子宮頚ガン高病原性ヒトパピローマウイルス(HPVの感染によって生じ、従来のサーバリックス、ガーダシルというワクチンには高病原性HPV、16型、18型の二種類が含まれるだけでしたから、日本を含むアジア諸国での予防効果は50~70%、約60%程度でした。

 

 ところが2021年2月24日から、高病原性HPV、16、18、31、33、45、52、58型が含まれるシルガード9が認可、販売され、日本を含むアジア諸国においても、子宮頸ガンの予防効果が88%になりました。

 

 高病原性HPVの2価ワクチンであるサーバリックス、ガーダシルを接種しても、16,18型以外の高病原性HPVには無効であるため、これらワクチンを長期に定期接種した国々では、16,18型以外による子宮頸ガンが徐々に増加しています。

 

 これを防ぐために、より多くの型の高病原性HPVに有効なガーダシル9が開発されたのです。これは従来製品と比べても全世界で重大な副作用が少なく、効果ははるかに勝る極めて有益なワクチンです。

 

 高病原性HPVに感染した場合、子宮頸ガンを発症する潜伏期間は約10年です。私が十数年前にサーバリックスを知った時には、日本では子宮頚ガンが30代の女性で激増していると学びました。

 ところがシルガード9が認可された段階では、2021年段階での女性の子宮頸ガンは、20代で最も多く発生している事が知られています。

 つまり、十代後半から感染が爆発的に起きている事が明らかになったのです。

 

 これは、高校のクラス内で感染が広がっているのではなく、主として30歳以上の男性が、若い女性との性交で感染を拡大させているとわかっており、援助交際、男女交際、性風俗店やAV撮影の現場などで、感染してキャリア化した男性が、複数の女性に次から次へと感染を広げている事が知られています。

 

 女性は閉経と共に生殖活動が激減しますが、男性の場合、かなりの高齢でも生殖活動は続きます。この結果、女性から男性に感染するよりもはるかに高頻度に、感染したキャリア男性から女性に感染することになり、しかもそのキャリア男性が生殖活動を続ける限り、女性の感染犠牲者が増加し続けるのです。

 

 実際、ヨーロッパの論文では、一人のキャリア男性と性的関係を持った女性が全員子宮頸ガンを発症したという、女性にとっては死神のような男性が存在するという戦慄すべき事実も報告されています。

 

 生理前後の子宮粘膜が傷ついた状態や、男性の陰茎が大きすぎる場合、あるいは乱暴なセックスで子宮頚部が傷ついた場合、より高頻度に子宮頸ガンウイルスに感染しやすくなります。

 さらに、梅毒、淋病、クラミジア、性器ヘルペスなどの性行為感染症がある場合、粘膜損傷のために高病原性HPVを含む全ての性行為感染症に罹患しやすくなることも知られています。

 

 厄介な事に、女性が子宮頸ガンウイルスに感染すると子宮頸ガンを発症しますが、男性はめったにガンにならない上に、感染している事にも気かない事が多いのです。男性の場合、感染すると前立腺にウイルスが常在化し、相手の女性に感染させ続ける事になります。

 

 確かに、一回だけ子宮頸ガンウイルスに感染しても、多くの場合はウイルスが自然に排除されますが、継続して同じキャリア男性との性交を繰り返せば、その回数に比例して、高病原性HPVの持続感染を起こす確率が高くなります。

 

 子宮頸ガンワクチンを、男性にも接種する国家が複数存在しているのはこのためです。男性はたった一人でも大量に、しかも女性よりもはるかに長期間、無自覚に女性にウイルスを感染させるからです。これは、風疹による妊婦の感染で先天奇形が起きる場合も同様であり、妊婦に感染させているのは大半は抗体のない男性パートナー、夫なのです。だからこそ、日本でも、風疹ワクチンは男性にも接種しなければならないのです。

 

 さらに重大な問題があります。

 

 一人のキャリア男性が複数の女性に無自覚に子宮頸ガンウイルスを感染させるのはご理解頂けたと思いますが、本当に悲劇的なのは、結婚や同棲などで挙児希望のカップルの場合なのです。

 

 子どもを望むのは長期的な関係を持っているカップルです。この場合、何十回も何百回も同じキャリア男性との性交が繰り返されますから、短期間しか付き合わないカップルよりもはるかに女性が持続感染を起こす可能性が高いのです。

 

