若くして亡くなった
哲学者・池田 晶子さんの
「人生のほんとう」を
読み返してみた。
考えて
考えて
考えぬくことで
覚醒体験した人と同じような
境地にたどり着いたというのが
非常に興味深い。
すべてはひとつ
や
わたしは存在しない
や
いましかない
など
ノンデュアリティの境地に
たどり着いているのが
とても興味深い。
以下
本書より
氣になった言葉を抜粋。
死があると思って、
人は人生設計をします。
しかし死というものは、
よく考えれば、ない。
人生は自分の前方に向かって
時間が流れているという表象を
普通はもつわけですが、
それは錯覚だと氣がつく。
つまり、在るという絶対的な現在
すなわち今しかないと
わかってしまうわけですね。
そうすると将来というのは
とりあえずそういうものを
想定してみたりはしますが
どこかでそんなものは
信じていない、やっぱり
「今、在る」だけになってしまうのです。
抜粋おしまい。