世界保健機関(WHO)によれば、2023年には世界で30万人超の感染が報告され、2022年に比べて8割近く増えた。特にヨーロッパでは増加が著しく、2023年には前年比で40倍以上の4万2200人が感染した。新型コロナウイルスの流行期に麻疹ワクチンの接種率が下がったことが、感染が増えている主な原因だ。

ワクチンを接種していない状態で麻疹にかかると、5人のうち1人は入院が必要になるという。麻疹にかかった子どもは、20人のうち1人が肺炎を発症する。肺炎は、子どもが麻疹で死亡する原因で最も多い。もうひとつの大きなリスクは脳炎(脳の腫れ)であり、これは麻疹に感染してから1週間以内に、推定1000人に1人の割合で起こる。

 麻疹ウイルスに感染した患者の中には、ごく少数、のちに「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」という病気を発症する人たちがいる。SSPEは、ウイルスが脳に感染し、そのまま休眠状態を保ったのち、数年後に発症する病気だ。SSPEの症状としては、認知機能の低下、行動の変化、運動機能の問題(制御不能な動きや発作など)、失明が挙げられる。

 症状が進むと、歩行能力を失ったり、昏睡状態に陥ったりすることもある。SSPEに根本的な治療法は存在しない。「SSPEになれば100%死に至ります」と、オランダ、エラスムス・ロッテルダム大学のウイルス学者リック・デ・スワルト氏は言う。「本当に恐ろしい病気なのです」。麻疹患者10万人のうち、4~11人がSSPEを発症し、1歳よりも前に麻疹にかかった子どもの場合、この数は18人にまで増える。

「麻疹から回復した人の免疫が抑制された状態になることは、何十年も前から知られていました」と、カナダ、ウェスタン大学の免疫学教授マンスール・ヘアリファー氏は説明する。つまり、麻疹にかかった人は、麻疹とは無関係の感染症で死亡する可能性が大きく高まるという。

 空気を介して広がることから呼吸器系ウイルスとみなされている麻疹ウイルスだが、研究からは、免疫系の「記憶細胞」に感染して死滅させることがわかっていると、2018年に学術誌「Nature Communications」に掲載された論文の著者の一人であるデ・スワルト氏は説明する。

 

 

 

恐怖、がん発症の元従業員の血液から高濃度PFOA

 

発がん性が指摘されている化学物質PFOAを長年扱ってきた工場の元従業員の血液から高濃度のPFOAが検出された。元従業員は退職後に舌がんを発症した。

 

 

 

「腸内細菌叢」(腸内マイクロバイオーム)

 

皮膚や鼻の穴など、人の体には、無数の細菌が生息しているが、その最たるものが腸だ。腸の表面には細菌が40兆ほど共生していると言われている。人間の全身の「細胞の数」が37兆個であることを考えると、その膨大さが分かるだろう。腸内細菌の遺伝子総量は、ヒトの100倍以上にもなるともいわれている。

 

 

 

維新;高齢者は「原則3割」負担 

 

維新が医療制度改革の提言 現役負担を軽減し少子化対策の財源確保

自民党も維新も、今の若者達が高齢になったなら、病院にも行かずに死ねと思っている。

自民党と維新が実行している事は、奨学金ローンをはじめ、若者達の未来を奪う悪政だ。

 

 

 

人工妊娠中絶

 

世界で初めて、女性が人工妊娠中絶を選ぶことを「保障された自由」と憲法に明記したフランス。時代遅れの日本とは大違いだ。

 

 

 

マンモグラフィに代わる超音波診断装置

 

超音波ブラ

日本人女性がもっとも罹患するがんと言われるのが「乳がん」。国立がん研究センターによると、2019年には年間97,142人が乳がんに罹り、2020年に14,650人が乳がんで亡くなっている。今や、日本人女性の9人に1人が乳がんに罹る。超音波パッチは、マンモグラフィに代わる、より快適で頻度の高い検査を提供。超音波診断装置に接続して電力を供給し、アプリを通じて鮮明な画像をスマートデバイスに送ることができると言う。

 

 

 

劇症型溶連菌

 

