災害専門の獣医師が地震や災害が起きた時に猫を守る方法を解説しているYouTube動画です。
実体験からのお話しです。
①猫は同行避難しようとした時いない。
見つからない。部屋にはいてもどこにいるかわからなくなる問題。
普段から安全な隠れ家になるような災害用のキャリーを部屋に置いておき、慣れてもらう。通院の時のものとは別にする。
という提案がありましたが、パニックになった時にそのキャリーに入ってくれなければ、役立たない。
補足
普段過ごしている部屋で、猫が隠れやすいところを覚えておく。
部屋の中で、手の届かない場所は作らないようにする。どこでも手を伸ばせば猫を捕まえられるようにしておく。
怖がりな猫ちゃんは、お客様が来た時に隠れる場所が元々あるはずなので、その場所は緊急時に捕まえやすいように整理しておく。
❌本棚の裏に入っちゃったら、出てくるまで待つしかない。
❌ベッドの下に入ったら手が届かない
❌押入れあけっぱなし
⭕️隠れたくなるような箱や猫ベッド、屋根付きトイレなどを無駄に設置しておく。
プラス、閉めたらそのまま持ち出せるキャリーを置いておく。
②自分(人間)が逃げられる動線を確保しておくこと。
自分が逃げられなければ、せっかく猫をキャリーに入れられても連れて逃げられない。
玄関前の脱走防止柵はベビーキャットレスキューでは緊急時に逃げ遅れる要因となるため、お願いしておりません。
※ベビーキャットレスキューで飼育している子猫は小さな時から育ててるため、あえて外に出ようとする子はいないからできる事でもありますので、他の団体の対策を否定するものではありません。
一刻を争うときに一つ扉が多い事はパニックの元にもなるし、手間取り時間のロスになります。
①避難する時には、本人の匂いがついたキャリーとぬくぬくあったかな布も一緒に。
自分の匂いがあるのと無いのでは安心の度合いが全然ちがう。
動物の匂いは布につきます。
隠れ場所として設置した物の中にあったかな敷物をいつも入れておいてください。
ふだんは定期的に洗う事。不衛生になるほど放置はいけません。洗ってはまた入れるようにします。
②避難所で緊張から水を飲まない事がある。
ウェットフードは普段から取り入れて食べられるようにしておいた方がいい。
お水を強制的に飲ませられるようにシリンジも持っていた方がいいかも?
またドライも1〜2種類しか食べられないようだと、緊急事に手に入らない時に食べなかったら、困るので、色々与えて慣らしておく事が大事。
③猫は人馴れしてないと凶暴性が強くなり、ケアも治療もできなくなり、食事もせずで命を落とす事がある。
※先生のお話しだと1週間くらいは食事をしなくても問題ではない。
補足
それ以上食べないと肝リピドーシスになってしまう危険性あり。
飼い主さんには慣れてても、他の人は全くダメ。という猫もけっこういますよね。
どーしたらいいの?
日頃から来客に協力してもらい、、の話が出て来ましたが、神経質な猫にとってはお客が来ること自体がストレスなので、菊地的にはお勧めできないなぁーー。
日頃からストレスをかけることをあえてしてると、飼い主との絆が崩壊しかねない。
一番大事なのは飼い主との絆だと私は思ってる。
犬がなぜ猫より避難がしやすいか?
