僕はマスゴミの発信する世論調査を信用しないし、寧ろ世論誘導の道具に使っていると思っている。
そもそも毎月のように内閣支持率を調べて何の価値があるのか。
自分たちの考えを放棄してるとしか思えない。
調べるなら、「マスコミと機密費の問題をどう思うか」とか「記者クラブを廃止すべきか」とか、自らの姿勢を国民に問うてはどうか。怖くて出来ないと思うが。
また、選挙戦最中なのに、各社世論調査を懲りずに行っている。
以下は朝日新聞の7月3,4日の調査の抜粋である。
あなたは、いま参議院選挙で投票するとしたら、比例代表選挙では、どの政党に投票しますか?ご自由に挙げて下さい。
民主党 32.2% 自民党 19.6% 公明党 4.4% 共産党 3.4% 社民党 1.7% 国民新党 0.5% みんなの党 6.3% 新党改革 0.5% たちあがれ日本 0.5% 日本創新党 0.0% その他 0.3% 投票しない 1.5% わからない、答えない 29.1%
消費税率引き上げ問題について菅総理は、自民党が提示している消費税率10%を参考に、消費税率引き上げに言及しました。あなたは、2・3年以内に、消費税率を引き上げることを支持しますか、支持しませんか?
支持する 47% 支持しない 46% わからない、答えない 7%
驚くのは消費税支持しますが、47%と言う数字だ。
私の周りでは賛成してる人などいないのだが、皆さんはどうだろうか。
この選挙戦の終盤、菅首相は参院選で与党の過半数割れの可能性が高まっていることについて、「私が消費税に触れたことが、すぐにでも消費税を引き上げるのではないか、という心配につながったところがあったのかな」と述べ、消費税率引き上げに言及した自らの発言が民主党の苦戦につながっているとの認識と記事が伝えてる。
つまり、消費税増税は国民のコンセンサスを得ていないとの感触だということだ。
まったく相反する、世間一般の雰囲気を伝えるマスゴミは、少しも疑問に思わないのだろうか。
そこで僕はこの47%がどのように出てきたかを推論した。
これは投票先の質問回答を見れば判るのだ。
民主党は半分が小沢支持(消費税増税反対)として、32.2÷2=16.1. これに自民、公明(一応自民と選挙協力)、みんな、自民分裂組の数字をたすと、あれまなんと47.4%になる。
まあ投票先の数字すら捏造みたいだから、あまり意味の無いことなのだが、こんな風に自分たちに都合の良いように国民を誘導する記事を書いてると思えてならない。
これを読んでる皆さんはいまさら述べなくても、最初からマスゴミを信用されてないとは思いますが。
蛇足だが、枝野幸男幹事長は9日、参院選で与党が過半数割れした場合の菅直人首相の責任論について「日本の憲法では首相を選ぶのは衆院ということになっている。衆院で300を超える方に首相の指名をいただいている。この基本は全く変わらない」と述べた。
参院選の結果にかかわらず、首相は続投すると予防線を張ったのである。
よく考えて欲しいのは、この300議席以上を与えたのは、1年前の民主党の公約に対してである。
鳩山氏を退陣に追い込んだ閣僚が居座り、方針転換しておいて、この言葉はないであろう。
これでは、うそをついて数をもらえば、後で逆のことをしてもOKであるということになる。
さすが元弁護士だ。いかにも憲法などという言葉をだして、正当だと主張しているが、公約を変更することは国民との契約を裏切ることであり、主権在民をないがしろにすることである。