2015.3.6 外来診療と癌腫瘍マーカー | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

退院してから三回目の外来診療である。
抗がん剤を飲み始めて二週間目でもあり、副作用の有無を含めた問診であった。

副作用は、殆ど感じていない。
発疹も抗がん剤を飲み始めた初日に感じた以降は、今日までない。
もっとも、通勤時や日中でも頻便である。
これが副作用なのかどうかは判らない。

主治医に頻便であることを告げても、それは便を溜める器官である直腸を切っていますからね。と副作用ではないように説明されている。

外来診療では、毎回採血をして検査結果も説明されている。
今回は、癌腫瘍マーカーについての説明もあった。

「癌胎児性抗原(CEA)」 結果 0.9  基準値 0.0 - 5.0 (ng/ml)

CEAは胎児の消化器細胞だけにあるタンパクの一種ですが、がん細胞が増殖している組織内からもつくり出されます。消化器系がんのスクリーニング検査として広く用いられ、また、がん治療後の経過観察、再発や転移の早期発見にも重要です。(腫瘍マーカー.com より)

これ以外にもCA19-9(消化器がん、とくに膵臓がんの診断に有効)などの腫瘍マーカーも確認するようだ。

また、肝臓のAST(GOT)、ALT(GPT)、腎臓の尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cra)
推算糸球体濾過率(eGFR) なども数値を確認して異常がないかを確認する必要があるとの事。
幸いにも、これらの数値は基準値の範囲内であり安心した。

自分は、お酒が好きで以前は相当量を飲んでいたので、肝臓が心配だった。
勿論、肝臓に関する数値は基準値を常に超えて居た。
今回の入院・手術を機会に禁酒したところ忽ちに肝臓に関する数値が基準値に戻った。

それで、そのまま禁酒すれば良いのに、性懲りもなく少しずつだが、飲んでいるのである。
当然、これらの数値が気になるものだが、有難いことに基準値のままであった。
主治医も節度を持って飲むのであれば、それと必ず休肝日を設けることを指示された。

お酒は楽しく、美味しく飲みたいものだ。