それこそ、飼い主との絆だと思う。亡くなったチワワの雪も雷などで怖い時には私の足元に助けを求めてきたものです。
逆に犬の場合、飼い主を助けようとして近くにやってくることもあります。
猫は独立心が旺盛で、人に頼ったりしないので何かの時には自分で身を守ろうとする.その行動が隠れるという行動※↓です。
でも、飼い主さんが大好きであれば、呼んだら必ず反応する。出てくる。または隠れてるところを見つけて声かけて顔を見せたら安心するし抱き上げたらされるままになる。
そういう絆は猫でも作れます。
日頃からやってほしいのは、ここだと考えてます。
ふだんは、飼い主には何をされてもOKな猫にしておくことを目標に。ベビーキャットの卒業生は意外にそういう子は多いのですが、もともとノラ出身の猫は警戒心が強くてそうはいかないのよねー。
猫でも呼び戻しができるようにしておく。
飼い主の声を覚えてもらう。
慣れてなくてもこれは出来る
災害時の事を考えたら、まず迎える時点で人馴れしてない子は避けることをお勧めする。
私たちほど猫に慣れてる人間でも、パニックを起こし凶暴化した猫を助けるのは至難の業です。
飼い主に懐いている猫はパニックを起こしても、飼い主を襲うようなことはまずないです。
※猫は自立心が強く自分で身を守ろうとする、この行動は否定的に捉える物ではありません。
獣医さんの動画の中で言ってたように人が一番身を守るのが下手なので、激甚災害などの時には人間の家族を優先して避難してください。猫はほんの少しの隙間から自分で逃げる事が出来、身を守れます。
同伴避難ができるのは、あくまでも少し時間に余裕のある避難の時です。とはいえ、東北や能登のような事は一生に一度あるかないかですので、ペットは同行避難の想定で考えておくべきですね。
インスタに災害対策の動画を短編で載せてますのでそれも参考に載せておきます。
ブログの記事にしたやつです。
地震で部屋がぐっちゃぐちゃになってしまい、猫がどこにいるのか、わかんない。
そんな時やっと見つけた猫を、片付けが済むまで入れておく、などの使い方をします。
避難した場合にもこのまま、数日ならケージの代わりに使えます。
モデルのトットちゃんが、えらくおとなしいので簡単にできてますが、抵抗する子はそう簡単ではありません。
そういう子はまた別な方法があります。
が、まずはふだん懐いていてキャリーに入れようとすると逃げ回る、って猫ちゃんにこの抱き方でやってみてください。
ただし、キャリーのタイプが違うと失敗します。
またキャリーの背(向こう側)を壁に押し付けた形でやらないと猫が蹴って、キャリーがずれてなかなか入れられない事もあります。
まずは猫を抱える練習をしてみてね。
今日は災害対策ここまで、
つ、づ、く
昨年の猫たちの続きです。
トム
茨城で両目から出血している状態で保護され、緊急引き取りになりました。
写真は保護から数日経ったものです。
比較的に短期間で、大変よくなりました。
右目も失明してるとばかり思っていたのですが、温存できました!
ほんと、これには驚いた
先生もびっくりしていました。
のちに里親さんから送られて来た写真がこちら
またまた、びっくり
ゾロくん、綺麗なブルーアイだったんだねぇ!
雅(みやび)
友人が山の中で乳飲み子を拾って育てていたんだけど、下痢が良くならずで、命が危うくなったので、変わって治療し、育てました。
里親さんも決まってて、友人が乳飲み子恐怖症になってしまったので、譲渡まで預かって育てました。ギリギリまで、ちょいちょい具合悪くなるので、うちにいたときは手こずったのですが、結局3ヶ月くらいにお渡しし、その後、なんも問題なく元気に暮らしているようです。
やっぱり、ほんとは3ヶ月の譲渡が安心なんだよなぁと思った次第。
友人は自分で面倒見ていた時にストレスから膀胱炎になってしまったそうで。。具合の悪い乳飲み子いると、ほんとに寿命縮むからねぇ。
めちゃくちゃ感謝されました。
(死ぬとこだったから。
雅ちゃん、良く生きてくれた。)
友人にも里親さんにも。。笑
さと タロ こむぎ
里親さんが保護した黒猫3匹兄弟です。
連絡を貰いこちらで飼育のお手伝いをしました。
3匹は無理でもこのうち2匹を保護した里親さんが引き取りしてくれました。
ベリーちゃん
肝リピドーシスの猫の預かりでした。
重症で、亡くなってしまいました。
詳しくは過去ブログにあります。
8月に春に譲渡した子猫の1匹がFIP発症で手遅れで亡くなり、9月から、譲渡した猫にFIPが出て順に治療預かりをしています。
譲渡前の猫からも2匹発症猫が出て、四苦八苦。
今も続く。
ウーラーちゃん。
難治で(たぶん)副作用が出て来てボロボロ
投薬一時中止しています。
なかなか改善してこないのが、ウィルスに負けてるのか、副作用なのかわからなくなってます。
二度目のコロナの抗体価の結果が、400と下がっていたので、コロナウィルス自体は減って来てるのでは?と思える。
中止して3日目ですが、大きく変わる様子はなく、食事もまあまあ食べてくれています。
ドライは食べるけど、ウェットは給餌してます。
目力はある。
脱毛がひどい。皮膚に炎症も起こしてる。
ここまで来ると、、なんか、、やり過ぎな気がしてくる。実際には血液データでは問題ないので投薬は続けられるんだけど、ボロボロです。
人間のコロナが体内のあちこちの臓器で炎症を起こし、後遺症は慢性炎症状態になるんですけど、猫のFIPも似たようなものだと思います。
ウーラーは慢性症状に近い状態になっています。
治療、行き詰まっています。
ウーラーの症状は皮膚血管炎というものらしいのですが、、これ、調べてみると色んな原因で起こり、その中にFIPもある。
副作用ではなく、FIPの合併症である可能性もあるって事。副作用ならば薬を切ったら元に戻るので、切ってみたわけです。
けど
賭けだよね。