「米FDA、ファイザー社製ワクチンのデータを初公開 

  副反応が1200種以上

2022年3月8日

 

 米国食品医薬品局(FDA)は3月1日、米ファイザー社がワクチン承認のために提出したデータファイルの一部を初めて公開した。FDAは約75年後に全情報を公開する予定だったが、訴訟の失敗により早期公開に至った。

 米有力大学の教授や医療専門家ら数十人が設立した非営利団体「透明性を求める公衆衛生や医療の専門家(PHMPT)」は、米ファイザー社と独ビオンテック社が共同開発したワクチンのデータファイルの公開をFDAに求めたが、拒否された。同団体は昨年9月、FDAは情報自由法(FOIA)に違反しているとして、テキサス州北部地区連邦地方裁判所に提訴した。

FDAは法廷で、関連するデータファイルは45万ページ近くあり、人手不足のためすべての情報を照合・公開するのに時間(約75年)がかかると主張した。

 一方、PHMPTは、FDAがファイザー社にワクチンの緊急使用許可(EUA)を与えた際に、データを検討する期間が108日しかなかったことから、データは直ちに公開できる状態にあるべきだと指摘。何百万人もの米国民がワクチン接種の義務化によって職を失い、解雇される危機に直面しているため、データは緊急に公開される必要があると訴えた。

 1月6日、米国連邦地方裁判所のMark T. Pittman判事は、情報自由法に基づくこの請求は公共の利益に適うとして、FDAに8カ月以内にすべての文書を公開するよう命じた。

FDAの生物製品評価研究センター(CBER)は3月1日、ファイザー社がFDAに提出した5万5000ページのワクチンデータ文書を初めて公開した。

 文書には、38ページに及ぶ報告書、

「承認後の副反応報告の累積分析(Cumulative Analysis of Post-authorization Adverse Event Reports)」が含まれている。ファイザー社製ワクチンの副反応は、腎臓障害、急性弛緩性脊髄炎、脳幹塞栓症、心停止、出血性脳炎など1291種報告されている。

 報告によると、2021年2月28日までに報告されたワクチン接種後の副反応は4万2086件(15万8893症状)で、米国(1万3739件)が最も多く、次いで英国(1万3404件)、イタリア(2578件)、ドイツ(1913件)、フランス(1506件)、ポルトガル(866件)、スペイン(756件)、その他56カ国(7324件)となっている。

 4万2086件の副反応のうち、平均年齢は50.9歳(女性2万9914件71.1%、男性9182件21.8%、残りの性別は不明)であった。このうち、1223人(2.9%)が死亡、1万9582人(46.5%)が回復または療養中、520人(1.2%)が回復後の後遺症を有している。

最も多く報告された症状は、頭痛(24.1%)、発熱(18.2%)、疲労(17.4%)、悪寒(13.1%)、接種部位の痛み(12.3%)、吐き気(12.3%)、筋肉痛(11.7%)などだった。

 米市民団体「子供の健康保護(Children’s Health Defense)」の会長兼法律顧問であるMary Holland氏は3月4日、プレスリリースサービスの「グローブニューズワイヤ」への寄稿文で、今回の事件を「爆裂弾(Bombshell)」と表現している。 

 記事の中で、同氏は、

「少なくとも、FDAとファイザー社がなぜ75年間もデータを秘密にしておきたかったのか、その理由がわかった」と述べ、

「ファイザー社のワクチン接種は、深刻な被害をもたらす可能性が明らかであること、被害者がファイザー社を損害賠償で訴えることができないことから、直ちに中止すべきである」との見解を示した。 

 2020年12月中旬~22年2月18日まで、米国政府の予防接種後副反応報告システム(VAERS)に報告された副反応は113万4984件であった。このうち、2万4402人が死亡。また、心筋炎および心膜炎の症例は4021件で、そのうちファイザー社が2475件、モデルナ社は1364件、ジョンソン・エンド・ジョンソン社(J&J社)は171件となっている。

