消化不良 | 不思議なことはまだまだ起こる

不思議なことはまだまだ起こる

不思議なことはまだまだ起こる。
この言葉が私の頭の天辺からつま先までを抜けた。
この日から、私は自分の人生が自分の思うがままに生きられることを知った。人生って最高!

 私が、目には見えない様々な体験をさせて頂くことになった時、最初は有頂天でした。
「あれっ?これも繋がってる」「これもそうなんだ」「わぁ~い。わぁ~い♪」と思い、とても楽しかったです。
ですが、一時期、「ねぇ、最近、何にも無いんですけどぉ・・・」「どうしてでしょうか」「これで終わり?」とか、色んなことを、誰に対してと言う訳でも無く、なじるように思っていたことがあります。
「ねぇ、待ってるんですけど・・・」と思い、本を読んでみたり、むやみにいろんな所に出掛けてみたり・・・。
でも、全く腑に落ちる体験が出来なくて・・・。虚しくなりました。
じりじりと待つ日々が暫く続き・・・とうとう私は、「もう、いい!」「もう、どうでもいい!」と、半ば投げやりな気持ちになってしまって・・・。
でも、でも・・・今までのことを無かったことには出来ない。
どうしたらいいの?どうしたら・・・。
私は、これまでのことを振り返って確かめていました。
これがこうでしょ?この時、こうだったでしょ?だから、此処に繋がって、こう。
それを考えているうちに、涙が出てきました。
「こんなことってあるの?」「でも、実際に起こっていることだもの」「信じられるかな・・・私」「信じるって決めたんだもの・・・信じる」
私は、ずっと葛藤していたんです。信じると決めたものの、心細くて。私という存在だけが、どこか遠くに弾き飛ばされるのでは無いだろうか、なんてことも思ったりして。

そうやって、自分の本当の気持ちと向き合った時、「今のままでいい」「きっと、今のことにも意味がある」と思えたんです。焦るよりも、待ってみよう、もっと自分を信じてみようと思いました。
そうすると、また色んな事が始まって・・・。
またまた、沢山の体験をさせて頂きました。
目まぐるしい日々が続き、またそれが落ち着きました。
その時、気が付いたことがあったんです。
私は欲張って、あれもこれもと考えていたんだ。今の自分に必要じゃないことさえ、取り込もうとしていたんだということです。
私がじりじりと待っていた時間は、守護や補助の人たちからしたら、「一度に沢山飲み込まないでね。よーく咀嚼してから飲み込むのよ」と待っていてくれた時間だったんです。
実際に私たちは生きている上で、沢山の物を摂取していますが、あれもこれもと口に入れ、慌てて飲み込んでしまえば消化不良を起こします。
同じことなのだと思いました。
だから、「ねえ、これもう味しないんですけどぉ」と思うものでも、ちゃんと噛んで喉の奥に「ごっくん!」とするまでは、待っていてくれるのです。
動きの無い時間は、決して無駄な時間ではありません。
その時間があるからこそ、次の体験がすんなり入ってくるのだと思います。



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