2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
最近、ヒキタクニオさんに嵌っている。
乱暴に言うと、現代の任侠もの。
以前読んだ『カワイイ地獄』も強烈でした。
どんな人生を送ってきた方なんだろう

君が笑えば
の感想
岡山からNY、ハワイ、東京、コスタリカと舞台と登場人物が変わり、どんなふうにクロスしていくのかワクワクしながら読んだ。が、あとがきの『仕事愛小説』という言葉に、もうがっくり。この言葉さえなければ、恋愛物語として十分楽しめたのにな。多分、『仕事』という言葉の範囲が広すぎるのだ。個人的には、夢をキーワードに働くことばかりが、仕事ではないと思う。それは、危険な思想。
読了日:7月29日 著者:小手鞠るい
捨てる女
の感想
身体の具合が良くない時に、雑多なものたちが受け入れられなくなった著者。こんな風に突然に転機がやってくるんだな、面白い。そして、トイレットペーパーは無くても生きていけるのか・・。ものと一緒に捨てているのは、自分の古い価値観なのかも。
読了日:7月28日 著者:内澤旬子
年収100万円の豊かな節約生活術 (文春文庫)
の感想
自分の優先順位をしっかりと把握しているところが、豊さの秘密かしら。こだわりの料理を作って、友人と宴会する時間はとっても楽しそう。
読了日:7月28日 著者:山崎寿人
彼女の家計簿
の感想
一度も会うことがなかった祖母:加寿の家計簿には、戦時中の物価、戦後の暮らし、子供の誕生が綴られている。そして、彼女が願い続けてきたことも。受け入れられない事実を拒絶して、自分を守ること、それは時には力になる。でも、そこに拘りすぎることは自ら自分を苦しめる。誰にでもある豊かな生命力を、主義が違うということで排除するのではなく、尊重せねば。加寿の生き方からそんなことを考えた。
読了日:7月22日 著者:原田ひ香
ひとりで飲む。ふたりで食べる (講談社+α文庫)
の感想
レシピにエッセイがついていると、作ってみようと思う。著者の『これ、好きなのよ』というメッセージを、受け止めたくなるから。簡単なレシピなので、私と同じような料理が好きでない呑んべいさんにも、おススメ。
読了日:7月21日 著者:平松洋子
いそぶえ
の感想
海女さんが浮上してきたときの激しい呼吸、まるで笛を吹くように聞こえる音が磯笛。孝子のどこか頼りない生き方に、歯がゆさを感じながらも、海女として生きる共同体での暮らしに魅了された。女の職業の選択肢がなく、稼ぐ術としての技術。伊勢志摩、北九州、能登・・・海女さんの歴史をもっと知りたくなった。
読了日:7月21日 著者:谷村志穂
国境の南、太陽の西 (講談社文庫)
の感想
『恋』って本当に不思議なもの。係ってはいけない人に惹かれてしまうことがある。自分自身に拠る空虚を自覚して生きるハジメ、無自覚なイズミ。人生を損なったまま生きるには長すぎる年月。もし、同じ立場ならどうしたら良かったのか、つい考えてしまう。登場人物全員が、見事に経済的に恵まれているというのに、埋まらない何かを抱え続けている。欲深さと哀しさを感じる。
読了日:7月21日 著者:村上春樹
浅草博徒一代―アウトローが見た日本の闇 (新潮文庫)
の感想
賭け事を生業として生き抜いた男の半生。大正・昭和のヤクザを知るうえでとても貴重。テキヤとヤクザは同じじゃないし、興行をする場所が、屋根のあるなしで管轄が違うとか。なんとも面白かった。
読了日:7月19日 著者:佐賀純一
ホ・オポノポノ ライフ ほんとうの自分を取り戻し、豊かに生きる
の感想
手にとっては途中で挫折していた本。クリーニングと思考停止は違うのかな?
