こんにちは。
先日お届けした、
「絵本が好きになる子の4つの習慣」の後半です。
今回は、お子さんの情緒に働きかける方法をお伝えします。
この記事を読んで下さっている、お父さん、お母さんは、絵本をご自分が読んでいますか?
絵本は子供が読むものと思われていないでしょうか?
実は、私が一番有効だと思っている習慣は、
③「親自身が絵本を読む姿を見せること」
なのです。
それはなぜか?
みなさんは、ミラーニューロンという言葉を聞いたことがありますか?
ミラーニューロンは別名、「ものまね細胞」とも呼ばれ、他人の行動を見ただけで、自分もそれを行った時と同じような脳活動を引き起こす、神経細胞の事です。
「人があくびをしているのを見たら、思わず自分もあくびをしてしまった」
「腕組みをしている人を見たら、自分も腕組みをしていた」
という経験はありませんか?
これも実は、ミラーニューロンが関係していると言われています。
つまり絵本を赤ちゃんに読ませようとするよりも、パパやママが面白そうに絵本を読んでいる姿を見せる事で、このミラーニューロンを活性化させ、お子さんのやってみようかなという模倣スイッチを入れるのです。
また、ミラーニューロンは共感力や、他人の行為の意味を理解する機能を持つとも言われています。
1996年にイタリアで発見されたばかりのミラーニューロン。
実は、私の大学時代の卒論のテーマでもありました。
まだまだ研究段階にありますが、このミラーニューロンを上手く活用する事で、子育てにも様々な良い効果があるのでは??と思っています^^
まさにベビーサインはこのミラーニューロンを利用した最適なコミュニケーションツールだとも思っています!!
(ベビーサインとミラーニューロンの関係性について、しっかり研究してみたいというのが私の夢の一つでもあります)
ここまでのお話は、作業療法士としての脳科学をベースにした参考にして頂きたい習慣でした。
最後の習慣は、
④絵本の時間を親子のスキンシップの時間にする事
です。
やはり、お子さんにとって絵本の時間がパパやママとの愛着の時間であることがとても大切です。
何かを教え込もうとしたり、絵本の内容を確認することは、リラックスして絵本を楽しむ事を妨げてしまいます。
ベビーサインを教える時も、絵本の世界を楽しんだ後、イラストとして絵本を使う事をおすすめしています。
また、赤ちゃんが読みたいように、ページを飛ばしてしまったり、何度も同じ本を読もうとしたりしても、赤ちゃんのペースに合わせましょうね。
赤ちゃんなりの読み方は、月齢とともに成長していきますので、その時々の読み方をそのまま受け入れてください。
お膝の上に座り、優しく触れてもらいながら、柔らかな声での心地よい読み聞かせ。
時には、ワクワクするようなお話の世界を一緒に楽しむ、そんな親子の時間を絵本を通して過ごして頂ければと思います^^
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