追記
書き方が誤解を招いてるようですので(よく読んでくれたらそんなことはないと思いますが。。)
また関係者に迷惑をかける事になるような事は避けたく思います。犯人探しのような事はやめてください。私が持つ情報は整理して公表します。
パルボウィルスは毎年どこかで発生しています。
ただこんな風に公表されないだけです。
(青文字部分が追記部分です。)
今までの概念を覆すもので容易にすり抜けて施設に入ります。現在わかっている状況までですが詳しい情報をお伝えします。
またベビーキャットレスキューの今後の活動の方向性についても記載します。
長文ですがお読みください。
うちで亡くなったロッタくんの兄弟猫の検査結果が出ました。血液が採れず便を採取して検査機関に出されたそうです。
抗原検査でパルボウィルスが出ました。
うちで亡くなった子猫はパルボウィルス感染だと判明しました。
今回の経緯をお話しします。
よく相談を受ける個人ボランティアさんより
電話で嘔吐の止まらない子猫の相談を受けました。四匹兄妹の一匹が嘔吐が止まらない。
先生は子猫用の高カロリーフードを与えるように言うんだけども大丈夫なのか?という相談でした。
高カロリーフードをあげていたのでは治るわけがない。と思い電話で下痢の治療について説明していましたがかなり切羽詰まった様子が見られていたのと彼女が仕事をしているため 見ようか?と
こちらから話しました。
それで預かるのであれば最低パルボでないことを確認してほしいと白血球数を調べてもらうことをお願いしました。
その検査結果がこちら![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
その結果白血球数が正常値でしたので受け入れることにしたんです。
子猫は吐き始めて3日目でしたのでパルボであれば確実に白血球数は減ってる時期です。
そこまで見越して引き受けました。
ボランティアさんには嘔吐が止まらなければ助けられない。死ぬかもしれないという事は前もって伝えてありました。
パルボでなくても嘔吐が止まらなければ子猫は助からない。
うちに来た日に「兄妹猫のもう一匹が嘔吐し始めました。二匹お願いできませんか?」
と言われましたが
あまりに二匹の状態に差がありすぎたため
二匹を同じキャリーで置いておけないと思い
まだ元気な子猫はお返ししました。
この返した子猫がこの後悪化し入院しました。
この子がのちに亡くなってデータを提供する子猫です。
3日吐いていたロッタくんはすでにくったりしていました。痩せて脱水もあり嘔吐も止まらないので次の日獣医に行きました。
引き受けてすぐに寄せてもらった情報により補液
抗生剤の他インターフェロンも注射をしてもらい連休にはいるため休みのあいだうちで打てるようにバイアルごと頂いてきました。
自宅で補液も注射もしていましたが嘔吐は止まらず吐き始めて5日(うちへ来て3日目)経った夜中に亡くなりました。
兄妹猫もさほど変わらぬ時間に亡くなりました。うちに来た日に吐き始めたので兄妹猫は発症して3日目に亡くなってます。
あまりに状態が悪かったため生きてるうちに血液が取れなかったので亡くなったらやろうと先生が言っていたそうでなんだかわからないのは気分が良くないでしょ?とおっしゃっていたそうで。。
残り二匹の兄弟猫は嘔吐はなく食欲が無くなるだけで下痢もなかったそうです。
ずっと強制給餌をしていました。
途中血液検査をしましたが二匹とも白血球数は正常値。
これも従来では自力で食べない猫は白血球数が減ってる事が多かったです。
![丸レッド](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/532.png)
![1](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/269.gif)
![2](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/270.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![3](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/271.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![4](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/272.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![5](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/273.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
また姿勢を見てもパルボ特有ではなかった。
![丸レッド](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/532.png)
![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
それは末期に嚥下が出来なくなること。
本人が飲みたがっていても嚥下困難になります。
今回もうタイムリミットだと思った日にシリンジで水分を入れたところこの点だけパルボと同じだと思った記憶があります。
最初の![1](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/269.gif)
で獣医でも見逃しています。
![1](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/269.gif)
![2](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/270.gif)
この検査をしてくださった獣医さんはずっと
パルボならこんなもんじゃないとパルボとは思えない。という見解でした。
だからこそ入院させてくれたとも考えられます。
パルボに感染してる猫を入院させるのは獣医にとってもかなりリスキーです。
また他の獣医さんでも白血球が下がってないので
パルボではないだろうと言いそれ以上の検査をしなかったというケースがあります。
これは獣医にも容易に入り込める、獣医にかけていて感染する、獣医の中で蔓延するという危険性が大であるという事です。
パルボという診断が出ないと、、、、
ボランティア施設では症状が収まりほぼ収束したら新規の猫の受け入れをする。
そしてまた新たな感染を引き起こす。
どんどん感染拡大をする。ということになります。
