2016.5.4 手術翌々日(術後二日目) | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。


第二ICUは今日の朝までで、十時には一般病棟へ戻った。
普通に歩けるので一般病棟へは歩いて行けると思ったが、指示通りに車椅子に乗った。

戻った病室は、ナースステーションの近くのリハビリルームだった。
一般の四人部屋と変わらないように思ったが、少々広いのかもしれない。
それにシャワールームはなかった。心電図は必要ないと外された。

麻酔のフェンタニル(点滴)が終了した。
硬膜外の麻酔アナペインはまだ明日の朝ぐらいまではあるらしい。
フェンタニルは癌疼痛治療法の3段階中の3段階目だそうで、要するに強力だと言う事だろう。

夜中に痛みが来る事が多いらしく、術後1日目の夜はぺンタジンを2日目の夜はロピオンを追加点滴して貰った。
このお陰で術後にそれ程の痛みもなく、ここまでこれたのであろう。ありがたいものだ。

食事は今日が術後2日目ではあるが、三食しっかり食べた。大腸の時とはえらい違いだ。
だが、便通がまだない。ガスは少し出るようになった。
最初はガスが出そうでもお腹に力が入らないので、うまく排出できなかった。お腹に吸収されたようだ。

そして、尿道カテーテルがまだ入っている。これが今一番嫌な奴だ。
看護師によれば、明日には抜くことができる見込みだと聞いた。 嬉しかった。

リハビリルームは看護師が近くにいるため、急を要する場合は良いが、反面、すべてのナースコールが近くで鳴る。
だから患者によって善し悪しだ。自分は同じ術後ではあるがそれ程の必要性はなかった。