6月の読書メーター
読んだ本の数:25
巡礼に心奪われた6月。
サンティアゴ巡礼 『星の巡礼』
四国遍路『慈雨』
まだまだ巡礼モノをよんでいきたいなぁ。
『モリ―ズ・ゲーム』には
もっともっとという欲が溢れ出ていて
もう手に汗握りまくりでした。
モリ―に共感するのは
ポーカーに参加するのではなく
胴元にまわっているところ。
賢くなきゃできませんね![]()
小心者のバーベナは
勝負師にもなれません![]()
星の巡礼 Anniversary Editionの感想
翻訳者のあとがきを読んだら、必然ってあるんだなと思えて、内容とシンクロするようで面白かった。
読了日:06月02日 著者:パウロ・コエーリョ
ふつうの会社とパンチパーマの感想
こんなのんびりしたところで20代のほとんどを過ごしたので、懐かしい気持ちになった。おやつ配るだけの人や、コピー機を見張るだけの人など、それでも仕事が回ってたのよねぇ。今思えばおとぎ話みたいだけど。
読了日:06月02日 著者:鈴木 ともこ
光の感想
輔の冷徹な観察眼に、あぁ、ばれてしまった。見透かされていると、ゾクゾクした。だって、自分がもしも男だったら、同じことを思うから。たまに感じるのですが、占い師より予言者よりも、小説家が一番、未来を見通しているのではないかしら?
読了日:06月04日 著者:三浦 しをん
物語のおわりの感想
読んでいる最中も、読み終わった後も、かみしめるように物語を味わう。私ならどうするだろう。ひとつの短編小説から、いろいろな人の人生が浮かび上がる。いろんな角度から、思いもよらない考え、捉え方を見せてもらって、人間は、なんて豊かな思考をもっているのだろうと思った。自分だけの狭い思考に縛られることなく生きていきたいなぁ。
読了日:06月04日 著者:湊 かなえ
物語のなかとそと 江國香織散文集の感想
読んでみたい本が増えた。読書の愉しみ幸せを思う存分、堪能するぞと。庇護されたがりで、守ってあげたくなるタイプに憧れているのに、本を読むたび、どんどん心が丈夫になっていく・・・共感です。
読了日:06月08日 著者:江國香織
慈雨の感想
元刑事の神場は、ずっと抱えている重荷がある。お遍路をすれば、それだけで心の重荷を下ろせるのではないけれど、さまざまなきっかけで少しづつ心が変わっていく。重荷を下ろす決断をするのは自分。善人だからこそ悩み続ける姿をこれでもかと見せつけられる。彼の決断を、軽やかにしっかりと受け止める家族にも、そこに至るまでの葛藤があったはず。お遍路途中の風景と共に、まだ余韻から抜け出せない。
読了日:06月08日 著者:柚月 裕子
時の名残りの感想
津村さんの思い出話はとても好き。昭和から平成を、礼儀正しく常識をもって、きちんと生きてきた人、という感じが滲み出ていて素敵だなと思える。
読了日:06月08日 著者:津村 節子
キトラ・ボックスの感想
ウイグルから来た可敦さんの存在が際立っていて、『アトミックボックス』の美汐もそうだけれど、女性研究者が素敵。闘う相手がどれほど大きな権力であっても、決して態度が変わらない。そこが清潔でかっこいいと思う。
読了日:06月13日 著者:池澤 夏樹
ギリシャの誘惑 (りぶるどるしおる)の感想
増補新版を読んだのですがまだ登録がないようなのでこちらで。池澤さんが3年間過ごしたギリシャ。白い陽射しに照らされて神話や古代の記憶が立ち上がってくる。遠くばかりを見つめるのではなく、人々のそのままの暮らしもきちんと受け止められるのは、市場で買った魚を自分で捌ける池澤さんの視線ならでは。だからちょっと難しいところがあっても、かみ砕くようにしっかり読みたくなる。
読了日:06月13日 著者:池澤 夏樹
もう一杯だけ飲んで帰ろう。の感想
きっとお酒が呑みたくなる。と、覚悟して読んでいたけれど、お酒よりもちゃんとお腹をいっぱいにする食事をしたくなった。食事をする場所の空気、味が伝わってくるからかしら。ミュージシャンの御主人の文章も、肩ひじ張ったところがなく自然体で風通しが良かった。
読了日:06月15日 著者:角田 光代,河野 丈洋
食べる私の感想
『食』を通すとなんて人は多様なんだろうと思う。無駄がなく勢いのある会話が続き、対談相手に深くグッと食い込んでいく。登場する人全員に興味が湧いてしまった。そしてわさびの登場回数多し。あと、やっぱりムツゴロウさんって、変態で天才。良本!