今年のパルボウィルスは新型といってもいいくらい(![左矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/123.png)
物の例えです。新型ウィルスではありません。)従来のものとは違っています。
![左矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/123.png)
![注意](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/111.png)
典型的な症状を多く見てきた経験者こそ騙される。ファーストインプレッションで違うという感覚を持つ。私もこれがありました。
別の例です。
こちらはパルボウィルスが特定できていません。(謎のウィルスとして究明中)
![左矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/123.png)
ワクチン接種してる成猫に感染したもの。
譲渡会参加猫の7割に譲渡会後より嘔吐の症状。
それぞれ受診し治癒まで4〜5日。
ワクチンしているため死ぬ猫はいなかったがパルボウィルスの検査もしていない。症状は軽いものから重いものまで様々。
また猫カフェでも出ています。
ほぼ全頭が不明なウィルス感染による腸炎を起こし大パニック。記事にしてるところと知り合いのカフェ二件。調べたらもっと出てくると思われます。
これらの症状は今回 発覚したパルボウィルスの症状と同じで下痢がない。という特徴があります。
以下私個人の考えです。
わたしはこの成猫に出たものもパルボウィルスと考えた方が良いと思っています。
獣医さんの中にもこれを聞いて感染症専門の獣医によるとそういうものは全部パルボだと言われてる。という意見や話しだけでそれはパルボですね。と言われた先生もいます。
里親さんで自宅の猫が感染した時にパルボだと言われた方もいます。
今年の腸炎はもしはっきりさせたければ
遺伝子検査か便の抗原検査でないと出ないかもしれません。
この感染症は昨年末くらいからあちこちで出ており現在に至るまで猛威を奮っているようです。
報告は主に関東圏ですが遠方のものもあります。
どちらにしても(謎のウィルスだとしてもパルボだとしても)警戒しておくに越した事はありません。
成猫の感染については連休明けに検査を予定しています。里親会から持ち帰った感染症で柴宅に蔓延が見られたため茨城の獣医さんにお願いしてあります。
まとめ
![丸レッド](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/532.png)
(便でするパルボキットで出るかもしれません が下痢をしてない状態で出るか不明)
![丸レッド](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/532.png)
(従来でも無くはないがこれほどまでに感染するのではワクチンの効果に疑問が出る。)
![丸レッド](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/532.png)
以上から飼い猫も含めて全ての猫に危険があるということです。
今後の活動について
ベビーキャットレスキューの菊地、柴宅は
10月まで閉鎖とします。
他の3名でやれるだけの頭数になってしまいますので縮小してしまいますがどうぞよろしくお願いします。
今までであればワクチンしてれば🆗でしたので子猫の受け入れストップし今いる子を出したあとはワクチンをした猫から入れることができましたが
それも今年は危なくてできません。
どのように対処したらいいのか考えるのに昨日丸一日要しました。
今までメンバー宅で危険な状態になった猫をいったん菊地が預かり治療回復してからまた戻すという事をしてきたのですがそれができないとなると今年はメンバーにとっても苦難です。
このままでは死ぬ。と思われる状態になった時だけ引き受ける事にしたいと思っています。
参考に資料を添付します。
症状が消えたあとにもウィルスの排泄が6週間程度持続すると記載があります。![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
こちらには数週から数ヶ月に渡り排泄されるとあります。![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
これは症状の出ていた猫が治って良かった。では済まない事です。
この時期に先住猫のおられるお宅に譲渡したら先住猫ちゃんに感染します。
今まではワクチンをしてあれば安心してだせたのですが今年はやめた方がいいと思います。
全ての猫がいなくなってもパルボウィルスは半年〜1年以上感染力を持ったままの状態で生存できる。と書いてあります。
これがほんとうに怖い。
消毒しきれなかったところに生きたウィルスがいたら同じ施設でまた感染猫が出るという事です。
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
手袋のご寄付が届きました。
お心遣いありがとうございます。
ワクチン後の成猫に流行している嘔吐が主症状の胃腸炎について連休明けに検査予定を
組みましたのでまた結果がで次第
報告致します。
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
大変有難いのですが今年は物資やら医療その他のサポートもできません。
保護主さんからの個人依頼をそのまま丸投げの形でお願いするようになってしまいます。
保護猫がパルボを持ってない保証もできません。
自分のところにもし成猫にもうつるパルボが入ったらどうするか?をよく考えた上で活動をお願いします。
もしそうなってしまっても私は責任を取れません。なので例年のように安易にお願いできないという気持ちです。
どうかご理解下さい。
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
誰が悪いのでもないですしいつみなさんのお宅に入るかもわかりません。
明らかに管理が悪い事が原因の場合もありますのでそのあたりの誤解を避けるために今回どこから入ったかをはっきり記載しました。
現在 全部で7頭。
そのうち成猫に感染が2頭(ワクチン接種済み)
子猫で嘔吐一回回復して食べている子が1頭。
ワクチン未接種のおチビさんが2頭。
残り2頭は無症状で元気です。
経過についてはまた報告していきます。
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
ノロウィルスの消毒法に準じます。
疑問のある方は遠慮なく質問してください。
非難コメントはお控え下さい。
参考にうちで今吐いてるルーチェの吐物の写真あげておきます。