急速に症状が進み、致死率が3~7割と極めて高いことで知られる劇症型溶血性レンサ球菌感染症が、過去最多を記録した昨年を上回るペースで広がっている。患者数は今年に入ってからの2カ月間で既に昨年の4割に達した。

国立感染症研究所によると、昨年、全国で報告された患者は941人(暫定値)に上った。今年に入っても患者数は増えており、2月25日までに378人(速報値)に達した。秋田と岩手を除く45都道府県で確認されている。

 

 

 

真空は実は実在する「エーテル」だった。

 

 宇宙は誕生したとき、水と似たような秩序のない状態でした。そして、空っぽのようで実は物理的な実体を持つ真空の空間自体が、実はエネルギーを持っていたのです。このエネルギーのことを「真空のエネルギー」といいます。繰り返しますが生まれたての宇宙は秩序のない状態ですから「真空のエネルギー」は高い状態にありました。

 ところで、生まれたての宇宙空間自体にこのようなエネルギーがあるのならば、空間と時間についての方程式であるアインシュタイン方程式にも当然、普通の物質のエネルギーとともに、この真空のエネルギーも代入して計算しなければならないはずです。

 そう考えて私が実際に計算してみたところ、この真空のエネルギーは互いに押し合う力として働くということがわかりました。物質のエネルギーのように互いに引き合う力(引力)とは違い、互いに押し合い、空間を押し広げようとする力(斥力)として働くのです。そして、生まれたての宇宙は、この真空のエネルギーの力によって急激な加速膨張をすることが、すぐに計算できたのです。

 

 

 

オゼンピック

 

デンマークの医薬品メーカー、ノボ・ノルディスクの糖尿病治療薬「オゼンピック」は、腎疾患に関連したさまざまな健康への悪影響のリスクを24%減少させた。

 

 

 

サプリメント

 

サプリメントは厳しく規制されていない

 サプリメントに関するナショジオの記事のほぼすべてが、ある重要なポイントを指摘している。米食品医薬品局(FDA)はサプリメントを医薬品と同じようには規制していないという事実だ。つまり、企業はサプリメントを市販する前にFDAの承認を得る必要がない(編注:日本でもサプリメントは薬機法上の規制の対象外であり、原則として一般の食品と同様の扱い)。

 

 

 

RSウイルスワクチン

 

「コロナ以前、RSウイルス感染症は高齢者におけるインフルエンザ様症状疾患の原因の第3位」「米国では、RS感染症は50歳以上の成人の急性呼吸器感染症による受診の最大12%の原因」という報告がある。

 

 

 

フェゾリネタント

 

アステラス製薬は3月4日、閉経に伴う血管運動神経症状に対する治療薬フェゾリネタントについて、日本で臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。国内P3試験は▽投与12週間の有効性・安全性を評価するSTARLIGHT2▽52週間の安全性・忍容性を評価するSTARLIGHT3――の2本で構成。それぞれ約390人、約260人の組み入れを予定している。同薬は経口の非ホルモン薬。ニューロキニンBをブロックすることで脳の体温調節中枢のバランス回復を助け、ホットフラッシュや寝汗の回数や重症度を軽減する。欧米では「べオーザ」の製品名で昨年、承認を取得しており、アステラスは大型化を期待している。

長期的な副作用がどうなるかは不明である。

 

 

 

ガザ北部で「子供が餓死している」

 

世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は4日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区で、子供たちが餓死していると述べた。これがイスラエルがしていることだ。

 

 

 

特定の遺伝性眼疾患による視力の低下は、腸内細菌によって引き起こされる可能性がある

 

網膜に発現するCRB1遺伝子は、眼球に出入りする物質の調整を行う「血液網膜バリア」の構築に役立っていると考えられています。このCRB1遺伝子に変異がある場合、網膜色素変性症やレーバー先天性黒内障などの遺伝性眼疾患が生じるリスクが高まります。

CRB1遺伝子の変異に伴う眼疾患では、光感受性視細胞の薄い層状構造を網膜で発達させることができなくなり、異常に厚くなるため、視力の低下や喪失につながるとされています。これまでの研究で研究チームは、CRB1関連の眼疾患を持つ患者の目に細菌が異常に多かったことから、細菌が網膜に損傷を与えた結果視力の喪失につながるのではないかと推測していました。

