2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読書の秋を満喫

バーベナの知らない異世界へと
誘い込んでくれる本に
たくさん出会えました。
『京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語』は
cafeに興味がない人にも
現在進行形のミステリーとして
楽しめます。
後半部分に
とんでもない誤植をみつけました。
これもミステリー?!
よるねこ (集英社文庫)
の感想
「女優」には普遍的な怖さが・・・。女は女優になれるのです。「心霊術師」が一番好き。なんだろう、リアルシンデレラのような不思議な余韻。
読了日:10月31日 著者:姫野カオルコ
行正り香の はじめよう! ひとりごはん生活
の感想
生きるということはまず、ひとりで立つこと。無理やりにひとり時間を充実させよう、という押しつけ感のないエッセイに好感。そして読み終わった後は、ひとりの時間っていいなぁ。大切にしよう。と思うのです。
読了日:10月31日 著者:行正り香
木洩れ日に泳ぐ魚
の感想
引っ越し前の夜。男女はお互いをさぐるように、すこしずつ話を始める。心理戦のような会話と、記憶の情景に、引っ張られて一気読み。
読了日:10月31日 著者:恩田陸
女たちの祝祭(パレード) (光文社文庫)
の感想
どちらかというと官能小説系。性欲よりも、もっと深い欲望が赤裸々に。予備知識なく、電車で広げてしまい、ちょっと焦りました。シニア向けの回春パーラー、喫茶店感覚で気軽に利用できる店舗が、あってもよさそうな気がする。昭和生まれの世代が生きているうちは利益も出そうです。
読了日:10月28日 著者:家田荘子
あなたから逃れられない (集英社文庫)
の感想
裕福な夫の美しい妻:比奈子と、その恋人。ラスト、まさかそんなことになるとは・・・。まったく予想外。解説が森瑤子さんで、的確な言葉遣いがこの小説の雰囲気にぴったり。同じ年代になっというのに、いまだに大人の女性に憧れてしまう。そうしてまた小池さん、森さんの小説を手に取ってしまうのです。
読了日:10月28日 著者:小池真理子
失われた時を求めて〈5〉第三篇 ゲルマントの方〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
の感想
ついに『ゲルマントの方』へたどり着きました。が、読むほうの意識がちょっと中だるみ気味です。後半でやっと面白くなってきました。
読了日:10月28日 著者:マルセル・プルースト
失われた時を求めて〈4〉第二篇 花咲く乙女たちのかげに〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
の感想
海辺で療養する夏。美しい女性たちと出会って、追いかけて。優雅です。
読了日:10月28日 著者:マルセル・プルースト
私のなかの彼女
の感想
仙太郎に最初からイライラ。愛想の良さに見え隠れする自己愛。言葉の端々から、小さい男だなぁ、、なんて。でも、最後の最後でふと、あれ?私が見ていたのは、和歌の作り上げた幻覚を通しての彼だった?とわからなくなる。そして、被害者意識の心地よさにどっぷり浸かっていた事に気づく。更に、過去の自分を振り返ってみて、あう~っと恥ずかしくなる。
読了日:10月26日 著者:角田光代
アンソロジー お弁当。
の感想
お弁当は、たとえおにぎり一つでも、人に作ってもらうと美味しい。と思う。作るだけでは、食べるだけでは、分からないこともある。アンソロジーのすきなところは、いろいろな立場(年齢、時代、経済力等)が違っても、ひとつのテーマについて語れるところ。ほか弁の話、物凄くじわっときた。心からの想いが伝わって、しかりと受け取っている。読んだ私にも確かに何か、伝わっている。
読了日:10月26日 著者:武田百合子,池部良,阿川弘之,南伸坊,立原えりか,坂東三津五郎,山本周五郎,よしもとばなな,酒井順子,白石公子,池波志乃,野上弥生子,角田光代,吉川英治,筒井ともみ,穂村弘,阿川佐和子,杉浦日向子,高浜虚子,幸田文,東海林さだお,泉昌之,吉村昭,沢村貞子,吉田健一,池波正太郎,中坊公平,獅子文六,金井美恵子,内田百けん,原田宗典,林真理子,椎名誠,川本三郎,木内昇,江國香織,宇野千代,華恵,向田邦子,入江相政,洲之内徹
京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語
の感想
実在する洋館をめぐって、意図せずにもミステリーのような流れが生まれていて面白い。縁がある、縁ができるとはまさにこうことかも。思わず、著者のブログに行ってみると、洋館の窓から見える枝垂桜の素晴らしい写真があった。何か宿っていそうよ。cafe好きのミステリーファンは是非、読んでみて。
読了日:10月21日 著者:川口葉子
六月の夜と昼のあわいに
の感想
恩田さんの思考をそのまま流してくれているような、時間も、場所も、いくつもの階層を自由にワープするような物語たち。「翳りゆく部屋」が好き。
読了日:10月21日 著者:恩田陸,杉本秀太郎
ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅―ピーターラビットの故郷をめぐって
の感想
映画やTVでいろいろな場所の映像が見られるようになっても、それでもやっぱり、想像の中で楽しむことの楽しさってある。そんなことを実感させてくれる。どんな匂いの草原なのか、味の食べ物なのか、考えるだけでわくわく。
読了日:10月21日 著者:北野佐久子
