9月の読書メーター
読んだ本の数:22
先月のことなのに、あまりに遠い過去に思える。
季節の移り変わりが激しいせいでしょうか。
どんどん開店している、高級食パンのお店をみて
神田 昌典さんの本を読む。
会社を起業する元サラリーマンが主人公。
フランチャイズも似た法則があるのではないかしら。
一時期流行った、白いたい焼き屋さんをされていた方の
いまは・・・?
荒俣宏コレクション2 新日本妖怪巡礼団 怪奇の国ニッポン (集英社文庫)の感想
荒俣さんって案内人として最高。知識が豊富なので知らないことも面白くなるし、オタク気質と、割り切って楽しむ部分とのバランスがイイ。
読了日:09月07日 著者:荒俣 宏
肖像彫刻家の感想
ブロンズの肖像彫刻って、手間がかかるし高いのねぇ。芸術家の生活は、情熱に支えられてるけど地味。最後の章、亡くなっていく祖母が、この世の『未来がある存在』である娘や孫に全く興味を亡くしていった話。これは思いもよらなかった視点。心にとめておく。読み終わった後に、表紙を再度見て、正道の顔を想像して、クスっと笑ってしまった。
読了日:09月07日 著者:篠田 節子
犬も食わないの感想
たまり続ける怒り、その解放。一緒に暮らすカップルの『言わなくてもわかるハズ』文化に天誅。彼女、社会人として凄く優秀。そこが一番ツボでした。
読了日:09月09日 著者:尾崎 世界観,千早 茜
号泣する準備はできていた (新潮文庫)の感想
満たされているのに、アルコールを飲むときの不穏なドキドキ感『こまつま』を突然読みたくなって。この短編集には江國さんのエッセンスが詰まっている気がする。
読了日:09月09日 著者:江國 香織
成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語の感想
社会に出るときの1冊として読んでおきたかった。いえ、いまでも十分役に立ちます。
読了日:09月09日 著者:神田 昌典
最高のアフタヌーンティーの作り方 (単行本)の感想
アフタヌーンティーって思い浮かべるだけで特別な気持ちになる。サーブ側の彼女たちを見ていると、昔、派遣や正社員で諸々していた記憶が蘇る。でも、一人ひとり自分で道を見つけるしかない。だからただ見守るしかないことを実感する。そして個人的に嬉しい再会。鉄人は縫い子のクリスタさん。要領が悪くても、世界を閉じないで、大切なものを守りながら生きていこう。そんな自分に、たまにご褒美を。
読了日:09月10日 著者:古内 一絵
うちの子が結婚しないので (新潮文庫)の感想
まだ28歳、両親ともに正社員。実家あり。何を焦るのかと思うのですが、そんなことを言っているとお互い老後は大変・・という恐怖から婚活を始める一家。いや、こんな仲良く協力的な両親、すでに家族関係が御伽噺。ここでヌクヌクしていたいよねぇ。
読了日:09月10日 著者:垣谷 美雨
いやよいやよも旅のうち (集英社文庫)の感想
伊勢神宮の御札を捨てられて(?)しまっても笑いとばす公子さん大好き。旅行なのに朝からビールを飲む気合の入れ方も好き。旅って行けば楽しい(そうする)けれど、実は面倒よね。
読了日:09月10日 著者:北大路 公子
ダチョウはアホだが役に立つの感想
ダチョウって家族の顔も覚えてないし、なんとなく頭数があえば、妻子が入れ替わっていても気が付かない。なんておおらか?な生き物。本当に大切な事が、種の繁栄(それなりに)ならそれで正解なのかも。どんな凄い発見でも、実用化できるコストに見合わないと難しい。そこをちゃんとクリアするダチョウと著者、凄い。
読了日:09月10日 著者:塚本 康浩
ちょこっと、つまみ: おいしい文藝の感想
つまみをつくるのも面倒な時は、つまみエッセイを読みながら呑む。人としてどうかとは思うけれど、結構、幸せ。
読了日:09月14日 著者:阿川佐和子,池波正太郎,伊丹十三,内田百閒,宇能鴻一郎,江國香織,遠藤周作,角田光代,鴨居羊子,川本三郎,久住昌之,小泉武夫,佐藤垢石,椎名誠,獅子文六,澁澤龍彦,島田雅彦,東海林さだお,杉浦日向子,高橋みどり,辰巳浜子,田辺聖子,種村季弘,檀一雄,中谷宇吉郎,姫野カオルコ,平松洋子,福田蘭童,古谷三敏,牧野伊三夫,丸谷才一,柳家小満ん,山田風太郎,吉田健一,吉村昭,吉行淳之介
マダム花子の感想