新たに研究チームはマウスを用いた実験を行い、これまで脳と網膜色素上皮にのみ存在すると見られていたCRB1遺伝子によるタンパク質が、腸壁にも存在することを明らかにしました。CRB1タンパク質は、病原体や有害な細菌と戦い、体内の健康を維持するためのバリアを維持する上で重要な役割を果たします。一方でCRB1遺伝子に変異があると、CRB1遺伝子が十分に発現されず、保護のためのバリアが破れてしまいます。

研究チームによると、意図的にCRB1遺伝子に変異を起こしたマウスでは、腸内細菌が破れたバリアを通過し、血流を通って網膜に入り、視力を低下させるような病変を引き起こしたとのこと。一方でこれらの細菌に対し、抗生物質などの薬品を投与すると、それ以上のマウスの視力低下を防ぐことが可能でした。なお、抗生物質を投与しても損傷したバリアは回復しなかったことが報告されています。

 

 

 

BMI利用し「脳信号」で飲水

 

【3月4日 CGTN Japanese】中国の名門大学、清華大学の科学研究チームはこのほど、二つの事例を発表しました。重度の対まひ患者2人がそれぞれワイヤレス低侵襲埋め込み型ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)により、意思の制御によるカーソルの移動とグローブ型外骨格デバイスの保持を実現しました。うち14年間四肢まひだった1人の患者は初めて「手で水を飲む」ことを実現しました。

 

 

 

魚介類アレルギー

 

 食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)は、強い腹痛や吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸炎症状を引き起こす。ただ、一般の食物アレルギーと異なり皮膚や喉、呼吸の症状は起こさず、食後1時間以上経過してから胃腸炎症状が出るため、診断が難しいという。

 同センター・好酸球性消化管疾患研究室の野村伊知郎室長らの研究グループと草加市立病院(埼玉県)消化器内科の渡辺翔医長は、魚介類アレルギーがあると申告した成人を対象に調査を実施。海外の研究報告を基にした成人FPIES診断基準を活用した調査では、117人のうちの「22名(18.8%)がFPIESであると考えられた」とした。

 また、原因魚介類の最多は牡蠣などの貝類(45.4%)で、加熱・加工しても症状が出た。 成人FPIESは小児FPIESと比べて反復嘔吐が少なく、腹部の張り(81.8%)や強い腹痛(63.6%)をはじめとした、重篤な腹部症状を引き起こすことも判明した。なお、原因魚介類は一部だけであり、他の多くの魚介類は摂取可能だった。

 

 

 

「詐欺師」と「権力の亡者」それが政治家、有権者は「無気力」

 

…政治の危機を救うのは共産党による“世代交代”しかない

 

 

 

激増する梅毒

 

東京都感染症情報センターが公表しているデータによると、’06年に男性85人・女性27人(合計112人)だった患者数が、’23年には男性2409人・女性1292人(合計3701人)と33倍に膨れ上がっているのだ。

「新宿東口プライマリケアクリニック」の中村医師は「梅毒に限らず、淋病、クラミジアと性に関係する感染症が確実に増えています」と嘆いた。

「データを見ると、梅毒では女性の感染者の割合がかなり増えている。とくに20代の女性の感染報告が増えています。一方で、男性は20歳代~50歳代と広く感染者が分布しています」

ハッとした読者諸兄も少なくないだろう。この男女の組み合わせ、カネを持っている大人が20代の女性を買う“パパ活”と被るのだ。

 

 

 

「アライの」購入条件

 

▼18歳以上で、腹囲が男性は85センチ以上、女性は90センチ以上。

▼服用の3か月前から生活習慣を改善している人。運動と食事は服用中も継続しなくてはならない。

▼「高血圧」や「2型糖尿病」など、原則、肥満に関する健康障害のない人に限られる。

 

 

 

内視鏡AI

 

胃がんは2~3割程度見逃しがある病気とされています。

「AI」のサポートによって、▼医師の心理的な負担を軽減するほか、▼技術のばらつきを解消するなど医療の質を保つ狙いです。

 

 

 

「はだしのゲン」シリーズ50。悲しい再会。

  • 2019/03/02

 

