星野仙一・大久保博元は「球畜」 | 世界一小さい新聞

星野仙一・大久保博元は「球畜」

■前西武二軍打撃コーチのデーブ大久保といえば、西武球団を相手取って、「若手選手への暴力行為は事実誤認だ」とか、「昨年7月の契約解除は無効だ」とか訴えていた。ところが、昨日、東京地裁に請求を放棄する書面を代理人弁護士が提出したという。


■大久保側は、訴え取り下げの手続きを取ったけど、西武側は同意しなかった。そりゃそうだ。取り下げたと聞いて「ああ、そうですか」で済む問題ではない。だから、西武側に対して、請求に理由がないと本人が自分で認める「放棄」を要求して、訴訟を終わらせたのだ。これは普通なら「屈辱」的行為だ。しかしこの男はそういうことを平気でやる。大久保が理不尽な要求のために弁護士を雇い、着手金を払ったのは勝手だ。しかし、西武側は受けて立たねばならないから必要にせまられて弁護士に着手金を支払わねばならなかった。大久保は「放棄」だけでなく、頭を下げて詫びろ。それから楽天へ行け。


■訴訟放棄の理由は、楽天の星野仙一監督から一軍の打撃コーチへの要請があったからだ。要するにプロ野球でもう一度コーチができるのなら、訴訟を放棄してもかまわないと判断したわけだ。これでは、訴えられた西武側が、大久保側が西武球団の主張を全面的に認めたものと理解しても、至極もっともだ。逆に西武側にたいして大久保が、請求理由がないにもかかわらず、また「若手選手への暴力行為は事実極その通り」「昨年7月の契約解除は有効だ」と認識していたにもかかわらず、裁判所を利用して、まるでごろつきヤクザのように因縁をつけた形だ。


■大久保自身は、自分がやったことを反省して、しばらく謹慎するのが常識ある大人の選択行動である。しかし、目の前にコーチ職がぶら下がると、すかさず問題すり替えで、自己中的判断をとるところは、さすがに、女性に暴力を振るったり、若手選手から金を巻き上げたり、コーチ風をふかして暴力行為に及ぶ、クソコーチだけのことはある。西武時代の悪行をけろっと忘れて、新天地・楽天で若手を指導するポジションにつこうとしている。5位で低迷の星野監督も何だか以前からヤクザ臭がちらちらするだけあって、尋常な神経は持ち合わせていないと思う。


■バ・リーグ5位では星野監督のプライドが許さないと思うが、本人は来期も続投、その開き直りの天晴れさはセ・リーグ4位で辞めた阪神真弓監督の潔さの足元にも及ばない。星野監督は晩節を汚した、と世界一は言っておきたい。デーブ大久保という恥さらしの暴力元コーチが抱く西武側への逆恨みの気持ちを楽天のために利用しようと、星野監督がたくらんでいるのは明らかだ。


■元暴力コーチ(暴力コーチだったことは自身が裁判所で認め、西武球団に迷惑をかけたことの謝罪もない)大久保、(この暴力男から西武側の情報を得ようとする)星野監督は、スポーツマン精神を欠く醜い野球人である。軽蔑して「球畜」と呼ぶのがふさわしいだろう。