 実際に、子宮頸ガンは、妊娠可能な若い世代に最も多く発生しています。妊娠中に子宮ガンが発覚した場合、堕胎して化学療法を実施するのか、堕胎せずに無治療状態にして、母親の子宮頸ガンが進行するのを一年近く待ち続ける事になります。

 

 もし、子宮摘出になれば、その女性はもう妊娠できなくなります。もし、母親が子宮頸ガンで死亡したなら、残された子は母親を失う事になるのです。

 

「パートナーの女性が子宮ガンで死ぬか子宮摘除になったなら、別の女性と再婚すればいい」と男尊女卑の発想で考えるなら、たとえば男尊女卑を当然と考える男性、右翼団体「日本会議」や現在の自民・公明・維新などの議員にはそれでも良いのかもしれません。

 

 けれども、決定的な事実があります。女性が子宮頸ガンを発症した場合、ほぼ間違いなく、パートナーの男性も子宮頸ガンウイルスのキャリアであり、相手の女性が男性経験の少ない方である場合、その女性に感染させた元凶はパートナーの男性である可能性が非常に高いのです。

 

 若い時に散々女性と交際しては捨てる事を繰り返した男性、特に、コンドームを使用しない危険なセックスを身勝手な理由で繰り返した男性の多くは子宮頸ガンその他の性行為感染症に罹患します。子宮頸ガンウイルスのキャリアになっても、ほとんどの場合は癌にもならず無症状です。

 さらに、女性の避妊目的でコンドームではなくピルを使うと、全ての性行為感染症に感染する確率が倍になる事もわかっています。男性としては気楽でしょうが、ピルの使用は避妊には有益かもしれないけれど、性行為感染症予防には最低最悪の避妊法なのです。女性にピルを服用させる、これも身勝手な男性に多い事態です。

 

 こうした愚かで身勝手な男性が結婚するか挙児を希望した場合、この男性は繰り返しパートナーの女性に子宮頸ガンウイルスを感染させ、その女性が子宮頸ガンで死ぬようにさせ、妊娠した赤ん坊を中絶するか、母親を死に至らしめることになるのです。

 再婚しても同じことが繰り返されます。一旦、子宮頸ガンウイルスに感染すると、現在の医療では根治させる事が出来ません。その男性がワクチンには含まれない型の子宮頸ガンウイルスに感染している場合、たとえシルガード9を接種した女性であっても感染し、10年後には子宮頸ガンを発症する事になる可能性が、キャリア男性の生殖活動が完全に終了するまで続くのです。

 

 

抜本的な対策

 

性病教育を子供たちに徹底する。

 

 以上により、子宮頸ガンウイルスその他の危険な性行為感染症を予防するには、従来通り、コンドームを使用した安全なセックスが原則であり、そのためには性行為感染症の怖さと、男性が女性に感染させて、女性を子宮頸ガンで死なせることすらあるという悲惨な事実をきちんと小学校レベルで教えなければなりません。

 同時に、今の日本の与党が推奨している避妊目的のピルの使用も、男女双方に性行為感染症の危険を増すと言う医学的事実を広く啓発しなければなりません。

 

ピルを使用しコンドームを使用しない性風俗店やAVを処罰する。

 

援助交際を厳罰化する。

 

男性にも子宮頸ガンワクチンを義務化する。

 

 

 

子宮頸ガンワクチンの副作用

 

 日本で何故、このワクチンで大量の慢性疼痛症候群、慢性疲労症候群、慢性神経障害が多発したのか?

 

 私も当初は、免疫賦活剤による自己免疫疾患、それによる神経障害や脳神経症状を疑っていましたが、不思議な事に日本での副作用報告を調べてみると、ギランバレーや脳症などの自己免疫疾患は他のワクチンと全く変わらず、それどころか従来のワクチンよりも少なかったのです。

 

 何故、これらの自己免疫疾患が少ないと確実に言えるのか? それは、これら疾患の場合、検査によってほぼ100%、医学的に診断され、存在証明が可能だからです。

 

 たとえばギランバレー症候群。腰椎穿刺をすれば蛋白細胞乖離があるかどうかは簡単に100%わかります。2,3年目の研修医でも普通に実施され、難しい検査ではありません。また、神経伝達速度を測定すれば、実際に末梢神経障害があるかどうかも証明出来るのです。

 もちろん100%の精度でとはいきませんが、少なくとも、医学的に証明可能な自己免疫疾患が、このワクチンでは従来の他のワクチンよりは少ないと言う事は、医学的事実として証明されている事になります。

 

 では何が原因だったのか?