幼いころから旅芸人だった彼女は、10年間主婦をし離縁後「喰うため」に欧州へ。グル~っとまわり、米国公演、日露戦争の頃には、ロシア公演も成功させる。その歴史を追うだけで、驚きの連続。演じることで培われていった、しなやかな筋肉に生き方が現れている。そんな花子は、ロダンがモデルにした唯一の日本人。家族同様の扱いで、フランスのロダン邸に滞在しモデルをしたのだそう。それだけで満足してしまいそうだけれど、あくまでモデルは余暇。一座の団長として様々な交渉をし、女優として舞台に立つ。なんて働き者。
読了日:09月16日 著者:根岸理子
辺境・近境 (新潮文庫)の感想
讃岐のうどん紀行、身体からうどんが出てきそうなくらい食べてる。ワイルドでおいしそう。メキシコでじいい~っと村上さんを見つめた少女は今どうしているかな。
読了日:09月16日 著者:村上 春樹
人は思い出にのみ嫉妬する (光文社文庫)の感想
初めて知った水アレルギー。登場人物たちにはモデルがいるのだそう。なんて切ないこと。
読了日:09月16日 著者:辻 仁成
東京日記1+2 卵一個ぶんのお祝い。/ほかに踊りを知らない。 (集英社文庫)の感想
淡々と地味な日常と変な日常が綴られる日記。東京日記と名付いているけれど、東京らしさはほぼないところも、のんびりしていていい。読んでいると時間がゆったりしてくる。オクラになりたい。
読了日:09月17日 著者:川上 弘美
地球のごはん 世界30か国80人の“いただきます!”の感想
様々な国の、ある人物が1日に食べたものを本人と共に撮影。食事制限や、健康を考えての食卓ではなく、普段の食事というのが面白いポイントだと思う。お酒、シリアル、スナック、乳製品等、加工品が多いと見た目よりもカロリーは跳ね上がる。いま、どうなっているのだろうと胸が痛くなる地域もある。四半世紀に一度、同じドキュメンタリーを見て比較したいなぁ。
読了日:09月23日 著者:ピーター・メンツェル,フェイス・ダルージオ
グリーンピースの秘密 (幻冬舎文庫)の感想
ベルリンでの暮らし。食事の用意や、散歩など、日々のルーティーンを大切にした生活。一見地味にみえるけれど、読んでいて別の世界にいける、華やかさがある。
読了日:09月23日 著者:小川 糸
矢上教授の「十二支考」の感想
十二支ってとても身近なのに、ちょっと知ると奥深すぎて、逆に意味が分からなくなってくる。閉じられた輪のようで、ちゃんと『入口と出口』があるミステリー。亥の子餅が食べたくなって身悶える。
読了日:09月23日 著者:森谷 明子
東京日記3+4 ナマズの幸運。/不良になりました。 (集英社文庫)の感想
川上さんには、見知らぬ人を含めて周りの人が、つい気を許してしまう仕掛けがあるのだろうか。
読了日:09月23日 著者:川上 弘美
凡人の怪談 不思議がひょんと現れて (単行本)の感想
みえているヒト独特の見え方なのだろう。おどろおどろしくない。現実の暮らしと同じく、進行形だったりもするのでオチもない(場合が多い)。長い年月をかけて、気が付くことがあるのも現実と同じ。白黒つかないことを抱えて生きている、そのもやものなかに、怪異もふくまれている。工藤さんの話、もっと読みたいな。
読了日:09月23日 著者:工藤美代子
村上さんのところの感想
にっこりしてしまう回答から、背筋が伸びる話まで盛りだくさん。たまに、さりげなく付箋をはっておいて、夫が読んでくれると嬉しい。主にリラックスできそうな部分。猫で誘ってクスっと笑わせて、村上主義者に仕立て上げたい(野望大きすぎ)
読了日:09月27日 著者:村上 春樹
透明な夜の香りの感想
洋館で香りに携わる仕事をする朔に、アシスタントとして採用された一香。全くエロは出てこないのですが、妙にエロティック。全体の空気感や料理に使われるハーブ等、魔法のようにゆったりした時間が匂い立つ暮らし。ずっと終わらないで欲しいと願いながら読んだ。ラストの言葉はショックだったけれど、一香の生命力が戻ったことで、依存ではなく、新城と同じ関係を選んだのだと思う。
読了日:09月27日 著者:千早 茜
最後のおでん: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫)の感想
公子さんにコイビトがいらっしゃった時代、もう、20年前の日記なのね。でも、色あせない。時事問題や流行に惑わされない、身辺日記っていちばん鮮度が保たれるものだと思う。そして何より面白い。電車では読めない。
読了日:09月29日 著者:北大路 公子