もうゴールデンウィークが始まっているらしいと聞いて、
ビックリしたての板東靜です。
昨日はニューヨークの先生、
愛称「タイフーンレディ」のDr.K が大阪にいらしたので、一日お手伝いしてました。
その時に先生がお話された、とあるエピソード【どろぼうさんは立派な先生】を紹介します。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「
もうずっとずっと前…
Dr.Kがインドを友人達と訪れた時のこと。
滞在したホテルのロビーで、時間があったので皆で瞑想をする事になった。
呼吸を整え、集中し、
穏やかな心でじっと輪になって座る。
皆の表情は和らぎ、
それは素晴らしい時間だったそうだ。
そのあと、ふと自分のバッグを探すと、置いたはずの場所と異なるところにあるではないか。
不思議に思って、バッグの中を調べてみたら、
何とお財布がなくなっていた!
当然Dr.K は驚き、
感情的になって騒いでしまった。
するとそれが連鎖したように、
皆も慌てたり怒ったり、わぁわぁ言いだした。
Dr.K はその瞬間、
冷静になって
このときの自分の態度を反省した。
「ああ、私は何て事をしたんだろう…。
せっかく今まで皆が
まるで仏様のようなお顔になって瞑想していたのに、
私の機嫌ひとつで
台無しになってしまった…!」
次に
Dr.K の口から自然に言葉が出ていた。
「……あげたの!!」
「そのお金が
私よりも必要だった方に
あげたんだった~!」
みんなは
「えーーっ!?」
と仰天して、次第に笑い出してしまった。
ああよかったなと思っていたら、
皆が彼女のためにカンパして
少しずつお金を集めてくれて、
はじめに持ち合わせた
盗まれたお金の額よりも
たくさんのお金が
Dr.K のもとに戻ってきたのだった…。
この出来事の'おかげで'、
みんなが笑い、
多くの事を学び、
お金まで増えてしまった。
先生はこのときの事をこうおっしゃいました。
「あのどろぼうさんはね、
私は一生わすれない、
人生の立派な立派な'先生'なの☆」
変えられるものと
変えられないもの
それを本当に見極めてベストを尽くすと
良いことだらけということ。
そして先生は最後にひとこと、
「ジムで体の筋肉を鍛えるように、
皆おろそかにしてるけど
心だって訓練が必要なのよ。
ほっちらかしてたら、感情は野生の馬と同じ。
自分をふりまわして勝手に好きな方向に行ってしまうもの。」
Bando Shizuka/