 

 実は、小児心身症や不登校を診断している熟練の小児科医や児童精神科医、線維筋痛症などの慢性疼痛症候群の診療に慣れた整形外科医、同じく慢性疼痛症候群を良く診る脳神経外科医や神経内科などの専門医は、ある病態を疑っていました。

 

 人間は、苦痛を受けた場合、脳内でセロトニン、ドーパミン、エンドルフィンなどを分泌させて苦痛を和らげています。鍼による治療も、脳内麻薬を増やして疼痛を緩和する事がわかっています。

 ところが、慢性の心身のストレスや苦痛が続くと、脳内のセロトニン系神経の伝達物質が枯渇し、疼痛を緩和出来なくなります

 そうなると、ほんのちょっとした疼痛刺激が、緩和されずに増幅し、恐怖と不安とストレスが増強されてさらに苦痛が慢性化し、最後には風が皮膚に当たる程度の軽い刺激ですら激痛をもたらすことになります。これが線維筋痛症などの慢性疼痛症候群です。

 

 また、現在は不登校やいじめが激増していますが、不登校や心身症の子どもたちは、まず例外なく頭痛、腹痛などの慢性の疼痛を訴え、学校に行こうとすると悪化します。解離性障害にまで進行すれば、本当に麻痺や運動障害、知覚過敏や知覚異常が生じ、不登校やストレス状態が解決されない限りその症状が続くのです。

 

 

名古屋スタディー

                                                                            

 実際に、子宮頸がんワクチンを接種した群と接種した事のない群で、慢性疼痛や麻痺、知覚障害などの症状がどの程度発生するかを調べた大規模なアンケート調査による研究が名古屋スタディーです。

 この結果、驚くべきことに、子宮頸ワクチンを接種した群だけではなく、接種していない群でも全く同数の同じ症状の患者が存在する事が明らかになったのです。

 

 もしも、本当に子宮頸ガンが原因であるならば、これらの症候群の数は、非接種者群でははるかに少なくなるはずです。

                                                                            

 ただし、だからと言って、子宮頸ガンワクチンを誰にでも問題なく接種して良い事にはなりません。

 

 確かに、慢性ストレスにさらされている人々、離婚騒動やDVや虐待、不登校に苦しむ子供達や家族は、様々な症状を発症します。けれども、少なくとも、子宮頚ガンワクチン接種の疼痛がきっかけになった可能性は否定出来ません。

 

 ところが不思議な事に、日本以外の全世界では、接種者の慢性疼痛などの反応は報告されていないのです。

 

 これは私の私見ですが、何故、日本でだけこれほどまでに慢性疼痛他が問題になったかと言えば、それはおそらく、日本のワクチンがほとんど全て皮下注射であり、筋肉注射で使用するのは子宮頸がんワクチンとRSウイルス予防のシナジスだけなのです。

 

 皮下注射にくらべ、筋肉注射は痛みが強いのが特徴であり。痛みにより意識消失する人も従来のワクチンより多いのです。

 実際に、シナジスを筋肉注射すると、赤ちゃんはそれ以外のワクチンよりずっと激しく泣き叫びます。

 

 日本の若い女性や少女たちは、筋肉注射に慣れていないため、子宮頸ガンワクチンの疼痛に非常に衝撃を受け、同時に愚かな人々がネットで子宮頸ガンの副作用を煽り立て、親子の不安と不信感を助長させたという残酷な現実があります。

 

 私は、今回の慢性疼痛症候群騒ぎの原因の一つは筋肉注射が普通のワクチンより痛いと教えてこなかった事にもありますが、ネット上で無責任にも、副作用だけを過剰に書き立てた人々、ワクチンを全否定する愚かで残酷な人々にも責任があると考えています。

 

 もしも、冷静に検討し、引き続き子宮頸ガンが接種されていたならば、今の日本でこれほどまでに多くの女性達が子宮頸癌を発症し、子宮を失って妊娠できなくなったり、死亡する事もなかったのです。

 現在、女性や娘たち、ご両親が子宮頸ガンワクチン接種を拒否して大量に子宮頸ガンで死亡している原因となったのは、医師でもないのに医学的な事実を全く知りもせずにネットで勝手な事を吹聴した愚かな人々、学会や論文で自分の意見を言うではなく、ネット上で勝手な見解を展開してワクチンを接種させないようにした医師達です。