 ―戦災孤児の悲哀―


「はだしのゲン」は、世界中に翻訳されて紹介されている、日本の侵略戦争当時の真実の歴史を、戦争と被爆を体験した生き証人である著者が記録した芸術作品です。

以下はブログ「平和を願う市民の集い」からお借りしました。

中公文庫コミック版 中沢啓治 作 「はだしのゲン」より。

 歴史修正主義の名で歴史的事実を歪曲しようとしている右翼団体「日本会議」は、安倍政権の自民党議員の過半数にとって代わっています。彼らの嘘とでっち上げは、全て戦争を知らない歪んだ右翼の捏造でしかありません。
「はだしのゲン」、それは実際に戦争中の日本に生きた一人の人物が、自ら目撃した事実を作品としてまとめた世界史上の貴重な資料であり、全世界から絶賛される、日本の誇る最高の反戦文学の一つです。
 中央公論の文庫コミック版を購入して一読されれば、その本当の価値を誰もが理解お出来になるでしょう。それこそが、日本の平和を守る本当の力になるのです。
 どうかお子さんのため、お孫さんのため、「はだしのゲン」の普及にご協力下さいますよう切に御願い申し上げます。


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 戦争を起こすのは、安倍晋三や右翼団体「日本会議」のような連中です。自分では指一本動かそうともしないくせに、国民を奴隷のように支配して、血と涙と汗で国民が稼いだお金を税金として徴収し、笑いながら横流しし浪費し、自分達の生きのかかった連中だけに分配するのです。

 こういった人間の屑共こそが「首相」、与党議員と自称して威張っているのです。

 それは安倍晋三の実の祖父であった岸信介のような戦争犯罪人共も同じ事でした。

 自分達は絶対に戦地には行かない。国民の若者達、父親達を戦場に送ってゲームのように戦わせ、犠牲になった人々には一切の責任も取らず、自分達の戦争犯罪を認める事がない。それは、今の安倍政権のしているありとあらゆる犯罪と巨悪の隠蔽、偽装工作、偽証、口裏合わせ、公文書偽造、証拠隠滅、証拠が残らないよう口頭でなされる安倍晋三の命令――これらの巨大な組織犯罪集団こそが、今の与党の本当の正体であり、安倍晋三の祖父である戦争犯罪人共の恥ずべき正体です。

 安倍晋三や右翼団体のような戦争犯罪人共のせいで、日本の国民は360万人も死にました。

 それだけではありません。両親を失い、我が家も焼き出された大量の孤児たちが、日本全土に溢れたのです。

 生きる術も住処もない。親の愛と庇護もない。戦争を起こした当時の政府が、この悲しい子供達の不幸の責任を一かけらでも取ろうとしたでしょうか? 安倍晋三の祖父や戦争犯罪人共が、この子達に救いの手を差し伸べたでしょうか? いいえ、決してそんな事はありません。
 
 戦争犯罪人共は、親を亡くした子供達を助けるどころか、一滴の涙も流しませんでした。笑いながら自己保身だけを考えていたのです。今の腐敗しきった安倍政権さながらに。

 自分の実の祖父が、中国や朝鮮半島、東南アジアでありとあらゆる残虐行為を働き侵略戦争を仕掛けた。虐殺、人体実験、生体解剖、略奪、土地横領、強姦、性奴隷化など、人類最悪の罪を犯した。
 にもかからず、安倍晋三と与党と右翼は、今もって中国・韓国などの近隣諸国に謝罪するどころか、手下のネトウヨを駆使して散々侮辱し、差別し、バッシングしています。

「日本人は優秀で偉大だ! 中国人や朝鮮人は劣等民族だ!」――こんな残酷で恥知らずな事を平気で言えるような残酷で厚顔無恥な人間が、同じ日本の国民に対してだけは親切で誠実で思いやりのある政治を実践するわけがないのです。

 自分自身の実の祖父が、恥ずべき残忍な戦争犯罪人であることを恥じるどころか、その残酷な戦争犯罪を隠蔽し正当化し、自分自身もあらゆる悪事を犯しながら、祖父同様、戦争犯罪人同様に、あらゆる証拠隠滅と偽証とメディアの操作、国民の洗脳とニセデータで隠しおおせようとしている人間の屑――それこそが安倍晋三と与党と右翼の本当の正体です。

