先日のこと。
いつものように朝、仕事に行く前にテレビを見るともなく見てたら、兄が突然。
「こわいな。」
なんのことかと思ったら、
それは、前日からニュースでやってたとある事件の続報でした。
なんでも、海外から出稼ぎ?で日本に来てた2人が同じ国の人に刺されて、部屋を物色され1人は亡くなったという強盗事件でした。
「たしかに、怖いね。
よりにもよって、出稼ぎに来て同じ出身の人に刺されるなんて、よっぽど貯め込んでたのかな?」
正直そんなに興味はなかったのですが、とりあえず無難に返しておくと。
「いや。
それも、怖いけど。
想像してみな。
友達と2人、刺されてお腹から血を流して助けを求めてるのに、スマホ向けて撮影してくるんだぞ?
ホラーだよ。」
そのニュースでは、視聴者提供映像として、刺された2人が、撮影者に助けを求めてる様子を撮影した映像が流れてました。
「それでさ、これを撮影した人は、友達に自慢気に言うわけだよ。
朝のニュース見たか?
そう、あれ俺だよ。
マジでヤバかったよ。
血塗れだぜ?
マジ、ビビった。
とか言ってる背後から、人が近づいてくるわけだ。
音もなく忍び寄ったその人物の手には刃物がそして、、、
ってな模様をライブ配信されてるわけだ。
他人の痛みを知れってな。」
夏の暑い朝なのに、背筋に嫌な寒気が走りました。
「朝っぱらからやめてくれよ。B級ホラーかよ。
ゾッとするわ。」
「ごめん、ごめん。
でも、途中までは、現実にあったことだぞ。」
そんな、夏の朝の一幕でした。
ていうか、僕に兄はいません。
