2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:20冊



イサム・ノグチの生涯を書いたものが

断トツの面白さ。

こんな人が、あの時代にいたのか?!と。


ジャンレノ主演の映画

『シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』

のなかに

とんでもない格好(バカ殿?!)で

他のレストランへ、偵察にいくシーンが

ありましたが

そのときの予約名が


「ノグチ」


おうっ!?


それにも納得するほどの

知名度と愛され度を

実感しましたラブラブ



それから

金子哲雄さんのエンディングダイアリーは

彼個人への、好き嫌いは別にして

多くの方に読まれることを

祈っています。






僕の死に方 エンディングダイアリー500日 僕の死に方 エンディングダイアリー500日感想
金子さんが『地味葬』でなかったことが意外だったので手に取った。残された時間があまりに少なく『皆さんへのお礼まわり』ができないからこその選択でもあったんだ。いつでも人を喜ばせたい、という想いが伝わってきて、涙。その温かい気力というか、エネルギーに触れることができて、また涙。死を話題にすることすら避けてしまう、目をそらせてしまいがちだけど、選択肢のひとつとして、こういう生き方もあるということを書き残してくれたことに、本当に感謝。最期まで、生活に役立つ情報をありがとう。
読了日:11月25日 著者:金子哲雄


紙の月 紙の月感想
誰かを思い通りに支配したい、そんな欲望を手っ取り早く叶えるのは、お金。経済を支配すること。お金ってたとえ手元にあっても、自分だけのものではなく、家族のもの、他人のもの、借りているもの、だったりもする。でも、お金の怖いところは、その区別がつかなくなること。あっという間に、自分がお金に支配される。性格の弱さでは、説明のつかない、誰にでも起こり得る、落とし穴。いやー、地味に震えがきます。本当に紙一重。
読了日:11月20日 著者:角田光代
隅の風景 隅の風景感想
紀行文は飲みっぷり食べっぷりの良いものが好き。恩田さんの馬刺とビールへの愛と、強靭な胃袋に乾杯。「恐怖の報酬」のように、どんどん思考が飛んでいくような紀行文ではないけれど、ちゃんと土地の気配はつたわってきます。実態の周りに漂う空気感のようなもの。台湾、チェコ、熊本、行きたいっ。
読了日:11月20日 著者:恩田陸


電気代500円。贅沢な毎日 電気代500円。贅沢な毎日感想
洗濯機はなくても、脱水機くらいないと、雨の日なんて乾かないよー。どうしてらっしゃるのかしら。ひとりなら出来るけれど、家族を巻き込むには、どんなテクニックがあったのか。知りたいことは、書いてなかった。
読了日:11月20日 著者:アズマカナコ


やがて哀しき外国語 やがて哀しき外国語感想
最近のエッセイよりも、力強い(御本人もそう言うように)そういう時期だったんだと、納得。普通であることと、流されることは違う。飄々と分かりやすい言葉で、結構、厳しいことを提示してくれている気がする。イタリアに住んでいたときの、カラフルな村上さんもちょっと見てみたかった。
読了日:11月20日 著者:村上春樹


わたしの週末なごみ旅 (河出文庫) わたしの週末なごみ旅 (河出文庫)感想
古びたものが好き。という岸本さん。あまりアンティークには興味がわかないのだけれど、物が古びるに至るまでの、物語をも愛せる人に、持つ資格がある物なのでしょうね。お部屋の写真、解説付きでみてみたいなぁ。
読了日:11月20日 著者:岸本葉子岸本葉子


使いきる。 有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭 使いきる。 有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭感想
いつでも片手に布巾をもって、どこかを拭いている。その布巾はいつでもパリッと洗濯されたもの。これだけでも清清しさが伝わってきそう。シンクにお腹をつけない姿勢も、いつも心がけねば。
読了日:11月20日 著者:有元葉子


私と踊って 私と踊って感想
意外な場所に隠れている「交信」に泣かされてしまった。ほんの1ページなのに。『死者の季節』も何故だか長編よりも俄然と面白く感じる。恩田さんの思考が自由にとんでいって、これから何かが始まる、わくわく感があるというか。やっぱり短編のひとだなぁ、なんて思ってしまう。
読了日:11月19日 著者:恩田陸


源氏物語 巻四 (講談社文庫) 源氏物語 巻四 (講談社文庫)感想
本人に咎がなくても、身分が低かったり、垢抜けない田舎者だというだけで、影でヒソヒソっと笑いものにされてしてしまう。今も昔も、変わらず。
読了日:11月14日 著者:


