8日に呼吸器外科の診断があった。
CTの画像を一緒に見せて貰った。
大分薄切りに撮られたCTの画像で肺の部分をじっくり見たが、肺の淵に一箇所だけ湖に浮かぶ小島のように腫瘍が見える。
大きさは1cmで一個だけのようだ。
N医師からは、この状態であれば胸腔鏡での部分削除で行けそうですねといわれた。
左脇の下あたりに三個の穴を空けて、カメラと二個のカンシを入れて手術をするようだ。
肺も肝臓と同様に腫瘍が一個だけであり比較的手術しやすいと言うことであろうか。
勿論、癌の手術であり大変な手術であることには変わりないと考えてはいるが、たとえ比較の話であっても良い状態であると思えれば、それだけでも嬉しいものである。
手術については、同時に行う場合も検討したようであるが、やはり肝臓のほうを先にやって、落ち着いてから肺をやりましょうと言うことになった。
まあ、同時にやれば痛いのも辛いのも一回で済むし、期間も短いかなと思ったけれども、やはり安全を最優先にしたいので入院が長くなっても分けて手術して貰う事になってよかったと思っている。
但し、これで切除したとしてもこの先に再発しないと保証されるわけではないと考えている。
まだ、表面化しない癌が潜んでいる可能性はあると思っている。
とにかく、定期的に検査をして、小さいうちに目を摘む。これしかないだろう。