先生のレッスン♪〜芸術家がどうやって作品にメッセージを込めてきたか〜 | SZ

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とある音楽家の地球生活のカケラたち

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Tashi Delek (コンニチハ)!! ばんどうしづかです▼・ェ・▼
いつも見に来てくれて、ありがとう。私は元気ですドキドキ



$板東靜 - Listening is Believing -




あなたには仕事や生きていく活動の上で、大切にしている事はありますか?
「生きているものが、生きているものに伝えられるもの」
……これは、私の理念のひとつです。


私達の大切な文化や歴史は、
コップに入った水を、器から器へ大切に移しかえてゆくように、守られ育てられ伝えられていくもの。
アートに生きる者としては特に、脈々と受け継がれ、継いでいく、
その営みに、何よりもかけがえのなさを見いだす。
ダンスや音楽、絵のスタイルというのは、ある意味では、
それの着ている服や容れ物のようなものだ。


(※先日書いた、'性と表現'についての光合成日記で、
生命の仕組みにオスとメスの性別ができたと同時に、個体の死が生まれた、と書いた。
自分の体(容れ物)は必ず滅びるが、次の生命へ命を受け継いでいく、という営みと同じこと。
詳しくはコチラ右矢印『赤いランドセルの暴力』)




色々なものが抜け落ちた文字や楽譜、何かのスタイルの現れ、
そういう〈乾いたミイラ〉ではないものが肝心。
芸術は、たくさんの人や才能や努力によって決死の覚悟で
その命を繋いで繋いで、輝き生きている。

永遠の命を支えるものは、計り知れない。



たとえば、現代、
戦争、戦後を生きて世界を支えてきた人々が、
人生の集大成として「何を伝えられるか」「何を残せるか」に日々、
一生懸命に走り回っておられる。
私はそれを、【今】、
できる限り近くで見たい、全力で受け止めたい。


そうしなくては!とすごく感じ、自分なりに行動している。



インドへダライラマ法王にお会いしに行った。

New York Timesで「全米で最も忙しい人特集」に掲載された事もある、N.Y.の先生のお手伝いを通して、
世界中で困っている子ども達はたくさんいるけど、ではなぜ、今ここに学校を建てるのか、
それは'失われてはいけない文化がある'という事、そして
’意味のある時に、意味のある場所へいく’という仕事のスタイル、生き方を直に学びとる。
あこがれの映画の制作に関わる。



最近の私の挙動不審(に見えてるよね…笑)な行動の訳。


生きている水の一滴一滴からできた芸術の大河、それを今、世代をこえ、つなぐ重要なタイミングだと思っている。
20年後、本、作品や功績になってからじゃダメなのだ。


…「生きているものが生きているものに伝えられるもの」…




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 前置きが長くなったが、
久しぶりに自分が学ぶ方のレッスンを、ジャズピアニストの先生に受けた。

一般の歴史もそうだが、
音楽の世界における言葉の意味や、歴史的事実の多くは、
本当の事は、書籍にもインターネットにも実は載っていない(!)。


だから、ダイレクトに師匠から学び、交流できる時間はとても実りがあり、楽しい。
意味のある、時間なのだ。



今回のレッスンでは、

【芸術家が当時の厳しい国の体制や制約の中で、
曲の中にどうやってメッセージを残してきたか】だった。



今の日本では想像しにくいかもしれないが、
ほんの最近まで(今でも世界にはたくさんあるけど)
政治の体制や事情が変わる毎に、人々は多くの縛りを受け、
アーティストは命からがら、色々のチャレンジをしたり、亡命を余儀なくされたりしてきた。


何を描いたかが目に見えて分かりやすい文学や美術に比べ、
’証拠’を掴みにくい音楽は、
結構やばい!!主張を、音楽家が作品に込めてきている。
(文学や美術でも、もちろんそういった作品はたくさん存在する)



何かについて口にする事、
本当の自分たちの文化や大事なメッセージを残す事が禁じられたとき、
いつの時代も芸術は、体をはって、真実を宿し、伝え、受け継いでいく役割を果たしてきた。




社会主義ソビエトの中で書かれた、
ショスタコービチの交響曲第五番『革命』のメッセージ。

フランスが生んだ、ど天才、ビゼーのオペラ『カルメン』。

東京芸大のシステム。

北野武のものの見方。

Universityの観念。

アナーキズム。

カラオケで歌うために何度聴いても覚えられないポップスに対して、
音楽の授業でてきとうに一度だけ耳にした名曲を、誰もが覚えてしまっている事。

名作品は、「何万部売れたから」「何億の税金を払ったから」という数字や話題で、
世に残ってきたのではない、芸術の価値の不思議。





そういった事をみっちりと検証、教えて頂く事ができた。
生きる指針が定まっていく。





さいごに、先生は、

… 30、40%で折り合いをつけて生きている人は、そこらに伍萬といる。
もちろん、それを悪いとは言わないが、100%で生きなあかんヤツも必要なんや。
僕は、その役回りを、音楽家として、日々生きてるわけや。これからも。

ほんで、
「それが1oo%なんですか?そんなもんじゃないですよ。これが120%の生き方ですよ」
って人が、後世に出てくるために。…


とおっしゃった(^ー^)





 「真実を見るための嘘」 - ピカソが自分の作品に対して -



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$板東靜 - Listening is Believing -


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◆ばんどうしづか今後の予定◆


合格7月27日17:00~@MOVE21
『土曜ステージ』ソロ出演
右矢印循環するアジア

※入場無料
(約10分間の’チョイ出’ですが、今回限りのオリジナルStageです。
お近くの方はよかったらお立ちよりください)



合格8/17(土)、10/19(土)変更になりました→11/16(土)の15:00~、12/14(土)
大阿闍梨の釈正輪 老師を講師に迎えておべんきょ会@MOVE21
参加費¥3500 (事前申込み要)
前回
『刀の心・技・体』のレポートはコチラ
右矢印ブシドーに学ぶ「強さとはしなやかさ」



合格飛行機10/21~11/3はNew Yorkにいます。


合格音譜10月より新プログラム「音と暮らしのコンサルタント」、
人数限定の体験版はじめます。協力頂けるモニター募集です。



合格音譜曲作りに励んでいます。



ご予約、お問い合わせ、お仕事依頼は、

palet.planet♪gmail.com
(お手数ですが、♪を@に変えておくってください手紙音譜)


まで、よろしくおねがいします^^

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Bando Shizuka/

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