人が怖い。
いつも笑って誤魔化している自分がいた。
いざここまで悩むと誰に言っていいのかわからない。
食べるのが怖いのに過食が止まらない。
人前に出るのも怖い。
部活はついに4年になり、副主将となっていた私。
誰にも言えない。立っているのがやっとだった。
そして心の糸が切れてしまう。
毎日家に帰ると過呼吸になっていた。
止められない。
それでも這い上がって次の日の夕方には部活に行っていた。
怖い。怖いよ。
夜は寝れない日々。
寝れたとしても1時間後には起きてしまう。
なんでなの。問いだけが残った。
2〜3週間そんな状態が続いたとき、試合の前々日の日に
死にたいと心から思った。
そして、紐を用意した。
けどきっと止めて欲しかったんだと思う。
親友に深夜に連絡をした。
「もうダメかも。」
親友からすぐに連絡がきた。
「逃げていいんだよ。」
そっか。逃げていいんだ。
何かの呪縛に囚われていた私に取っては
その言葉が欲しかったのかもしれない。
そして家を出た。