もうここで最後までつとめられるのかなと思っていた会社から人員整理されクビになった私。再転職を余儀なくされたとき、「私ってこんなに転職してたんだ」って長い歴史と共によみがえる様々な出来事。

 

それをつづったブログの5弾(7社~)。

 

 

  7社目

パワハラ女上司によって、育休明け初めての仕事(6社目)も終了し、

7社目となったのが、私にとってかなり大きい存在となった会社だ。

 

ソフトウェアを扱う会社。勤務地も家から1時間半は片道かかるし、当時は派遣で交通費は出なかったので時給は安かった。

でも、お迎えのため、勤務時間は時短の10時~16時。

かなり変則的な勤務で私ぐらいだった。(会社は9時~18時)

 

なかなか子持ちでは仕事が見つからない状況で、

半ばヤケになって決めた仕事だった。

 

でもトータルで5年以上も働くことになるとはその時の私は夢にも思わなかったな。

 

そこでは知的財産の管理ということで仕事もそんな難しいものではなかった。

ちょっと変わった人も多いし、出入り(入社・退職)が多く情報量についていけなかったが、ビジネスのイロハはここでたくさん学んだ気もする。

 

なぜか、ブラックでもないし人も悪い人はいないのに

辞めてく人が多かったその理由はやはり方針変更があまりにも多かったことにあるだろう。

 

異動も多いし、上司もコロコロかわる。

部署名変更も頻繁だったし、直前の変更も当たり前のようで行き当たりばったり感は否めない。

 

そんな中私は派遣という外側で異動とは関係ないポジションだったので

 

すぐクビ(契約終了)になるかと思っていたが(実際、派遣の人たちは1年とっもたなかった)のらりくらりと3年半はいることになった。

 

なんで、そこで契約終了したか?

 

2人目の出産である。

 

当時、周りが2人目がどんどん生まれていてあせった私は完全に2人目不妊状態だった。そこの会社で社員の人がいて、おなじく2人目が欲しい人が「子供生まれないですね~」と言いながらけっこう不摂生な生活とかして、かつ持病もあったのにあっけなく妊娠してそのときはつらかった。

 

一人目がいるから、と思うものの子供の世界に飛び込むと否応にでも見える兄弟の子供たち。当たり前のような光景が自分にないことにただただ希望を見失いかけていたものだ。

 

でもある日、運命的に「引き寄せの法則」の本に出会い、そこから二人目を授かれるようになったのはまた別なお話で・・・・

 

 

3年半もつとめていた7社目は当然社員の話も出ていて、そんな折の妊娠だったが

最後まで契約をもらうことができ、円満退社・・・・という形で終わったのだった。

 

もうここに来ることはないんだろうな・・と最終日にビルから出て思ったのにその3年後にまた再び来ることがあるとは・・・その時の自分は当然わからない。

 

 

そうして、高齢出産で2人目を生むことになったのである。

 

1年、久しぶりの育児をこなし、さあ就職先をと決めたのが

次の最短2か月で終わった会社である。

 

 

  8社目

 

もしかしたら史上最短かつ史上最悪の会社かもしれない。

 

結果的にクビ(契約終了)だったけれどそれでよかったと心から思えたところだ。

 

面談で私の様々な経歴に興味を持ち、期待大で迎えられたその職場。

 

建築関係の会社で、全国展開しているようだが、その東京の本社ビルは他複数入っているビルでとても小さかった。

 

エレベーターは一つ、なので朝の出勤タイムは大混雑で20分近くエレベーターにのれないこともしばしば。

なので、だいたいは階段を上っていく。

5階なので朝から結構つかれる。

しかも古いビルだら水漏れしているからなのか、夏場にもなると大量の小さい虫が飛んでいるのでずっといれない。

 

そして、私の所属する事務所も狭いところで人数もそんなにいないけれどまったく会話もなくシン・・・・としているのである。

コンピュータのキーボードを叩く音だけが響く会社ではじめは引き継いでくれる人に話しかけるにも躊躇する。

 

また、お昼は時間が決まってない上、休憩スペース等はなく、その部屋で食べなくてはいけないので咀嚼音が響くほどだった。なぜか社員の人はお昼を1時とか2時とか遅めに食べる人が多かったので、お弁当持参だった私は肩身狭い思いで食べるしかなかった。

 

なので、たまにはと週1くらいで外食とも思うがなかなか近くに飲食店もない。

仕方がないので、お弁当持参で公園のベンチ等で食べるしかなかった。

 

トイレも個室1個、洗面所も一人立てばせいっぱいの広さでゆっくりもできない。

 

そんな環境がいいとは言えない中で支えになったのは2人の優しい社員の方だった。

 

一人は明るくて、イメージフジテレビの軽部さんのような見た目で、その部屋の中でも唯一といえるぐらい明るいキャラクターの方で、わからないことはその人にばかり聞いていた。

 

もう一人は違う階だけども美人でマドンナみたいな人。

やさしくてあこがれるような・・・ときどき5階部屋に来ては、話しかけてくれたりしてこの人とランチいきたいなーと思っていた。

 

そんな中、2か月でクビ(契約終了)となった理由は

 

頼んでいた仕事でデータがおかしくなっていたこと

 

だった。派遣の担当者も「そんな1回のミスで・・」とは言ってくれたものの

内情はわからないのでどうしようもできなかったという。

 

まあ、私もSalesforceを使ったことなく、1回しか操作を教えてもらえなかったので

間違えてしまったけれど。期待値が多かっただけにすぐにジャッジが下されたのでしょうね。

 

その後は上司からはほとんど大した仕事も与えられず、軽部アナ似の社員さんがやっている簡単な仕事を回してくれたくらいだ。(派遣は仕事が忙しいより無いほうがつらい)

 

でも、自分としては不本意ではありつつも、ホッともしたのだ。

 

今度はちゃんと環境の良いところに勤めよう・・・と思ったのだった。

 

でもなぜか、軽部アナ似のやさしい社員の方も同じ日やめるとなってそれを最終日に聞かされて、逆にプレゼントももらったけど(ハンカチ)何もお返しできなかったのが悔やまれて帰りは泣いたな。本当にいい人だったなあ、と。

地獄のオアシスのような人だった。

 

 

そうして9社目へと続く・・・・・