この間、実家に帰った。
車で1時間もかからないくらいの距離だから、月に1度は、お米なんかをわけてもらいに帰っている。
ご飯を一緒に食べながら両親と話してたんだけど、思いがけず、ドキッとしてしまった。
毎年5月、両親は仕事の組合の人たちと旅行をしてるんだけど、行き先は鹿児島だったり、天草だったりで。
そしてなんと、今年は四国だそうで。
「いいな~」とは言っといたものの、あたしが四国旅行計画してることは内緒なので・・・。
すごい偶然。
で、話は、昔家族で四国に行った時のことになって、あたしは小さかったからほとんど覚えてないんだけど、
鳴門のうずしおを見たのだけ、そこだけうっすら覚えてる。
こんぴらさんのとこで、旅館に泊まったらしいんだけど、そこでどうやら、ひと悶着・・・。
最初に金額を交渉したらしいんだけど、その後、やっぱり部屋を移ってと言われたらしい。
繁忙期だったのかな・・・、よくわからないけど。
父は小さい子供が3人もいるのにそれはできないと断ったら、金額をあげられたらしっくて・・・。
「2度といくか」
とご立腹。
それであたしなんとなく腑に落ちるものがありました。
だ~か~ら~、あたしなかなか行けなかったのかなと。
旅館も悪かったんだとは思うけど、うちの父もかなりの頑固者だしな。
こんぴらさんに対しての「2度といくか」じゃなくて、旅館に対しての「2度といくか」だったけど、
やっぱりこんぴらさんにケンカうっちゃったみたいになってんのかなぁ・・・。
よしっ、ここはあたしが一足先に行って、仲直りしてこなくっちゃって、勝手な使命感。
今が行くタイミングだったのかな。
全ては必然。
あたしのなかで父は偉大な存在である。
1人暮らしをするようになって、あらためて実感。
何年か前、父の死を異常に怖がっていたときがあって、あゆの歌を聴いてたらなんか想像しちゃって。
想像しながら泣く、みたいな・・・。
なんてネガティブ。
それだけ父は大きな存在で、父親の死、マジで怖い。
でも今は逆に、父は死なない、なんて思ってる。
頑固な父だけど、あたしたちのことは守ってくれているし、そんな父はやっぱり心強いし、そして何より優しいのです。
面と向かっては絶対言えないけど、本当に感謝の気持ちでいっぱいだよ。
というか、父と母の子供で幸せです。
親孝行とかも恥ずかしくて、したい気持ちは本当にあるのに、あたしはいつまでも甘えてしまう。
甘えることが、あたしなりの親孝行とでもいいますか・・・。
親を超えたくない、というか・・・。
あたしはいつまでも、2人の子供でいたいから。
ほんとーにこんな娘でごめんね、ありがとう。