「はだしのゲン」に描かれた戦災孤児の悲しい現実、飢えに苦しみ、栄養失調や病気によって次から次へと死んでいった悲しい子供達、時には生きるために盗みを犯して、荒み切った人々に殴り殺されたあまりにも悲しい子供達の現実をご覧になれば、戦争を起こした当時の政治家、そして今の安倍政権と右翼の残忍性を、読者の皆さんも目の当たりにする事ができるでしょう。

 

 

 

ウクライナの後、米国は台湾代理戦争に向けた「国境を越えたキルチェーン」を準備する

 

2024/03/01のK.J.ノー氏の記事の抄訳。米国は欧州全体を対ロシア封じ込め用の単一の軍事プラットフォームに変容させようとしているが、アジア太平洋地域でも、対中国封じ込め用に同じことをやろうとしている。腐った帝国は第3次世界大戦の夢を諦めていない。
After Ukraine, US readies ‘transnational kill chain’ for Taiwan proxy war



米国は本気で台湾を使った代理戦争の準備をしている

 2024/02/22、米国は、リンク16通信システムの販売を含む、台湾省への7,500万ドルの兵器パッケージを承認した。これは「仏の目を入れる」様なもので、これによって台湾の軍事システムと兵器プラットフォームが愈々完成することになる。
U.S. Sells 'Link 16' Battlefield Communications System to Taiwan | TaiwanPlus News

 

 

 

 これにより台湾は、米国海軍研究所(USNI)が「国境を越えた連合によるキルチェーン」と呼ぶ、対中国戦争に於ける最後の致命的なリンクとして完成することになる。

 リンク16とは何か? リンク16とは、米軍の通信兵器庫の重要なシステムだ。具体的には、戦争に於ける共同作戦の為にNATOの兵器システムを調整する為の、妨害耐性の有る戦術データ・ネットワークだ。このシステムにより台湾(中華民国)軍は全ての戦闘プラットフォームを、米国、NATO、日本、ROK(大韓民国)、オーストラリアの軍隊と統合・調整することが出来る様になる。
 
 つまり米国がこの先進的軍事データ・リンクシステムを台湾に売却したと云うことは、ウクライナを使ってロシアを挑発した様に、米国が台湾を使って中国に大規模な戦争を仕掛ける為の準備を本気で整えようとしていることを意味している。



恐るべきリンク

 リンク16は陸海空の各部隊が他の部隊と連携して殺傷的効果を齎すことを可能にする為、その意味ではこれまで台湾に送られたテクノロジーの中で最も殺傷性の高いテクノロジーだと言える。

 具体的には、これによって例えば以下の様な様々な種類・分野の兵器間の連携が可能になる。

 ・戦略核/ステルス爆撃機(米国のB-1Bランサー、B-2スピリット)
 ・電子戦・監視プラットフォーム(EAグラウラー、プラウラー、EP-3)
 ・戦闘機・爆撃機(F-16、F-22、F-35)
 ・米国、フランス、英国の空母戦闘群、日本の自衛隊駆逐艦、ROKの玄武ミサイル駆逐艦。
 ・THAADやパトリオットのレーダーやミサイル砲台。
 ・低軌道衛星や他の宇宙軍資産。

 つまりリンク16とは、米国がこれまでに台湾に売りつけて来た様々な武器を繋ぐ脳と神経系の役割を果たすものだと言える。これにより、相互運用性と米国による管理が保証されることになる。台湾は本格的に、米国が率いる多国籍軍の代理勢力として機能することになるのだ。

 構図を逆にして想像してみると、これは中国が米国の「領土(植民地の言い換え)」または州(ハワイ、グアム、プエルトリコ、テキサス等)の分離主義者に武器や訓練を提供するだけではなく(これらだけでも既に十分に戦争挑発行為なのだが)、反乱軍を人民解放軍の監視・偵察・指揮統制システムに直接接続する様なものだ。

