10月の読書メーター
読んだ本の数:19冊



久しぶりに宮本輝に夢中。


物語の骨組みが太くて

その奥にさらに世界が広がっている。


自分の成長と共に

味わいがかわっていくので

再読するのが楽しみ。


初めて読むときも

再読も、わくわくする。




三千枚の金貨 下 三千枚の金貨 下
芹沢由朗が埋めたという『金貨』。何故彼はそこに埋めたのか?その謎をきっかけにして、3人のサラリーマンが盛大に『遊んで』いる。遊びってその人がどうやって生きてきたか、どう生きるかの思考の集大成のような気がする。
読了日:10月28日 著者:宮本 輝


おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道 おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道
駅と電車だけでなくその周りのcafeや居酒屋も守備範囲。待ち時間を有効に(?)使うため、隣の駅まで歩いちゃったり(でも迷う)。点と線でなく広がりがあって自由度の高いテツ旅。本人がとっても楽しんでいることが伝わってきて、読んでいるこちらの幸福度も上がってきます。
読了日:10月27日 著者:能町みね子


三千枚の金貨 上 三千枚の金貨 上
ちょっと心が騒ついていた時に偶然出会った本。読み始めると途端に物語のなかに引き込まれた。シルクロードの血が吹き出るような砂嵐の激しさ、海鳥はいつもどちらを向くのか、そして銀座のBarを経営する若き美女。随所に出てる幅広い思考、出てくる人物がそれぞれ本当に面白い。本という逃げ場、一時避難所があることを幸せに思う。
読了日:10月27日 著者:宮本 輝


やわらかなレタス やわらかなレタス
エッセイだけど、まるですっぽりと物語の中に入り込んでいたかのような、充実した読後感。『いくつもの週末』から十数年、「混乱の日々」を無事乗り越えたご主人とのやり取りがあるのも、ミーハー心がみたされました。
読了日:10月22日 著者:江國 香織


天国にいちばん近い島 (角川文庫) 天国にいちばん近い島 (角川文庫)
直談判の手紙を出して、貿易船に乗せてもらえることになった24歳の桂さん。まだ旅行客が居ない時代だった為『ただ島を見たかった』なんて事は信じてもらえず、ニューカレドニア到着後は、産業スパイに間違われたりしてひとりぼっちに!でも、ここからが本当の冒険。自力で日系人を探しだしお宿を確保、原住民の友達をつくり、隣の島ではプロポーズまでされちゃう。結局、数ヶ月も滞在しちゃって、思っていた以上にハードで驚きました。
読了日:10月22日 著者:森村 桂


ふつうがえらい (新潮文庫) ふつうがえらい (新潮文庫)
絵本作家の佐野さん、初めて読みました。キッパリした語尾、人柄が立ち上ってくるような文章のリズム。面白いかった!
読了日:10月22日 著者:佐野 洋子


恋愛中毒 (角川文庫) 恋愛中毒 (角川文庫)
『どこからおかしかったの?』毎回、主人公:美雨の行動をたどり、心の内を理解したくなるけれど、わからない。だからこそ何回読んでも飽きない。なぜだか嫌いになれない主人公。ただやっと最近、あまりにも美雨の他力本願な部分に違和感を感じるようになった。
読了日:10月22日 著者:山本 文緒


天涯の花 (集英社文庫) 天涯の花 (集英社文庫)
施設に育った珠子は15歳になった時、徳島県の霊峰:剣山の神主夫妻に養女として迎え入れられる。めったに下界に下りることの出来無い、雪深い山中での生活。お山での楽しみはひっそりと咲くキレンゲショウマ。気がついたらお山の世界に引き込まれて、20歳を迎えて年頃になった珠子の恋を、手に汗握りながら応援していました。
読了日:10月22日 著者:宮尾 登美子


今朝子の晩ごはん (ポプラ文庫) 今朝子の晩ごはん (ポプラ文庫)
長距離バスのお供に活字量の多いものを・・・と選択。日々のタイトルがその日の晩ごはんなのが面白い。ガラパゴス旅行記には萩尾望都さんの漫画も付いていて、とっても読み応えありでした。渋滞のバスでも退屈しないですみました。
読了日:10月22日 著者:松井 今朝子


11人の日々ごはん (ORANGE PAGE BOOKS) 11人の日々ごはん (ORANGE PAGE BOOKS)
『生活の空間』と『食』。それぞれの暮らしの中で生まれたレシピが興味深い。森のイスキア:佐藤初女さんのおにぎりも載っています。ピクルスや煮物の汁も使いきろう、という気持ちになりました。たまに読み返そう。
読了日:10月11日 著者:


夜行観覧車 夜行観覧車
高級住宅街に住む、ある一家におきた事件。「ご近所さん」や「夫・妻・娘・息子」それぞれの視点で事件を憶測していく。思春期まっただなかのいやらしさ、親切にみけかけてのおせっかい等、人の嫌~なところをこれでもかと畳み掛けてくるのが、凄い。読みながら腹が立ってしまうんだけど、途中でやめられず一気読み。人付き合いは『お互いの良い面でだけ付き合う』ことを、信条にしているけれど、そんな綺麗ごとは吹き飛んでしまうわぁ。
読了日:10月11日 著者:湊 かなえ


桐畑家の縁談 桐畑家の縁談
方向性は違うけれど、まっすぐに育った姉妹。妹からの突然の国際結婚宣言で、ちょっぴり揺れ動く姉心。流されてふらふらしているように見える姉だけれど、長い失恋中だったみたい。仲の良い姉妹のお話って和む。
読了日:10月10日 著者:中島 京子


霧棲む里 (講談社文庫) 霧棲む里 (講談社文庫)
自伝的作品を含む短編集。今回深く印象に残ったのは、美しく愛らしい妹への屈折した思いから、摂食障害に至る姉:律子を描く『揺籠』。律子が抱き続ける家族との疎外感を、丁寧に追いながらも、淡々とした距離感のある文章で、心が自立できない律子への厳しい視線も感じられるのが凄い。律子への否定的な描写はないだけに、かえって甘ったれて生きてはいけないな。と、ハッとさせられる。
読了日:10月08日 著者:津村 節子


ベッドの下のNADA ベッドの下のNADA
結婚5年目、喫茶店:NADAを経営する夫婦とその常連客とのやりとり。もう愛していないのと、冷めているのとは違う。このあたり、考え始めるともやもやしてくる。NADAにはそんなもやもやした空気がつまっていて、ちょっぴり息苦しくなってきた。密度が濃すぎるもの。
読了日:10月08日 著者:井上 荒野


北欧のおいしい話 スウェーデンのカフェから、フィンランドの食卓まで (Hokuo Book) 北欧のおいしい話 スウェーデンのカフェから、フィンランドの食卓まで (Hokuo Book)
まずはcafeでお茶して、ふらふらとスーパーによって食材チェック。美味しい日常をきちんと写したいっ、そんな気持ちが伝わってくる写真が豊富で、擬似旅行が楽しめます。派手さは無いけれど、とってもセンスがいい本だと思いました。
読了日:10月06日 著者:森百合子


愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
夢見がちな少年ヴァーノンは美しく育った幼馴染ネルに一目惚れする。そして音楽家への道、そして戦争。本当は誰を愛していたのか、気づいた時には・・・。大きなうねりのような長い時間を感じさせる小説。ヴァーノンにはイライラさせられながらも、長い時間一緒にいた友人のような気持ちになっていたので、中盤とラストでは冷水を浴びたような気持ちにさせられた。『愛』ってなんでしょう・・・。自分で自分にかけてしまう魔法の怖さをひしひしと感じた。
読了日:10月05日 著者:アガサ・クリスティー


島抜け (新潮文庫) 島抜け (新潮文庫)
遠島刑に処せられ種子島へ送られるも、丸木舟で島を離れ、渇きと飢えに堪えながら唐へたどり着いた流人4人組。日本へ帰りたいという願いは叶ったものの・・・。黒船がやってくる直前の時代、これほど人別書(戸籍)管理が行き届いている、というか厳しいとは思わなかった。島抜けした後からが本番。自由の身は遠い。遠すぎだっ。
読了日:10月04日 著者:吉村 昭


Whole Foods Studioのセルフ・ヒーリング・クッキング—玄米、豆、野菜、海草で元気を引き出す毎日のごはん Whole Foods Studioのセルフ・ヒーリング・クッキング—玄米、豆、野菜、海草で元気を引き出す毎日のごはん
自分の身体にはサッと茹でた青菜がたりないっと思った。日々のお料理をゆるやかなマクロビ目線から再考できるのが楽しい。
読了日:10月04日 著者:天野 朋子


ストロベリー・ジュース・フォーエバー (マーブルブックス) ストロベリー・ジュース・フォーエバー (マーブルブックス)
読了日:10月02日 著者:服部 みれい