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有難うございます。
新券を手にする機会が多いということは、エネルギーが整っているからです。
今のエネルギーを保つ為にも、何かしらの浄化をなさってみては如何でしょうか。
ささっ、本文を読んでくださいませ。
人生を「修行」「苦行」と仰る方がいらっしゃいますが、私にとって人生は「旅行」です。
多分、私は、この旅行は何度目かなのだと思います。
私は今、五十代です。
この世に来て半世紀以上になります。
ここまで来るには、本当にさまざまなことがありました。
正直、「どうしろっていうのよ！！！」と泣き崩れたこともありました。
でも、私は今生きています。
旅先では様々なことが起こります。
十年以上前のことですが、私は、セドナに一人旅に出掛けました。
最初から、乗り換えの飛行機が遅れるわ、散々でしたが、滞在していた時間は充実していました。
ですが、ですが、帰国の日、私は飛行機の時間を間違えてしまいました。
慌ててチェックアウトをして、空港までレンタカーを飛ばしました。
アクセルは、ベタ踏みです。
空港の前に車を着けて、荷物を降ろしてチェックインしようとすると、空港警備の方が、「あぁ、ここは車だけを停めるって出来ないんだ。人が乗っていないと、ここには停められない」とのこと。
『時間が無いのに・・・』と思っていると、その方は、誰かに呼ばれ、その場を去りました。
その隙に、私は自分の荷物を空港内に入れ、チェックインをしました。
もう、レンタカー屋さんまで、車を返しに行く時間はありませんでしたので、向かいの駐車場に車を停め、空港内へ戻りました。
そして、私が乗る航空会社（だったと思うのですが、記憶が定かではありません）のIDを首から下げていた男性スタッフに、レンタカーの鍵と駐車する際に受け取った紙を渡し、「私は、今から、飛行機に乗って日本に帰らなきゃいけないの。レンタカーを返している時間が無いの。だから、貴方が返してきて。お願い」というと、男性は右手の指を擦りました。
『分かってるわよ。貴方たちは、チップの国の方だもの。そりゃ、困っている人を見て、助けてあげようという気持ちよりも、良い思い出を持ち帰る為に協力してあげたいと思うよりも、チップが大事。そんなこと分かってますよ。大丈夫。私は、あと成田に着くだけだから、別にいらないの。貴方に渡します。でも・・・』
私は、お金を渡しながら、その男性の首から下がっているIDを引っ張り、「この人たちと一緒に私は並べないの。だから、貴方のこのIDで、私を優先してゲートまで連れて行って」とお願いしました。
ギリギリセーフ。
飛行機に乗れました。
旅先って、何が起こるか分からないです。
ですが、旅先でのアクシデントに対し、全てを諦めてしまうのではなく、最後まで全力で取り組んでみることだと思います。
「そんなことできるんだったら・・・」と、ボヤく方は、ここに来てはいけないんです。
来たんですから、今も、ここで過ごしているんですから、勇気と工夫で乗り越えることです。
私は、今回も「今までの旅の中で最高だったーーーーーーー！」と、晴れ晴れとした気持ちで、大本に戻りたいです。
みんなで一緒にそうしましょうよ♪
沢山の方々に読んで頂きたく、参加させて頂いております。
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発売日：2016/02/20
出版社：ＫＡＤＯＫＡＷＡ
