「結果を基に助産師からの支援を考えていきます!」新しく聖路加国際大学院生さんからお礼とご報が♪
前回に引きつづき、もうお一人
聖路加国際大学の大学院生さんから
みなさまへのお礼と
無事に完成した研究の報告をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
院生さんからのお礼のメッセージ
みなさま、この度は、
『乳児を持つ母親のソーシャルサポート』の
研究にご協力いただき、
誠にありがとうございました。
この結果を基に、
助産師からの支援を考えていきたいと思います。
聖路加国際大学大学院
ウィメンズヘルス・助産学
丸田和美
研究報告
【タイトル】
乳児を育てている母親のソーシャルサポート:
SNSと助産師の対面式支援との比較
【調査・研究方法】
インタビュー調査を行い、SNSと助産師の対面式支援について比較・検討。
●調査対象者数
・初産婦18名
・母親の年齢は27歳から41歳
・乳児の月齢は1カ月から9カ月
●SNSの利用状況
・13名が発信、5名が閲覧のみ
・SNSで積極的交流を行っている母親は12名
【研究結果】
『SNSによるソーシャルサポート』
ママにとってSNSのソーシャルサポートは…
「育児の情報を得る場所」、
「共感や安心を得る」、
「交流のできる場所」、
「息抜きの場所」、
「毒を知りながら使う場所」
に分けられ、
大きく
『情報的サポート』と
『情緒的サポート』 に分かれていました。
『助産師による対面式支援について』
「聞いてもらえて安心した」、
「トラブルや疑問が解決した」、
「大丈夫という保証を得た」、
「寄り添い、大切にしてもらった」、
などの声があった一方
「望んでいたものでなく落胆した」という意見も。
大きくは
『情報的サポート』、『情緒的サポート』、
『道具的サポート』、『評価的サポート』に分かれていました。
なお、『SNSによるソーシャルサポート』と
『助産師による対面支援』の両方に共通して…
「サポートを求めたにもかかわらず得られなかった」
という痛い経験を持っている方が、みられました。