 日本では、厚生労働省が2月18日に発表した「予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について」によると、2021年2月17日〜22年1月23日までに投与されたファイザーワクチン1億7097万7414回分のうち、副反応の疑いがあるものは2万7085件、重篤な症例は5736件、死亡例は1064件であった。モデルナ社のワクチン3255万7064回分のうち、副反応の疑いがあるものは4120件、重篤な症例は707件、死亡例は55件であった。」

 

解説;

 

1.ファイザー社製新型コロナmRNAワクチンの副反応は1200種以上

 

 45万ページも副作用情報があった事も判明しています。

 脂質や脂溶性物質が容易に細胞膜を通過する事は医学的常識です。このワクチンは脂質であるポリエチレングリコールのマイクロカプセルにmRNAが内蔵されているため、全身あらゆる細胞に取り込まれる事が知られています。

 取り込まれればその細胞質内のアミノ酸と酵素を使用し細胞を消耗させながら新型コロナのスパイク蛋白を合成し、細胞表面にこれが発現します。スパイク蛋白は遺物であり、免疫細胞に新型コロナに感染した細胞として認識され破壊されます。その過程で抗体が上昇するワクチンであり、工場で新型コロナのスパイク蛋白を合成し、細胞外に投与する塩野義、ノババックス、中国、キューバの不活化ワクチンとは決定的に異なります。

 そのため、このワクチンを開発した研究者は、同僚の研究者から、

「何故、こんな危険なワクチンを製造するのか? 大量に人が死ぬことになりかねない」と激しく非難されていました。この結果、ファイザー社とモデルナ社は、「副作用には一切法的責任がない」と契約を交わしてから自分たちのワクチンを供給し、両者のCEOが、早期に自社株を全て売却し、副作用情報によってmRNAワクチンが使用されなくなり、会社の株価が下落する事に備えたと言う事実もあります。これはインサイダー取引に抵触する可能性のある犯罪行為です。

 副作用のないワクチンは存在しませんが、少なくとも家畜以外、人類史上一度も使用されることのなかったワクチンを使用する以上、副作用情報の公開は人道的にも医学的にも必須です。

 

2.ファイザーとFDAは、1200種以上の副作用が45万ページに及ぶほど存在する事を知っていながら隠蔽していた。

 

 専門家が立ち上げた非営利団体「透明性を求める公衆衛生や医療の専門家(PHMPT)」が情報公開を要求しなかったなら、ファイザーもFDAも、未来永劫、情報公開する気はありませんでした。

 情報公開を要求しても、ファイザーとFDAは拒否しました。自社製品による利益を、人命よりも優先させる会社であり組織である事がわかります。

 PHMPAが訴訟を起こしてもなお、「45万ページも副作用情報があるから75年かかる」と反発したのがファイザーとFDAです。それを理由に訴訟に勝訴すれば、最低でも75年間は情報公開しない腹でしたし、追加で時々刻々と副作用情報は増加しますから、75年後にはさらに公開時期を遅らせられると考えている事が明らかです。

「訴訟に失敗した」ために、渋々、ファイザーとFDAは情報公開に踏み切りましたが、実際には情報公開が出来たわけですから、

「75年情報公開にはかかる」と主張していたファイザーとFDAは完全に虚偽を申し立てていた事が証明された事になります。

 もともとアメリカ政府と製薬会社は、利益を人命よりも重視する事は医師ならば誰でも知っています。今回の事件も、アメリカという国家の暗部の氷山の一角であるに過ぎません。

 

3.副反応は4万2086件、平均年齢は50.9歳(女性71.1%、男性21.8%、他は性別不明)。死亡が1223人(2.9%)、後遺症が520人(1.2%)。

 