読了日:7月19日 著者:カマイリ・ラファエロヴィッチ
スプートニクの恋人 (講談社文庫)
の感想
『お互いを理解する』なんて、大いなる錯覚だとしても、言いたいことがちゃんと伝わっている実感があり、話が膨らむ相手がいるとこは幸せなのだと思う。なかなか出会えないけれど。
読了日:7月19日 著者:村上春樹
三陸海岸大津波 (文春文庫)
の感想
聞き取り調査が出来ているだけでも、これほど何度も津波に襲われているとは。それでも、自分が生きている間に、来るか来ないかわからない大津波のために、日々の生活を不便にしてまで高所に住むことは躊躇してしまうのだ。
読了日:7月19日 著者:吉村昭
日々のごはんとはたらくキッチン
の感想
『母のキッチン』と『義母の台所』の写真が載っている。どちらもきれいに片付いた台所なのだけれど、それぞれの生活が滲み出ていて面白いなと思った。
読了日:7月15日 著者:柳沢小実
ドラがみつけた外国人の東京スタイル
の感想
外国人のリッチな東京暮らしを覗き見。蚤の市が大人気。
読了日:7月15日 著者:ドラトーザン
老前整理のセオリー (NHK出版新書 453)
の感想
定年後の名刺に、現役時代の肩書を入れた『旧○○』というものを作成するなんて。唖然。過去の栄光は(物でも肩書でも)、捨てられないものですが、それを手放したからと言って、あなたという存在に価値がなくなるわけではない。ということを言葉を尽くして語り掛けてくれる本。自分の最期は読めないのだから、いつだって準備は必要なことだと思う。
読了日:7月15日 著者:坂岡洋子
高峰秀子 解体新書
の感想
本人の意思とは無関係に5歳で入れられた芸能界。自由もなく何十人も血縁を養わされた半生記。自分の好き嫌いで物事を選ぶことが出来なかっただけに、自分の意志で選び取った物事には、最後まで責任と愛情を注ぎ続けた。その最たるものが夫:松山さん。人は氏より育ちというけれど、自分を育てる、律するのは、やはり自分なのだと思った。死ぬまで続く、その作業に必要なのは主観でなく客観。高峰さんの話を読むと、ホント背筋が伸びます。
読了日:7月15日 著者:斎藤明美
密室の如き籠るもの (講談社文庫)
の感想
暑いときには背筋がゾッとするもので涼みたい。怪異と人為がミックスされているけれど、人為についてはちゃんとオチがある。逆にそれが怖かったりして。
読了日:7月15日 著者:三津田信三
気ぬけごはん
の感想
ポタージュって、泡だて器でつぶすぐらいでも美味しいのね。気取らないお料理が満載で、高山さんの人柄、特に、無邪気さがあふれ出ているエッセイでした。
読了日:7月12日 著者:高山なおみ
走る女たち
の感想
走ることは生きること。ほんの数十年前まで、マラソン大会に女性が出場することが禁止されていたなんて驚いた。宗教や戒律、また安全の問題で、いまだにそういう地域がある事実にも考えさせられた。
読了日:7月9日 著者:シャンティ・ソシーンスキー
焼印なき羊たち
の感想
相場で大きな失敗をした伊沢。日本ではちょっとしたアウトローだった彼も、マカオに逃げて来たらただの若僧扱い。そんな、伊沢の視線を借りて『銃ってそんな風に扱うの?!』なんて、いちいち驚きながら読み進むのが楽しかった。消し屋の銀子と理智の人生が知りたい。
読了日:7月9日 著者:ヒキタクニオ
北緯66.6°
の感想
なんて気持ちの良い旅なんだろう。まさに自己責任を実践。基本的な知識、経験があるからこそ。しかし、『蚊』ってどこにでもいて、襲ってくるのですね。一番人を殺している生き物と、聞いたことがあります。
読了日:7月9日 著者:森山伸也
スイートリトルライズ (幻冬舎文庫)
の感想
梅雨の時期には、ドライなようで湿度の高い物語が読みたくなる。瑠璃子の存在感は、恐ろしいほど。世界観がそのまま移動したような映画も好き。瑠璃子と聡が暮らすマンションは、もうイメージ通り。
読了日:7月3日 著者:江國香織
金哲彦のウォーキング&スローラン―みるみるカラダが変わる4ステップ
の感想
質問コーナーの回答がとても紳士。「やりたくないならやめちまえ~」って言わないのね。
読了日:7月3日 著者:金哲彦
これでよろしくて? (中公文庫)
の感想
これでよろしくて?同好会。『議題』がある『女子会』って素敵だと思う。愚痴と悪口がないもの。深く思考しながら、思わぬ突破口も見えたりして。これは、ひとりではできない技。ぜひぜひ、入れていただきたいものです。
読了日:7月3日 著者:川上弘美
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