見えない情事 (中公文庫)
の感想
「見えない情事」にでてくる資産家の後妻。その天真爛漫さは同じく小池作品の『恋』にでてくる雛子を思い出す。こんな女性がいたら、友人になってしまったら・・・。何もしなくても居るだけで、ある種の人間の劣等感を刺激してしまう存在。こんな友人が近くにいて、自分を保ち続けることができるのでしょうか。私ならば、あっというまに呑み込まれてしまうわ。
読了日:10月21日 著者:小池真理子
ぼくらは怪談巡礼団 (幽ブックス)
の感想
『怪談』それは、編集長の東さんにとっては純粋に飯の種(もちろん褒めてます)。加門さんにとっては、好奇心が抑えきれないもの。そんな組み合わせ+ゲストの方々と、いろいろな怪異をもとめて行脚します。錦糸町のおいてけ掘、ちょっと行ってみたい。磁場がぐるぐるする感じ、味わえるかしら。
読了日:10月14日 著者:加門七海,東雅夫
[荒井商店] 荒井隆宏のペルー料理
の感想
前作と同じく、荒井さんのペールへの想いと滞在した時の話などが、かなり挿入されていて読み応え有り。料理本ではあるけれど、ペルーのことをもっと知りたくなる、実際に料理を食べに行きたくなる本。昔、ペルーから働きに来ていた人に、家庭料理をごちそうになったことを思い出した。確かにレモン、多用していました。美味しかったな。
読了日:10月13日 著者:荒井隆宏
1Q84〈BOOK3〉10月‐12月〈後編〉 (新潮文庫)
の感想
青豆の狂信的なまっすぐさを受け止められるのは、彼だけ。でも、タマルや老婦人、はたまた牛河とでさえ、ここで別れてしまうのは辛いなぁ。ふかえりに対してはそこまでの想いはないけれど。。一応、月を確認しちゃった。
読了日:10月11日 著者:村上春樹
1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編 (新潮文庫)
の感想
タマルからの差し入れ『失われた時を求めて』は、はやり読み切れないのか?!どうでもいい(わけではないけれど)細部が気になるし面白い。
読了日:10月11日 著者:村上春樹
1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫)
の感想
ここまでくると途中で休憩もはさめないくらい夢中になる。いろいろな謎が親切すぎるくらい、ひも解かれている気がする。説明されている部分よりもっと、奥を見てみたい。
読了日:10月11日 著者:村上春樹
1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫)
の感想
青豆と、老婦人、タマルとの会話が好き。センテンスは短く抽象的。でもそこには深い知恵と信頼がある。こんな会話、してみたくもそんな場面は一生ないでしょう。
読了日:10月11日 著者:村上春樹
1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編 (新潮文庫)
の感想
天吾と青豆、その規則正しい暮らしぶりに惹かれる。自分の身体や感情を観察し、何事もなるべくひとりで完結させようとする姿勢。それは孤独とは言わないと思う。孤独を自覚して味わえるのは、豊かなことだと思わせられる。
読了日:10月11日 著者:村上春樹
1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)
の感想
文庫で再読すると気分が変わって、面白い。
読了日:10月11日 著者:村上春樹
女のいない男たち
の感想
ひっそりと青山で営業するBar『木野』。この話、とても好きだし、自分の行動、感情にもケリをつける。というキッパリしたメッセージが心に残る。また、読み返すときに、自分が何を感じるか楽しみ。
読了日:10月11日 著者:村上春樹
天璋院篤姫と大奥の女たちの謎 徹底検証 (講談社文庫)
の感想
大奥は本当に閉ざされており、正確な文献もほとんど残っていない。その中でできる限り検証されている。いままで自分が思っていた、大奥というのは、噂をもとに創り上げられた世界なのかも。
読了日:10月11日 著者:加来耕三
名妓の資格―細書・新柳夜咄 (芸者論)
の感想
時代背景が昭和初期ぐらいまでの小説を読んでいると、私は新橋(出身)の芸者であり、他とは違うのだ。というプライド感じる描写に出会う事がある。何が違うのか、そんな疑問に答えてくれる。新橋演舞場に勤めていた著者が聞き書きしているため、貴重な証言や写真も入っている。新橋・赤坂・柳橋が三大花柳界。新橋(今でいう銀座)と烏森は近いと思うのに、新橋とはしっかりと区別されていたとは。
読了日:10月6日 著者:岩下尚史
桐谷さんの株主優待ライフ
の感想
全ての対局を記憶しているため、コンピューター桐谷と呼ばれていたなんて、凄い人なのね。そんな人でも、株(信用取引)で痛い目にあうとは。。生い立ちから失恋まで語り、何故かアップの写真も多くて、サービス精神旺盛。ひとりの男性の暮らし方として、物凄く面白かった。
読了日:10月6日 著者:桐谷広人
九月が永遠に続けば (新潮文庫)
の感想
愛していた夫の後妻:亜沙美の磁力、それは本人の意図しない魅力で、そこに禍々しくも、悲しい不思議なものを感じる。驚いたことに、昨年読んでいたのに、内容の深さとショッキングさに当てられたのか、ご近所さん:服部の存在以外はすっぽりとストーリーを記憶していなかった。
読了日:10月5日 著者:沼田まほかる
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