「レトロかわいい家に住みたいなぁ」
とか
「自分の図書館がほしいなぁ」
「そしてそこでワークショップとかできたらなぁ」
とか
ぼんやりとした願いはあったけれど
これ!という具体的な夢はなかった。
具体的な夢がない
という真実をようやく受け入れたのだ。
むしろ今このような状態になって
ようやく氣がついた。
わたしは母とずっと一緒に
暮らしたかったんだ。
もし10億円あげるのと
あなたのおかあさんのからだ、前みたいに
動けるようにするのどっちがいい?
と聞かれたら間違いなく後者を選ぶ。
10億円以上の価値を感じている
あの失った日常は当たり前すぎて
その価値に氣づかなかった。
それがあまりに普通であたりまえだったから。
どうしてもっと早く氣づけなかったんだろう・・・
そんなものなのか。
ただ母と一緒に暮らしたかったから
社会的な成功を伴う願望は叶えなかった。
なんたることか。
たった3つの欲望(食欲・睡眠欲・性欲)が
99%の幸せをしめるそう。
なのに多くの人は残り1%のために99%の幸せを
ないがしろにしているという。
わたしもまさにそう。
ずっとよくわからない1%のために
99%の幸せに氣づかなかった。
まぁ 生きているうちに氣づいたから
あまりに遅すぎたけれど
とりあえず間に合ったのかもしれない。