読了日:06月15日 著者:平松 洋子
プラテーロとわたしの感想
プラテーロとわたしとの間は、隙間がなく、ぴったり。信頼という接着剤でくっついているみたい。愛。
読了日:06月19日 著者:ファン・ラモン ヒメネス
琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎の感想
『鳥井信治郎』のやってみなはれ精神は、相手を真摯に信頼する証。幼少期の母から教えられた信心深さ。橋のふもとにいる乞食とのやりとりが、心に残る。
読了日:06月19日 著者:伊集院 静
琥珀の夢 下 小説 鳥井信治郎の感想
信治郎が亡くなってから20年後、銅像の除幕式での、松下幸之助との繋がりを感じる場面をもういちど、最初に戻って味わう。こういう人生を送った人間がいたことを知ることは生きる力になる。自分の人生を踏ん張ろうと思える。
読了日:06月19日 著者:伊集院 静
「超」怖い話 怪仏 (竹書房文庫)の感想
神社は静かすぎ、お寺は賑やか。二年前に読んでいたことをすっかり忘れていたこともホラー。でも、毎回、新鮮に楽しめて良し!
読了日:06月19日 著者:久田 樹生
呪われた土地の物語: かつて何かが起きた、そしてこれから起こるかもしれない40の場所の感想
過去の記憶を持った土地も怖いと思うけれど、一番怖かったのは、ゴミがあふれつづける土地。火を吐き続ける土地。現在進行形。。
読了日:06月19日 著者:オリヴィエ・ル・カレ
チヨ子 (光文社文庫)の感想
数年ぶりに宮部さんを読んだ。登場人物の輪郭がはっきりしているからか、身近に感じられて、ぐぐっと引き込まれていく。『チヨ子』いい話だったなぁ。私にはきっと人参を抱えた白いウサギが憑いてる。
読了日:06月22日 著者:宮部 みゆき
れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)の感想
さかのぼる形で読んでいたので、クマガイさんのことがわかって、ホッとした。蚊の襲来、カビ、雪、虫にも負けず、キョウコが暮らしのなかで逞しくなっていくのを、そっと応援したくなる。
読了日:06月26日 著者:群 ようこ
必要なものがスグに! とり出せる整理術!の感想
池田さんってとっても素直、そして編集さんって有能だなぁ。
読了日:06月26日 著者:池田 暁子
九十九怪談 第十夜の感想
あれ?もしかしてアレは何だったの?と、我が身を振り返りたくなるように身近な怪談。不思議な体験は誰もが経験しているのかも。
読了日:06月26日 著者:木原 浩勝
独立記念日 (PHP文芸文庫)の感想
若い頃、独り暮らしをすることだけが独立だと思っていた。大きな間違いだった。誰かと暮らしていても、自分の足で立つ暮らしはできる。また、その逆もある。そんな恐ろしい事実に気がつかなかったなんて。1編読み終わるごとに、ひとりひとりにそっとエールを送りながら読んだ。
読了日:06月28日 著者:原田 マハ
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)の感想
田舎の貧しい暮らし、現実そのものがタイトルだった。
読了日:06月28日 著者:岩井 志麻子
幸福な生活 (祥伝社文庫)の感想
取り返しのつかない事は、知らないほうが幸せ。なのに、ソレを突き出された時、これほどの恐怖はない。
読了日:06月28日 著者:百田 尚樹
砂漠の船の感想
自分が育った田舎の生活を理想として、家族で団地暮らしをする:幹郎。その田舎の暮らしは、やましいことや真実は隠され、実は母にとっては地獄だった。でも、子供の幹郎は気がつかないまま、大人になる。団地の暮らしは、幹郎だけがご満悦であっさりと崩壊する。何が怖いって、幹郎は実直で堅実、誘惑にも乗らないし仕事も一生懸命。でもそれだけだったということ。自分だけの正義は人を傷づけ、己にかえってくる。今月一番のホラーだった。
読了日:06月28日 著者:篠田 節子
モリーズ・ゲーム (ハーパーBOOKS)の感想
いったいどのタイミングだったら、このゲームから上手く降りられたんだろう。モリ―が常識的で努力家なのが伝わってくるだけに、ついそう考えてしまう。でも、それは余計なお世話。お酒の飲めないバーテンダーほど、とびきり美味しいカクテルをつくるように、モリ―にとってポーカーは手段。それを最後まで見失わなかったのが凄いと思う。彼女は今後どんな暮らしをするんだろう。
読了日:06月28日 著者:モリー ブルーム