 

 これは、学者でもないくせに、日本学術会議の任命拒否を行った右翼の独裁者菅義偉や、自民公明議員、小池百合子、維新政治家、橋下徹や松井一郎なども同じことです。

 

 確かにどのワクチンにも副作用はありますが、接種すれば子宮頸ガンが確実に減らせることが世界で証明されているワクチンを接種させなければ、接種しない事によって死ぬ人の方が、接種して死ぬ人よりはるかに多くなるのは明らかです。

 

 

 

 もしもネットその他で子宮頸ガンワクチン接種の危険性を言うのなら、私が記述したように、コンドームの使用と性病教育を徹底的に実施し、ピルの安易な使用を防ぐ絵ための啓発活動を徹底するべきでした。

 

 それをしなかったのは安倍・菅の与党が、学問的事実や専門性より、自分たちが権力を得て、男尊女卑の独裁国家の樹立を狙っているからです。

 

 社会的にも弱い立場に置かれ、利益代表となってくれる政治家もほとんどおらず、同じ女性でも男尊女卑と独裁を狙うヒトラーや右翼を礼賛するような異常な女性だけが政治家をやっている事態では、女性の立場を保護し代弁する政治家も居ない状態のままになります。

 しかも今の政府は右翼団体「日本会議」がほとんどを占めており、この狂った集団の主張は独裁政治と男尊女卑です。これでは女性のためのワクチン接種と安全性の保障など、得られるはずがないのです。

 

 

どんな人が子宮頸ガンワクチンで重大な副作用を起こすのか?

 

 以上で分かる通り、私見ではありますが、以下の人は副作用を起こしやすいと考えられます。

 

1.DVや虐待、性的虐待がある家庭。

2.喧嘩の絶えない仲の悪い家庭。

3.不登校や精神疾患のある家族。

4.嫁いじめや夫のモラハラなどのある家庭。

5.痛みに極度に弱い人。

6.ワクチンや注射で卒倒した事のある人。

7.医療不審者など、ワクチンへの不信感が強い人。

8.理性的に判断出来ず、感情的に反応する人。

 

 以上の人は慢性ストレスその他で脳内のセロトニン系が枯渇している可能性が高く、心身ともに健康で仲の良い安定し家庭の人に比べて、様々な心身症や慢性疼痛症候群などの神経障害を起こす可能性が高いと考えられますので、もし、ご自身が該当する場合は、ワクチンで副作用が出るかも知れません。

 

 ただし、子宮頸ガンワクチンを接種しない場合、ご自身や娘さんが子宮頸ガンウイルスに感染する可能性が高くなりますから、徹底的なコンドームの使用など、予防のための努力は必要です。

 けれども将来結婚して妊活を考えるなら、夫がキャリアであれば、夫が夫婦生活を止めない限り、妻が高病原性パピローマウイルスに繰り返して感染し、持続感染から10年後に子宮頸ガンを発症する危険性が付きまとうという事実を考慮するべきです。

 これは、あなたが娘の親であっても同じことです。お嬢さんへの接種を拒否するのは自由ですが、接種しない事の危険性は知っておかなければなりません。

 

 

何故、シルガード9は有料なのか?

 

 従来のサーバリックスとガーダシルだけは、12~16歳(小6~高校一年)なら、日本の与党政府によって公費で無料で接種可能です。けれども効果を考えるなら、シルガード9の方が望ましいのはわかっています。

 しかもシルガード9は登録制であり、スマホかパソコンがない人は登録する事すら出来なくされています。

 

 しかも、シルガード9を接種する事が望ましいにも関わらず、3回接種で10万円もかかるのです。

 

 はるかに有効性が高いと世界で証明されているシルガード9は有料で10万円。一方、はるかに効果が劣るガーダシルとサーバリックスは無料。

 これでは、生活保護世帯やお金のない世帯、新型コロナでリストラや解雇、非正規雇用の雇止めをされた人々、外国の方は有効なシルガード9は打てません。

 

 現在の与党は独裁政権であり、権力者だけに医療と富を集中させ、医療福祉を徹底的にカットし続けています。それは与党に忖度し協力する腐敗政党、維新や希望、国民民主も同じことです。

 

 少なくとも以上の医学的、政治的事実を、全ての国民に周知しなければなりません。

 

 

 以上は拡散希望です。