進路 Final | progress

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高2の息子は自閉症スペクトラム。

ときどき、更新します(^^;)

この前の記事から、またまたあっという間に日々が過ぎ、今日で3月が終わります。


この間に、卒業式があり、入試があり、合格発表があり…。

卒業式では、ずっと義務教育の終了を望んでいたのに、寂しくて、心細くなった自
分にびっくりしました。
もう少しもう少し、中学生でいさせて…と思ったりして。勝手ですね汗

義務教育の終了は、敷かれたレールではなく、進む道を選択し、それに責任を持つこと。
この重さを実感した日でした。

そして、高校入試。2日間にわたって行われました。
1日目の学力検査で、かなり手応えがあったようで、2日目は、笑顔で出掛けて行った息子
でした。

そしてそして、合格発表。
午後からの発表だったので、朝から息子も私も、ソワソワ。
夫と息子で見に行きました。
家で待つ私は、ドキドキでした。
合格したら電話ちょうだいね と話しておいたので、携帯を握りしめ待ちました。
発表予定時間から数分後、携帯が鳴りました。
周りの喧騒と、息子の興奮した声が聞こえました。

「合格!!!!~うれしいよ~」

「よかったね。がんばったものね。」と答えつつ、私の心の中は、複雑で。

入学することが現実になる不安が押し寄せてきました。

でも、でも、今日だけは喜ぼうと気持ちを切り替えました。

この日はお祝いクラッカー息子の大好物が夕食にたくさんならびました。


発表の数日後には、合格者指導があって、息子にとっての最初の試練でした。
体育着を試着し、注文書を記入し、代金を払う。教科書を購入しバックに積め、持ち帰る。
誰も助けてくれる人がいない中で、なんとかやることができたようでした。
ただ、力無しの息子。父親と校門の前で待ち合わせをしていたのですが、行き違ってしま
い、重い教科書をひとりで持ち帰ってきました。
顔面蒼白な息子。
先輩からキャリーバッグがよいとアドバイスを受けていたのに、父親が持つからと言い、
ボストンバッグを持たされ、挙げ句、行き違いになってしまった。
疲れ切ってしまい、怒る気力もないようすでした。
こういった行き違いはよくあることですが、今日だけはうまくいってほしかったのに…と
本当に残念に思いました。




現在息子は、大量の宿題との格闘を終え、旅に出ております。


そして私達親は、少しでもよいスタートが切れるようにと、高校への面談を申し込み、
明日、高校へ出向く予定です。
くしくも明日は、障害者差別解消法の施行開始日。
この法律によって、支援が手厚くなるとは思えませんが、高校側も意識はしているはず。
がんばっている息子を見守ってやってほしい。それだけが、私の願いです。


備忘録として書いてきた、「進路」の記事はこれでおしまいです。