2月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
日の出が早くなってきて
春めいてきました。嬉しいな。
垣谷 美雨さんは初めて読みましたが
自分でない誰かの
もしかしたら自分に似た人の
暮らしをたどるようで
読みごたえがありました。
明野照葉さんも、ちょっと不気味で
心の内面のドロドロしたところを
キリッと書き上げてあり、余韻が残ります![]()
全てを説明しない、できない。
そんな深みのある小説を読むと
『もし。じぶんだったら?』という
想像の遊びが生まれて
心地よい疲れを感じることが出来て幸せです。
わたしのウチには、なんにもない。4 はじめての遺品整理。さすがのわたしも辛かった・・・の感想
ゆるり家の女性陣は強烈だなぁ。そんな中でも少しずつ遺品整理が出来ていく。忍耐強さが問われるわ。御主人のキャラクターが良い味だしています。サラッと読めますがちょっと物足りない。
読了日:02月27日 著者:ゆるりまい
「怖い」が、好き! (よりみちパン!セ)の感想
わからないものをそのままに、曖昧なまま保ち続ける。白黒つけたほうがスッキリするけれど、実は、わからないものと共存し続けるって、生活の知恵かも。いろいろなことにあてはめてみても納得。
読了日:02月27日 著者:加門 七海
嘘 (幻冬舎文庫)の感想
こんなに素敵な姉は他にはいない。それなのに、姉が突然豹変した。一体どうなっているのか、ドキドキしながら読んだ。美しく優しい姉は、最後まで完璧だった。妹を想う気持ちに満ちていて。
読了日:02月22日 著者:明野 照葉
中身の本2 クローゼットの中身 (天然生活ブックス)の感想
シンプルで質が良いものが並んでいる。身に着けるものに、どこまでお金をかけるか、時間をかけて選択するか。その価値観の集大成がクローゼット。みるだけでとっても目の保養になりました。
読了日:02月21日 著者:
アジア経済の変貌とグローバル化の感想
インドの人口が増えても耕作農地が多く宗教的に肉食が少ないので、中国の人口が増えるほどには食糧危機はおこらない。とか、面白いなと思う部分がたくさんあった。近年のことって(それ以外もでしょ~っ)、時系列的に把握していないことが多いなぁ。
読了日:02月21日 著者:坂田 幹男,内山 怜和
宿敵 (中公文庫)の感想
親族からハズレ籤をひかされたと思ったのに、勤めを果たしつつ、ちゃっかり生きていくための糧をつかむ女。『NOBODY』にでてくる伸子は天晴だわ。『在星邦女』には見事な悪女が出てくる。どの女もカッコいい。
読了日:02月21日 著者:明野 照葉
うつくしい列島: 地理学的名所紀行の感想
狭い日本という思い込みが捨て去ろう。日本の『国土』は広くて驚くほど豊かだ。絶版になってしまった著者の『南鳥島特別航路』も収録されている。20年ほど前に読んだとき、しばらくラジオの気象情報を聴くのがブームだった。地形・地名の面白さを教えてくれた本でもある。
読了日:02月21日 著者:池澤 夏樹
墨東地霊散歩の感想
スカイツリーの御膝元や下町。加門さんにとって地縁のある場所について丁寧に取材。いろんな方に聴きとりもされているので、話がとても面白い。近代の歴史や暮らしって知らないことが多い。隠されていること、なかったことにしていることも多いのだろうなと思う。
読了日:02月18日 著者:加門七海
夫の彼女の感想
丸ごと相手の立場に置き換わってみる。その効果たるや凄かった。自分が理解できるものだけを見て、信じていれば楽だけれど、その殻を無理やり破ってしまう入れ替わり。幾つになっても、読書で教えられることは多いなぁとしみじみした。
読了日:02月18日 著者:垣谷 美雨
ニュータウンは黄昏れて (新潮文庫)の感想
郊外にある大型団地。あれほど憧れて必要とされた住処なのに、いまではすっかり不良債権扱い。建替え問題が過熱するほどに、エゴが出てきて、もう収拾がつかない。このエゴのバリエーションが凄い、いるいる!!あるある!!の連続。玉の輿に乗った友人を訪ねた後に、琴里が『私って、いいものばかりもっている』と気付くところに共感。バブルに乗れなかった世代は、こうやって足元を確認しながら生きていくのだ。他人に羨ましがられなければ、保てないような幸せは要らない。
