今日はほんとに基本的なこと。。。
猫ってどんな生き物??
猫と人がともに生活していくときに人も猫の行動をある程度容認します。
壁や家具を爪で傷にする。ウンチやおしっこで床を汚す。など。。
臭いや毛の問題。など。。。
でも実は猫も人との暮らしをしていく中で(特に日本は)我慢をしています。
野生の本能むきだしの猫とは暮らせないですよね。
本能をある程度抑えてもらいうまく人との生活に順応してもらいます。
でも本能はゼロにはなりません。だからこそ猫ってどういう生き物なのか?を
知っておく必要があるわけです。
上手に仲良く猫によけいなストレスをかけずに生活するためには
猫が本能的に求めるものをある程度満たしてやる必要があります。
最近は外への出入りをさせる方は田舎の方の方だけになり(??)
猫の本来の姿が見えなくなっています。
最初から猫は室内で飼うものと思っていてそれしか知らない方も多いのではないでしょうか?
本来の猫の姿や生き方、習性を知って猫を室内で飼うときにどんな工夫をしてやったら
猫らしく楽しくストレスをためないで生活できるのか?
その点を少し考えたいと思います。
これは岩合光昭さんの写真集です。
ねこは野生動物だ。と書いてあります。
これを読んで そうそうって納得する方は猫本来の姿をよく知ってる人。
いやいやペットだしって思ってる方は猫をよく知らない人です。
猫ほどペットという文字がそぐわないペットはいません。
(と私は思っています。)
ペット→一般的には愛玩を目的をして飼育される動物のこと。(ウィキペディアより)
犬には愛玩犬というものがありますが猫にはありません。
猫でもかなり人が手を入れて交配されたものはありますが
かなり野生の残る種です。
そのために野生をひきださないような飼育の仕方も必要になってきます。
→それはのちほど。
1)広いテリトリーを持つ。
毎日そこを巡回して歩きます
野良ネコの生活圏(の中に縄張り(テリトリーがある))は
メス猫で1.68平方キロメートル オス猫で6.12平方キロメートルに及ぶという結果があるそうです、
(1988年ケンブリッジ大学の調査)
これはメスは日本のティズニーランド3.5個分 オスは13個分の広さに相当するそうです
餌のあるなしでこれは変わってきてえさの豊富なところだと狭くなり
少ないと捜し歩くため40平方キロメートルまで広がることが観察されているそうです。
オスは発情期に家を出てしまうと帰ってきません。
それはメス猫を求めてうろうろして歩きどんどん知らないところまで行ってしまうからです。
でもメスはえさのありかにとどまることが多いようです。
☆でも出入り自由のおうちのある猫ちゃんの場合はこれよりずっと狭い(サッカーグラウンドの1、5倍くら
い)という観察もなされています。
本来猫はひとところにいるものではない、ということ。
室内をこの広さと比べたら1匹でも狭いと言わざるを得ません。
おうちの広さを考えて頭数を適正にしてください。
多頭飼育は猫にとっていいとは言えません。
オスの問題行動はたいていここから来ます。
2)運動する。高い場所の確保。
運動能力が高い。
見ていたらヒヤッとすることも平気でやってのけます。
十分な運動のできる広さがありますか?
木登り大好き
猫は高いところが大好き。
猫社会では高いところにいるものが強いので落ち着かないときにも
高いところにあがりたがります。
慣れていない猫は人より目線が高いことによって落ち着こうとします。
猫の運動は上下運動。
木ほど高いものは室内にはありませんけどそれに近いものがありますか?
高いところを登ったり降りたりすることがストレス発散になりますし
猫独特の運動はこういうことで発揮されしなやかな筋肉を作っていきます。
3)狩りをする。
外には猫の好奇心を刺激する生き物がたくさん。
猫の動体視力はすごいものです。ゴキブリでもネズミでも一撃で仕留めます。
生きたオモチャとして遊びに使う場合もあるし狩りをして食べてしまうこともあります。
外にはたくさんの面白い動くおもちゃがあります。
ゴキブリ、ネズミ、こうもり、せみ、トカゲ、ヤモリ、スズメ、ハト、など。。。
なんでも仕留めてきます。
室内で狩りをしてる気分になるオモチャはありますか?
オモチャの選び方については少し注意する点があります。それものちほど。
4)お気に入りの寝床
実は野良ネコは安心できる寝床は人にみられない場所なのでこの写真はお昼寝の場所くらいの
物だと思います。写真が適切でないのですが。。。
猫は1日のほとんど20時間近くも寝るといわれており
実はこのお気に入りの寝床。というのが一番大事だったりします。
あったかで安心できる場所であること。
猫によって好きな場所は違うし好きな猫ベッドも違うのでどんなタイプのベッドが好きで
どこの場所が好きなのか観察してみてください。
以上 猫の生態におおまかですが考えてみました。
写真はすべてお借りしています。
自分のうちの環境について見直してみてください。
猫も人も楽しく暮らしてほしいですね。
追記:下書きが残っていました。
お見苦しくて申し訳ありませんでした。編集しなおしました。