 これにより「国境を越えた連合によるキルチェーン」の最後のリンクが完成することになる。



平和を潰せ、ドラゴンの牙を蒔け

 現在の米国の対中国戦争ドクトリンは、太平洋で中国を取り囲む群島諸国の無数の島々に分散するネットワークを中心とする戦法に基付いている。これらは、米国が取り囲んでドラゴンの牙を蒔いた「列島線(island chains)」であり、機動攻撃プラットフォームとミサイルで武装した数万人の軍隊で構成されている。そしてこれらは地下戦争、自動化/自律型戦争、長距離のスタンドオフ兵器や攻撃と調整されることになる。

 CSBA(戦略予算評価センター)、CNAS(新アメリカ安全保障センター)、CSIS(戦略国際問題研究所)、ランド研究所の様な有力シンクタンクや国防総省は、このドクトリンの為の方針、詳細、兵站、予算を策定している。

 台湾はリンク16を得ることで、この戦略の要石として機能することになる。太平洋全体に攻撃プラットフォームを
拡散・分散させることによって、中国が自国とその沿岸周辺を高精度ミサイルで防衛する能力を、列島線からの分散攻撃によって損うことが出来る様になる。

 このネットワークが本質的には台湾を守る為の抑止戦略であるなどと云う主張は勿論嘘だ。これは明らかに攻撃的な性格のものであり、防御を突破し圧倒するように設計されている。ウクライナと同じ話で、これは戦争を抑止する為ではなく、戦争を可能にする為のものだ。

 従ってこの展開は、中国に対する攻撃的な総力戦が、戦術レヴェル及び作戦レヴェルで、肌理細かく殺傷力の高い方法で準備されていることを示している。

 戦略レヴェルに関して先に挙げた様な有力シンクタンクが論じている内容は全て、中国との「持久戦」であり、戦争の為の事前配備システムと軍需品であり、中国との不可避の戦争に備えて産業戦争の足場を強化することだ。

 この議論には、中国に対する核による先制攻撃の準備も含まれている。大西洋評議会の報告書はこう書いている:「通常戦力で中国侵略軍の台湾到達を阻止出来ない場合、米国は核の先制使用を検討すべきである。」

 米国は、自国の力が急速に衰えつつあることを自覚している。そしてその為に戦争が避けられないなら、遅かれ早かれ戦争を始めた方が良いと考えている。

 ランド研究所は2016年の報告書で、米国が中国との戦争で勝利する好機は2025年だと予測した。2023/02/01の予測(↓)も2025年、2021/03/09のデヴィッドソンの予測だと2027年だ。



 ワシントンで問題になっているのは中国と戦争するかどうかではない、何時、どの様に戦争するかだ。そしてリンク16は「どの様に」の部分をより容易にし、「何時」を近付けるものだ。



だが米国は依然としてウクライナに関与している。二正面作戦を戦えるか?

 米国の現政権には、ウクライナでロシアを出血させ続けたいと願う強硬なロシア嫌いが居る。彼等はロシアとの長期戦を望み、多正面作戦だって遂行出来ると固く信じている。

 多くの米国当局者達はまた、ウクライナでの戦争と中国との戦争には関連性が有ると信じている。彼等はロシアと中国を、所謂「ルールに基付く秩序」(つまり米国の一極覇権)を弱体化させる為に共謀する「修正主義勢力」(つまり公式の敵)の単一枢軸と見做している。

 更に、米国がウクライナを見捨てれば、それを目の当たりにした台湾当局の代理戦争に関する決意と意欲が鈍る可能性が有る。

 ウクライナ戦争初期、ロシアが勝っていると云う事実が西洋市民の目にははっきりとは映っていなかった頃、当時駐米台湾代表だった蕭美琴(現副総統)は、ウクライナの勝利は中国へのメッセージであると同時に、中国との戦争を遂行し勝利する為の事実上のドクトリンの概念実証でもあると公言した。

 台湾当局はウクライナ代理戦争を支持しており、現在もそうだ。

 だがこの逆も成り立つ。同じ前提に基付いて、若し米国がウクライナを見捨てたら、次に使い捨てにされるのは台湾であると云う明確なメッセージを台湾の人々に送ることになる。米国の口車に乗って中国に戦争を仕掛けたりしたら、壊滅的な損害を被ることになる、と。

 米国は対中国戦争の代理勢力として、台湾、ROKと日本(JAKUS/Japan-Korea-US Alliance)、フィリピン、オーストラリア(AUKUS)を利用しようと目論んでいるがが、その不誠実な考えを余りあからさまに表に出すことは出来ない。

