大腸の内視鏡検査へ | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

Tクリニックでは苦痛のない内視鏡検査がウリのようです。
技術的にも優れているのかもしれませんが、希望すれば麻酔しての検査も可能です。

今回、事前の説明で「胃の内視鏡検査も同日で可能ですよ。」と言われて考えました。
何度も内視鏡を受けるより、いっその事同時にしたほうが効率がいいなと。
それに、以前受けた胃の内視鏡検査で泣くほどの辛さを味わっていますが、胃だって心配です。

それで、今回麻酔を使用して両方を一気に検査することを選びました。

まず、血液検査をして点滴を受けて、それから喉もとの静脈のエコー検査も受けました。
暫く待ってから、いよいよ内視鏡検査のようです。

水あめのようなものを口に含んでから、指示どおりに飲み込んで検査台に横になりました。
それから医師から名前を聞かれ、よろしくお願いしますと話をしたあたりから何となく記憶があいまいになりました。
痛みや苦しみは全くありません。
なんとなくおなかの中を何かが動いているような感覚はありましたが、どれ位の時間が経ったかもわからないまま終了です。
この間に胃の内視鏡検査及び大腸の内視鏡検査が終わったようです。

もう既に夕方でした。
終了後に医師からの説明はなく、検査及び処置を説明した紙をもらってその日は帰りました。
明日、医師から説明がありますとのこと。

この時に貰った説明書には大腸がんはありませんでしたと書いてあったんで、安心したんですが、実は翌日の医師の説明はこれとは違っていたんですね。