源氏物語 巻三 (講談社文庫) 源氏物語 巻三 (講談社文庫)感想
末摘花の浮世離れっぷりにハラハラ。ギリギリのところで源氏に救われて、ほっとした。アピールしなさすぎなのは育ちのよさか、ただの頑固者なのか。
読了日:11月10日 著者:


源氏物語  巻二 (講談社文庫) 源氏物語 巻二 (講談社文庫)感想
系図が分らなくなったら、すぐに巻末にもどって確認しつつ読む。源氏はなんてマメで好奇心旺盛なんだろう。しかし、この時代はほんとうにあっけなく人が死んでいく。
読了日:11月10日 著者:瀬戸内寂聴


源氏物語 巻一 (講談社文庫) 源氏物語 巻一 (講談社文庫)感想
巻末にある系図と著者による解説が、とても分りやすくてありがたい。これでやっと、源氏物語が読み通せる気がします。あ~ぁ、こんなに面白い物語を未読だったなんて。
読了日:11月10日 著者:瀬戸内寂聴


お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書) お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)感想
いまさらですが少しずつ『お金』について勉強せねば、と思い手に取りました。いろいろあって投資信託アレルギーだったのですが、ちょっと考えが変わりました。でも、まだまだ知識が足りない。
読了日:11月10日 著者:勝間和代


はだかんぼうたち はだかんぼうたち感想
カメラが切り替わるように、登場人物の視点が淡々と綴られる感じが「薔薇の木枇杷の木・・・」みたい。なので、とても好きな物語になりそうな予感がしたのに、ちょっと違った。全体の雰囲気が意地悪な感じ。江國さんの作品をこんな風に思ったのは、初めて。
読了日:11月8日 著者:江國香織


秋の花火 (文春文庫) 秋の花火 (文春文庫)感想
どれも短編とはおもえないくらい、濃密な人生がつまっている。「戦場の鴨たち」は、あまりのオチに、笑っていいものかどうか考えてしまったけれど、大笑いして毒を受け止めようと思った。
読了日:11月8日 著者:篠田節子


イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者 イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者感想
モエレ沼公園、是非とも行きたくなった。しかし、米次郎もそうだけれど、イサムもとんでもなく美男子。80歳を過ぎてからの海水浴でのスナップ写真なんか、クラクラするほど格好いい。
読了日:11月8日 著者:ドウス昌代


イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫) イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫)感想
イサムの両親の生い立ち&ふたりが出会うところから始まる。明治時代に当てもなく渡米し、詩人として成功した父の米次郎と、酷い目にあわされても、なお彼を慕うレオニー。上巻はレオニーが、傍若無人で無責任な米次郎に出会ってしまったがために、どんどん気の毒な状態になっていく過程が描かれる。遺された手紙や記録を丁寧に探って、ここまでの事実と物語が積み上げられる、ということにも驚き。米次郎もイサムも、本当に女性にモテたプレイボーイ(古い?)だ。でないと、相手の女性は手紙なんて大切に取っておいたりしないもの。
読了日:11月8日 著者:ドウス昌代


四十九日のレシピ (ポプラ文庫) 四十九日のレシピ (ポプラ文庫)感想
亡くなった乙美は、本当はどんな女性だったのかな、と想像しながら読んだ。あの時はごめんなさい。と、直接伝えられなくても、全てを包み込んで笑ってくれるような、心の豊かな人だったのだと思う。そういう控えめな人柄につけ込んで、粗末に扱っちゃダメ。後で心が痛くなる。
読了日:11月4日 著者:伊吹有喜


金沢・名菓の老舗殺人事件 (ケイブンシャノベルス) 金沢・名菓の老舗殺人事件 (ケイブンシャノベルス)感想
老舗の和菓子屋が係る殺人事件。家名に傷をつけないように、影で糸を操っていたのは・・・。自信満々の刑事との会話が面白くて、こんな人いない~と思いながらも、ちょっとした良い息抜きになりました。
読了日:11月3日 著者:矢島誠


春燈 (新潮文庫) 春燈 (新潮文庫)感想
他に子供が居ても最初に物を選ぶのは当たり前、好きなものだけを食べ放題、お土産も自分だけは特別・・・。という綾子の気ままな性質を、余すところなく堪能できるのが凄い。いったい、どんな我侭娘かと思ってしまうけれど、それを全く疑問に思わずにすんだ環境の後ろ盾があったのも事実。綾子も学生になると、自分を取り巻く環境への疑問が湧き出してくる。こうして人は大人になっていくんだな、思春期の頃を懐かしく思い出しました。
読了日:11月3日 著者:宮尾登美子



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