 従ってワシントンは「仲間を見捨てない」と云うフリを続けなければいけない。あからさまにウクライナを見捨てようとしている、と思われてはならないのだ。だからウクライナを見捨てる為には適切な尤もらしい口実が必要になる。

 それでも、米国は既に限界に達している。 例えばウクライナへ送る軍需品に関して米国はROKに頼っており、ROKは既にEU全体を合わせたよりも多くの砲弾を提供している。

 更に米国は自国とも戦争中だ。米国政治に入った余りに大きな亀裂は、最早共通の敵に対する共通の戦争によってしか統一され得ない。ロシアは米国にとって、中国程大きな敵ではない。バイデン政権はウクライナの代理戦争を続けたがっているが、共和党は中国との戦争を優先させたがっている。

 中国と戦争するには、大量の兵器、武器、軍需品を調達する必要性が有る。特別軍事作戦開始以来、米国はインドを米国の防衛産業のサプライチェーンに引き込む為に懸命に努力して来た。ROKの軍産複合体のかなりの部分は、対中戦争用の下請けにされている。元々ROKの財閥企業の多くはヴェトナム侵略戦争の下請けとしてスタートした訳だが(例えばヒュンダイはハリバートン/ブラウン・アンド・ルートの下請け企業だった)、ROK経済は正にそのルーツに逆戻りしつつある。

 ROK経済は現在、米国による対中制裁の所為で低迷している。 ROKの大手電子企業は、米国による半導体制裁の影響で利益の60~80%を失った。こうした状況下では、当てに出来るのは軍需品の製造や下請けだけだ。

 この様に、米国は属国に戦争経済を押し付けている。



米国のビジネスとは戦争のことだ

 米国のウクライナへの援助は自国の兵器産業に利益を齎している。既存の兵器会社だけではなく、ハイテク産業やサプライチェーン全体も利益を得ており、現在これを中心に方向転換を進めている。

 他方、米国経済全体は好調とは言えず、大規模な人員削減が横行している。

 だが軍事ケインズ主義の安全ネットと、政権と密接な関係を持つ軍需産業から資金提供を受けているシンクタンクのロビー活動グループが結び付くことにより、戦争は経済が厳しい時代に於て手頃な選択肢を提供してくれる。

 米国はまたサプライチェーンのデカップリングを図っているが、これにより米国企業(米国内と、米国の属国の下請けの両方)にチャンスが生まれている。

 自動化されたAIを活用した戦争もまたこれらに重要な貢献を行うことになる。これらは西洋の歴史にパターンに当て嵌まる。テクノロジーと機械は常に最初は戦争の為に開発され、その後娯楽や気晴らしの道具、そして一般産業用の生産的な道具になるのだ。



戦争、神秘化、抑圧の仕組み

 このパターンは、西洋の最も初期の機械や発明にまで遡る。クレーン、滑車、レバーは全て軍事技術であり、(包囲戦で使用される)戦争用の機械だった。後にそれらはギリシャの劇場で舞台装置として使用された。それらが製造や生産の為に一般的に使われる様になったのは、ずっと後になってからのことだ。

 またインターネットは、元々核攻撃の際の軍事通信様に設計された。
 
 GPSは精密爆撃用。

 集積回路コンピュータチップは、ミサイル誘導システムのコーン内に収まるように電子回路を小型化したものだ。

 デジタル・コンピュタはアラン・チューリングが軍事暗号を解読しようとして考案した。

 電子レンジは元々はレーダー技術であり、当初は「レーダー・レンジ」として発売された。

 アナログ・コンピュータは軍事計算の為に発明された。

 フィードバック・システムは誘導システム用。

 原子力は、知っての通り核兵器に由来する。

 AIもまた自動化された戦闘管理、特に操作する人員が失われた後の第2次攻撃を可能にする為に考えられたものだ。

 AI戦争は既に始まっている。AI関連のチップやコンピューティングに対する米国の制裁に加え、情報領域での反対意見や批判を抑圧する為のアルゴリズム競争も行われている。

 西洋諸国では戦争とビジネスは複雑に関係しており、経済が危機的に停滞したり景気浮揚が必要な時に最初に引くレバーは戦争だ。



平和の可能性は有り得るのか?

