先日初めて
「トゥルーマン・ショー」をTVで見た。
今から20年前の1998年のヒット作らしい。
なんとなくタイトルは知っていたものの
当時見てもこの作品のメッセージには
少しも氣づけなかっただろうから
今でよかった。
トゥルーマン(真実男)という一人の
人生を「ショー」として世界中の人々が
見ている。
トゥルーマンだけがそれを知らない。
製作者兼監督であるクリストフは
自我=エゴであり
真実を伝えようとするシルヴィアは
ハイヤーセルフとすると辻褄が合う。
そして
クリストフは創られた世界
シーヘブンの「月」から指令をしている
これも非常に興味深い。
トゥルーマンが外の世界に
興味を持ち始めた時
トゥルーマンの意識を
外へ向けさせない為に
父親役を遭難させ外への唯一の道
海に近づかせない=海への恐怖を
植え付ける。
本当にやりたいことは
恐怖に隠されている
という人生のトリセツみたいな
映画だ。
この月のコントロールセンターから
インタビューに答えるシーンでの
セリフがまるでわたしたちの人生への
メッセージのようだった。
(インタビュアー)
あなたはなぜトゥルーマンが現在に
至るまで自分の人生に疑いを
持つことがなかったと思いますか?
(クリストフ)
与えられた人生を
そのまま受け入れる事は
容易だからです。
一方視聴者の声として電話で登場し
【自我】クリストフをののしる
【ハイヤーセルフ】シルヴィア。
(シルヴィア)
彼は役者でも(トゥルーマン以外は役者)
囚人でもない、なのにあなたは彼を
晒しものにしたわ!
これに対し【自我】クリストフは
いつでも逃げられた・・・
彼にもう少し野心があれば。
真実を知りたいという氣があれば
我々には<なすすべ>がなかった。
君だって氣づいてるんだろう?
シルヴィア。
トゥルーマンは
囚人の生活に満足している。
「地球人は囚人である」という
説があるが
それがとてもわかりやすく
表現されている。
それを脱出するためには
野心、そして真実を知りたいという
意志があれば「彼ら」はなすすべが
ないらしい。
これに対しシルヴィアは
冗談じゃないわ
あなたは間違っている
彼は証明するわ
と伝え、電話シーンが終了する。
トゥルーマン・ショーには
外部からの侵入者があったり
トゥルーマンが何かをやりたいと
口にすると邪魔をする人達が
登場する。
このシルヴィアも含む
「外部からの侵入者」は
ここは仮想現実なんだ!と
氣づかせる人達であり
家族を含め、教師や仲間など
何かをやろうとすると邪魔を
する人達が
仮想現実だと氣づかせまい
とする人達なのも不思議と人生とマッチする。
ラスト
シーヘブンが作られた世界であり
セットだと確信したトゥルーマンは
トラウマである海に向かう。
コントロールセンターからの妨害を
受けながらついに「世界の果て」=
「セットの端」にたどり着き
出口(真実への入り口)を見つける。
【自我】クリストフは外に出ないよう
初めて直接トゥルーマンに
語りかける。
これがまさに挑戦しようとする時の
エゴの声そのもの。
(クリフトフ)
外に真実などありはしない
わたしが作った世界こそ
真実なんだ。
わたしは君を君より知っている。
君は怖れているんだ。
だから、そこから出られない。
しかし
肚をくくり覚悟した
トゥルーマンには届かない。
トゥルーマンは外へ出た。
そしてトゥルーマン・ショーは終わった。
この映画から
真実だと思っているその人生は
つくりもの(仮想現実)かもよ?
疑ってみたら?
恐怖を乗り越え出口(真実への入り口)
を探してみたら?
こんなメッセージをビンビン感じる。