読了日:02月16日 著者:垣谷 美雨
菊葉荘の幽霊たち (ハルキ文庫)の感想
自分と他人の間に線引きがないような、脆くてハラハラする人間関係。暇な時間が多い時期の生活だけれど、何かにすがりたい夢中になりたい、それで自分をどこかにつなぎ留めたい。そんな切実な欲求を感じる。
読了日:02月16日 著者:角田 光代
スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
冷静な観察眼がキラッと光る。他人と同じくらい自分のことも、細かいところまで見ている。脳に何か埋めたの?というくらいの変わりようで、でも決して無理している感じはなくて、『なりきり生活』面白いし不思議だなぁ。
読了日:02月16日 著者:わたなべぽん
壺中の回廊の感想
図らずも探偵役になってしまう治郎の動きにハラハラ。昭和初期の激動感、暗い時代への予感も、姪の澪子のおきゃんな感じに救われる。ミステリーを忘れてしまうほど、この時代の世相が興味深い。
読了日:02月13日 著者:松井 今朝子
新幹線の車窓から 東海道新幹線編の感想
見たことのある看板が、あるある。企業看板お国柄や個性が、いい味出してる。通り過ぎ、眺めるだけなのに、車窓っていいなぁ。いつかあの看板のところに行ってみたい、と、毎回思うのも旅。
読了日:02月13日 著者:栗原 景
その「不調」、あなたの好きな食べ物が原因だった? 遅発型フードアレルギーの感想
アレルギー検査したいなぁという気持ちが更に高まる。う~ん、うまく付き合っていく方法はありそうなんだけど、この本だけでは、正直よくわからない。
読了日:02月10日 著者:澤登雅一
ピスタチオの感想
主人公のペンネームは『棚』。ありそうでない名前。なんだか凄い。低気圧が通過するときに、棚が感じるという、アフリカの風。遠いようで繋がっている。それにひとたび気が付くと、次々とそれは事実を乗せた物語を連れてくる。生まれて消えていく『死』にということへの意識が、ちょっと変わった気がする。
読了日:02月10日 著者:梨木 香歩
フィンランドのおいしいキッチン (クリエーションシリーズ)の感想
キッチンの広さも設備も何もかもが豊か過ぎて、参考にするとかではなく、もう、目の保養。映画をみるようにページをめくりました。
読了日:02月08日 著者:ジュウ・ドゥ・ポゥム
私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか ~地下鉄サリン事件から15年目の告白~の感想
できる限り冷静に淡々と、記憶をたどり語る四女。『信者は口が軽い』という指摘が心に残った。自分で思考することを放棄した人間を表しているなぁと思う。95年のサリン事件から20年以上経っても、オウムは何一つ終わっていないということを今更ながら感じた。
読了日:02月08日 著者:松本 聡香
ペコさんの 暮らしを楽しむ、お掃除エッセンスの感想
ミニマリストではなく、整理整頓が得意ではない。なので、押入れの中や引き出しは、がらーんとしているわけではなく、さぁ~これを出して掃除するぞ!という感じになる。生活感があるから、参考になるし、やる気になる。さぁ、やるぞ。
読了日:02月03日 著者:おそうじペコ
ぼくはお金を使わずに生きることにしたの感想
食料は、畑を手伝ったり、森で採集(ベリーやきのこが採れる、森の豊かさはちょっと羨ましい)したり、街に出て食品破棄をもらったりもする。孤独な自給自足生活かと思いきや全く違った。生きる知恵を分かち合う仲間をつくり、できることを補い合う。かなりコミュニケーション能力が問われる都市型ノ~マネー生活。面白いのは、彼の意識が変わると、自然と仲間が出来ていくところや、最初は良い顔をしていなかったご両親も、大量消費をやめていく、という連鎖がおこること。お互いの生き方、差異を認め合える大らかな社会が続きますように。
読了日:02月03日 著者:マーク ボイル