 平和を実現するには、米国は覇権を握る世界帝国と云うネオコン的な幻想を捨てて、安らかにお休みを言って身を退かなければならない。

 ワシントンはロシアと誠意を持って交渉し、ウクライナ、パレスチナ、太平洋に於ける各代理勢力の緊張を緩めるプロセスを開始しなければならない。

 トップダウンの「ルールに基付く秩序」とやらではなく、国際法と相互共存の原則に基付く多国間秩序の中で、ウィン・ウィンの協力を模索しなければならない。

 また「ひとつの中国」原則を尊重し、中国への内政問題を止め、中国との戦争の準備や挑発を止めなければならない。

 だが米国の支配層にはその気は無い様だ。引くべきレバーはたった数本しか残っていないが、最も手近なのは軍事的なレバーだ。

 マーティン・ルーサー・キングJr.が言った様に、「米国は世界最大の暴力供給国である。」

 閉店のアナウンスの後もバーに居残っている酔っ払い(権力に酔っている)の様に、ワシントンは戦いに赴く決意をしているが、先にも指摘した様にその戦いには核による先制攻撃が含まれる可能性が有る。

 それで何をしようと云うのだろうか。パレスチナでは全世界が見ている前であからさまなジェノサイドが進行中だ。

 ウクライナでの問題は最早戦争か平和かではない。カート・キャンベル国務副長官は、ウクライナを中国との「統一戦場」と見ている。彼はアジアで「壮大な死の交響曲」が起こる可能性に浮かれている。

 コーダは勿論、地球全体を覆う沈黙の耳をつんざく様なフェルマータとなるだろう。我々がこの狂気の戦争への行進を止めない限りはそうなる。

 

 

 

以下はおすすめのブログです。クリックして頂けると管理者が喜びます。

 

 

 

アメリカの戦争ビジネス(日本語字幕付き)

 

Ucrane on Fire

 

 

オデッサの悲劇

you tube の解説はウクライナの歴史を無視した印象操作です。聞かずに動画を閲覧する事をお勧めします

 

投降した無抵抗のロシア兵への残虐行為

 全世界がこの映像を見て、これが NATO 諸国によって支援されているロシアとウクライナの間の戦争ではなく、善と悪の間の戦争であることを認識する必要があります。

 このビデオでは、ウクライナの兵士がロシアの捕虜の足を撃ち、その後激しい殴打を行っています。
 ビデオの冒頭では、ロシアの捕虜が地面に横たわり、足に弾丸の傷があり、中には足の骨が折れている人もいます。
 ロシア軍が負傷した後に捕らえられたという印象を与えるかもしれません。しかし、そうではありません。
 ビデオの最後に、ウクライナの兵士が新しく到着したすべての囚人を足から撃っているのを見ることができます. 彼らの多くは、カメラの右の痛みによるショックで亡くなっています。
 そして、これらすべてがウクライナの兵士自身によって撮影されています。彼らは、この8年間、捕らえられたドンバスの罪もないロシア系市民を同じように扱ってきました.
 ロシアが軍事侵攻したのは、これらウクライナの国軍であるネオナチによるロシア系市民への虐殺を止めさせるためであった事、ロシアとウクライナとの平和協定であるミンスク協定を一方的に破棄したのはゼレンスキーであること、ロシアの停戦呼びかけを拒否し続け、国民を戦死させ続けているのはゼレンスキーであること、アメリカの軍資金の75%はゼレンスキーと側近が着服していうこと、食料と武器はウクライナ政府軍によって70%以上が転売されている事実を知ってください。

ロシア兵への残虐行為
クリックして頂ければウクライナ国軍の実態が目の当たりにできます。どうか真実を知ってください。

 




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ウクライナ・ネオナチ政権による子ども達の洗脳教育
ウクライナのネオナチ政権とアゾフ大隊は、幼稚園ぐらいの子ども達に、
「ロシア人をぶっ殺せ! 奴らの死体を積み上げてやる!」と叫び、同じ言葉を繰り返させて徹底的に民族差別思想と虐殺を正当化し洗脳しています。