新年、明けましておめでとうございます!
横浜市都筑区で育児発達支援室ここんを開室しています、小児作業療法士の定金雅子です。
新年仕事始めの方も多い中、こちらは珍しく雪景色です。
まっさらな初心を思い出せ、ということでしょうか。
新年の初雪を見ながら、身体中の感覚が研ぎ澄まされていくようでした。
2021年は、たくさんの挑戦に向かって私自身トライアンドエラーの連続でした。
心も体も追いつかなくなり、去年の秋からは事務局と広報部門をつくり、初めてここんの裏舞台を任せられる仲間ができました。
そして、おやこクラスで学びたいと言ってくれる仲間がクラスのアシスタントに入ってくれるようになりました。
1人で抱えていたものをどんどん人に頼って任せることで、救われたことがたくさんありました。
その反面、今まで1人でやってきたからこそ、人に仕事をお願いすることで思いを忠実に言語化して伝えることの難しさにも直面しました。
色んな人に助けられ、支えられていることを実感するからこそ、守りに入りそうになる自分。
『あえて、事業を大きくしなくても良いんじゃないか・・・』
『これ以上はもう私のキャパオーバーなんじゃないか・・・』
あれこれできない理由を探して、自分の感受性を押し殺してしまいそうになる自分にずっと苛立っていました。
楽な方に流れたくなってしまう自分の背中に、幾度ととなく問いかけてきたこと。
何がしたくて事業を始めたんだ?
何がしたくて睡眠も家族との時間も削ってここまで走ってきたんだ?
その答えは、私が作業療法士になると決意したあの日から始まった挑戦だった、ということを今日の雪が思い出させてくれました。
「障がいがある子もない子も、自分が暮らす地域でその子の可能性を最大限に引き出してその子らしく生きるお手伝いがしたい。」
高校生だった私が、当時ボランティア活動を通して重症心身障がい児施設で出会ったたくさんの友達のために、私は自分の人生を捧げようと思ったあの日の決意。
どんな子ども達も、周りの人から愛され、大切にされ、必要とされる社会であって欲しい。
もしも、我が子を可愛いと思えない程に育児が辛くなっているのなら、どうか私たちに頼って欲しい。
どんな親子にも等しく、療育を受けられる権利を保証し支援を選べる社会を作っていきたい。
かかりつけ療法士という存在が地域の中で育児発達支援をする文化が当たり前の世の中になるために、今年も初心を忘れず邁進していこうと思います。
今まで出会ってくださった皆様、そしてこれから出会う皆様と一緒に新しい日々を創っていけることにワクワクしています。
新しい一年、どうぞよろしくお願いいたします!
2022年 定金雅子