 注意すべきは、このデータの内、高齢者や基礎疾患者については、ファイザーとFDAが、

「高齢と基礎疾患者はそのため死んだだけでありmRNAワクチンとは因果関係が認められない」として副作用情報から意図的に外している点です。

 世界各国で高齢者と基礎疾患者を中心にmRNAワクチンで1000人以上の人々が死んでいます。にもかかわらず、たった1223人というのは明らかに意図的に情報を隠蔽しているのだとわかります。

 因果関係が認めらないと言う事は、因果関係がないという事の証明にはなりません。

 若年で基礎疾患のない人が心筋炎や臓器障害などで死亡すれば、「mRNAワクチンで死んだ」と認めざるを得ませんが、高齢者や基礎疾患のない人が心筋炎や臓器障害で死亡しても、「mRNAワクチンで死んだのではない」とファイザーとFDAは主張しているのです。こんなバカげた事があるでしょうか?

 インフルエンザを例にとって考えて見ればわかります。インフルに感染すれば小児も若年者も高齢者も基礎疾患者も死亡する人がいますが、どの人もインフルによって亡くなったのは同じです。

 ところが、「小児と若年者はインフルで死んだが、高齢者と基礎疾患者はインフルで死んだのではない」という馬鹿げた論理が成り立つでしょうか? ファイザーとFDAの主張はそれと全く同じであり、医学的妥当性を欠く著しく不当な見解です。

 mRNAワクチンでの死亡は接種後24時間と7日以内に集中しており、24時間というのはこのワクチンが細胞内でスパイク蛋白を作る時間であり筋肉痛その他が集積している時間です。7日以内は免疫反応によってワクチンが取り込まれた細胞が破壊されるタイミングです。医学的に、ウイルス学的に考えれば、因果関係がないなどとどうすれば言えるのでしょうか?

 

4.2020年12月中旬~22年2月18日、米国政府の予防接種後副反応報告システムに報告された副反応は113万4984件。死亡は2万4402人。心筋炎および心膜炎は4021件、ファイザー社が2475件、モデルナ社は1364件、ジョンソン・エンド・ジョンソン社(J&J社)は171件

 

 これがファイザー、モデルナ、J&J、FDA、アメリカ政府の正体です。

 mRNAワクチン後の死亡例は実に2万4402人、心筋炎と心膜炎は4021件もあったのに、ファイザーとFDAは、死亡がたった1223人、心臓合併症も軽症だからと無視されているのです。

 アメリカ政府とアメリカの製薬会社、FDAは医学的情報源や判断という点においては全く信用できない、そのぐらいはどの医者も研究者も知っていますが、全てが隠蔽と嘘でもないので現場の医師や研究者には悩ましいところです。研究データや臨床データそのものには情報源としての価値があるのですが、それをどう解釈するか、あるいはどういう条件で研究するか、あるいは不利な情報を隠蔽するなど、アメリカ政府と製薬会社、FDAは全く信用できません。アメリカの医学論文もその点に注意して読まなければなりません。

 

5.日本では2021年2月17日〜22年1月23日、ファイザーワクチン1億7097万7414回、副反応2万7085件、重篤なもの5736件、死亡は1064件。モデルナワクチンの3255万7064回分のうち、副反応4120件、重篤なもの707件、死亡は55件。

 

 ファイザーでの死亡が0.0006%、モデルナでの死亡が0.00017%で、ファイザーの方が3.5倍も死亡が多い事になります。

 けれども、心臓合併症や副作用の強さを考慮すると、どう考えてもモデルナの方が死亡が多くなりそうですから、この数字は症例が少ないための誤差の可能性が高いのです。

 日本の政府もアメリカに異常なまでに忖度する事で政権を維持していますから、これらの数字はファイザーのデータ以上に信用が出来ないと考えて間違いなく、因果関係のないとされる高齢者や基礎疾患者の症例は除外されています。

 

 安全なのは不活化ワクチンであって、mRNAワクチンでは決してないのです。にも拘らず、既に2021年12月に承認申請されているノババックスの不活化ワクチンはいまだに与党政府によって使用できないように無視され続けているのです。