6月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
『二つの祖国』をぐぐっと
読み込みました。
戦前から戦後にかけての
日本とアメリカ、日系二世の物語。
モデルになった人物もいたようです。
ふたつの国、どちらにも受け入れられず
家族間にも亀裂が。
彼ら、彼女たちの
苦悩に胸が締め付けられます。
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
奇をてらわずに、どちらかというと平坦な言葉で語る著者。なのに、どうしてこんなに夢中になってしまうの?というくらい面白い。いままでランダムに読んでいたけれど、初期から順番に読み返したくなる。
読了日:06月24日 著者:村上 春樹
わたしのカフェのはじめかた。 人気店に学ぶカフェオープンBOOK
新しい形態のカフェが増えてきて『どんなきっかけで開店されたのかな』と思うことが多い。直接聞けないヘタレとしては、覗き見的な好奇心を満たしてくれる一冊。人それぞれ、ある地点でのストーリーとしても面白い。
読了日:06月24日 著者:「わたしのカフェのはじめかた。」編集部[編著]
レインツリーの国 (新潮文庫)
同じ本を読んでいたことがきっかけになって、メールでやり取りを始めるふたり。相手のことをもっと知りたい。自分の想いを伝えたい。これぞ恋愛の醍醐味みたいな、フレッシュなドキドキ感に浸れて満足。しかし、彼の文章は上手すぎよ~。本人は理屈っぽいというけれど、こんなやり取りができる人を見つけられたら、退屈しないし人生楽しいと思う。
読了日:06月24日 著者:有川 浩
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
1960年代のプラハで、同じソビエト学校に通った友達の消息を訪ね歩く日本人のマリ。「息をするように嘘をついていた」あの子は今どうしているの?!30年の月日が流れて、当時は分からなかった・理解できなかった友人の謎や、思いがけない消息を知っていく中で、共産主義の複雑怪奇さが重く圧し掛かってくる。骨太な話ですがテンポのいい文章と、子供時代のユーモアあふれる会話に引き込まれて、途中でやめられない面白さでした。
読了日:06月18日 著者:米原 万里
だれかの木琴
普通にみえる主婦が、淡々とストーカー化していく。この夫婦、直接向かい合わずに、まるでビリヤードの球を突くように、個人的に他人を挟んでコミュニケーションをとっている気がする。巻き込まれた他人からすれば、とんでもない災難で、なんともはた迷惑な話ですが、実際にありそうな話。それが例えストーカーに向かわなくても。
読了日:06月18日 著者:井上 荒野
だんな様は霊能力者
ブログを書籍化したものだからか、終わりかたが唐突すぎ(笑)奇跡をおこす奥の手は「あなたならできる」「できてる」という言葉なんだそう。身近な人に、そして自分にも自信を持って言い続けましょ。
読了日:06月18日 著者:くみ
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
登場人物が多いのに、こんがらがることなく、容姿や性格が自然と浮かんでくる。なんて親切で的確な描写なんだろう。古典、それも特にミステリーを避けていたけれど、今読んでも十分に面白い。なんだか嬉しい発見です。
読了日:06月11日 著者:アガサ クリスティー
海辺のカフカ〈下〉
星野青年が喫茶店の店主と『大公トリオ』について話す場面が好き。人はきっかけがあれば、もちろんそれだけではないけれど、新しい扉を開くチャンスは用意されているんだなと思う。ナカタさんは希望が歩いているみたいな人だ。細部ばかりみていると、大切なものを取り落としそうな気持ちになる。バランスって大切だ。
読了日:06月11日 著者:村上 春樹
海辺のカフカ〈上〉
図書館に住むという憧れを追体験できて楽しい。簡単な食事を取り、ひとりでエクササイズをこなす少年。著者の本を読むと不思議と規則正しい生活をしたくなる。そしてちょっと変わった老人:ナカタさんのしゃべり方は、本当のことだけを口にする安心感があってとても好き。
読了日:06月01日 著者:村上 春樹
いろんなことがラクになる!断捨離セラピー
絵柄がすっきりしていて綺麗。3年かけて断捨離していった記録。昔、あこがれていた人間、なりたかった自分がいまここに居る!と、気がつく場面がなんだか心に迫ります。ここに居る!と気づくけれど、なぜ今幸せでないと感じるのか・・・。断捨離って食傷気味だと思っていたけれど、こうやって一人一人のストリーを辿ると、まだまだドラマティックです。
読了日:06月11日 著者:あいかわ ももこ
問題があります
親との関係や過去の話って、遠ければ遠いほど美化してしまうけれど、著者は全く容赦がない。でも、そこにこそ情というか愛おしさを感じる。人生やることやって義務を果たした後での辛口。素晴らしい。本を読むことを「若いころ読んだって何も分からない、時間を無駄にした」なんて言える人ってなかなかいない。素敵だ。
読了日:06月11日 著者:佐野 洋子
二つの祖国 第4巻 (新潮文庫 や 5-48)
性質が違いすぎる妻との争い、そして最愛の人の死。命を削るほどひたむきに向き合ってきた仕事に対する、両国からのあまりに薄情な評価。何もかも燃え尽きてしまったケーン。何かひとつでも希望が残っていたら・・・。そうするには、どれぐらい時間を巻き戻せたら良かったんだろう、と考えてしまう。最後に載っているインタビューを受けてくれた人々、参考文献の多さに、著者の真摯な想いと歴史の重さを実感する。
読了日:06月11日 著者:山崎 豊子
二つの祖国 第3巻 (新潮文庫 や 5-47)
戦争が終わっても家族の絆は壊れたまま。そんな中、天羽賢治は東京裁判でモニター(通訳のミスを訂正する)を務めることになる。手に汗握るような裁判の描写が続く。なんて優秀な、そして頑固な人なんだろう。彼が一生懸命になるほどに、妻とも兄弟・両親とも亀裂が深まっていくのが読んでいて辛い。
読了日:06月01日 著者:山崎 豊子
二つの祖国 第2巻 (新潮文庫 や 5-46)
日本とアメリカに離れ離れになった兄弟は南方戦線で再会する。兄は米兵、弟は日本兵として・・・。兄:天羽賢治の頑固一徹な正義感と苦悩。実在のモデルがいるということを初めて知りました。
読了日:06月01日 著者:山崎 豊子
二つの祖国 第1巻 (新潮文庫 や 5-45)
日米開戦に伴い、移民である日本人とその子供=アメリカで生まれ育った日系2世たちは、強制収容所に入れられる。アメリカ国籍を持つ、日系アメリカ人であっても侮蔑される日々。子供の目線から収容所生活を描いた「草花とよばれた少女」で感じた放牧的なイメージはまったく覆されました。
読了日:06月01日 著者:山崎 豊子
もっとことばに出そう!自分の気持ち―「率直に話す」55のヒント
攻撃的なプンプン、自分の意見を言えないウルウル、皮肉屋のチクリン、3タイプの小人の表現が面白い。なぜ、あの人はチクリンなのか?なぜ、自分はいまプンプンなのか、心の動きには理由がある。他人ではなく『私』を軸にしてコミュニケーションをとるのは、決して我侭ではない。
読了日:06月01日 著者:森田 汐生
デュアル・ライフ (新潮文庫)
若いころぼろ布のように捨てた女性は元気だろうか、彼女ともう一度『恋』をしたい。でも家庭は捨てずに・・・。悪知恵を絞り二重生活を続けようとする主人公。あまりに虫の良すぎる展開だけれど、そうは問屋が卸さない・・・はず。でも、こんな男性は現実にいるような気がする。
読了日:06月01日 著者:夏樹 静子