打つと傷の部分が少々痛い程度。それと、今日まで傷口を縛る糸があったので、違和感があった。
K医師によれば、少々傷口の部分がかぶれを起こしているようだとの事。
それに傷口の内部は既に閉じているが、表面部分が少し口が開いているとの事。
どうりで痛いわけだ。
絆創膏だと被れることもあるので、ガーゼを大きめに当てて分泌液を吸収する方が良いと説明された。

当初は本日に抜糸をして、風呂につかることができるかと思っていたが、次回の診察までお預けとなった。
仕方がない。

採血の結果は、非常に順調であった。
特に以前はγ-GTPが基準値の三倍あったが、基準値内に収まっている。
やはり酒を断っているのが大きいようだ。

四月当初からほとんど飲んでいない。今まで退院時に缶ビールを一缶だけ飲んだぐらいである。
結局、最初の喉越しの一杯があればそれで良い訳で、必ずしも「アルコールがなければ」と言う訳ではない事が判った。よって、ノンアルコールビール(炭酸飲料の表示)を飲んでいるが、今では全然平気になってしまった。

大腸癌の主治医の再診予約を取った。
当初は三か月先まで予約が一杯ですと言われたが、直接に主治医に連絡して貰って、7月8日で予約をして貰った。 
週に一度の金曜日だけの診察のため仕方がないが、配慮をして貰ったようでありがたい。

とりあえず現段階で表面化した癌は切除できた。
血管を通じて、更に腫瘍が転移して表面化する可能性は否定できない。
でも、早期に発見して、小さいうちに其の芽を摘むしかない。
原発性の大腸癌部分は削除したのだから、癌の供給源は断った。後は残党の始末だけと思いたい。