12月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
面白い本は時代を超えても面白いのだっ![]()
『悪童日記』に『嵐が丘』
そしてやっぱり津村節子。
時代を超えて面白いものは
何度読み直しても新発見がある![]()
アップルパイ神話の時代―アメリカ モダンな主婦の誕生
広告におけるメディアからの洗脳。人のこうありたい(あらねば)という弱さを、巧みに商売にしてるんだな・・・。
読了日:12月31日 著者:原 克
見えない復讐
現代の御伽噺のよう。投資家の小池に与えられたラストにがっかり。どうしてそうなる?それまでは復讐への動機が弱すぎることも、ちょっと無理やりな説明調の文章も、それなりにテンポよく読めていただけに残念。ストーリーは軽くても、人の心まで軽薄には扱わないで欲しかったな。でも、面白く読めました。
読了日:12月30日 著者:石持 浅海
人魚猛獣説―スターバックスと私
スタバへ挑む気持ち、わかるなぁ・・・敷居も値段も高いんだもの。でもそこがまた魅力。読んでいるうちに『幸せのカタチ』という言葉が浮かんだ。たとえば食べかけのドーナツと珈琲。
読了日:12月24日 著者:穂村 弘
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
「大きな帳面」に書き付けてある双子の日記を盗み読む。そこには残酷なことも愉快なことも淡々と綴られている。読めば読むほどに、彼らの心情を掴みたくなる。この本は、自分だけの価値観では読みこなせないし、それだけで終わらせるにはもったいないくらい高揚する。
読了日:12月24日 著者:アゴタ クリストフ
スイートリトルライズ (幻冬舎文庫)
家の中の閉ざされた空間、その中はなんて安らかなんだろう。「飢餓感」が渦巻いていてもそれでも、不気味に平安。この感覚を味わいたくて何度もよんでしまう。
読了日:12月24日 著者:江國 香織
3つの短編それぞれに色彩がある。「夏みかんの酸っぱさ」「去年の日焼け止めクリーム」「一筋の牛乳」そのキーワードにつられて一気に、物語の中へ入ってしまう。堂々とした解説も良かった。
読了日:12月24日 著者:小池 昌代
辰巳芳子の展開料理 基礎編
これを1冊マスターするだけで十分。ときどき眺めよう。
読了日:12月24日 著者:辰巳 芳子
インディペンデンス・デイ
知らないはずなのに、いつかみたような日常がある。それぞれの話が少しずつ心の琴線に触れていく。身近な人へのありがとうって一番後回しにしがちだけど、真っ先に感謝を伝えたいと思った。いつでも。
読了日:12月20日 著者:原田 マハ
食べかた上手だった日本人―よみがえる昭和モダン時代の知恵
魚柄節が和らいでいるので、他の著書に比べると読みやすい。生の魚をそのまま冷蔵庫に入れれば腐敗が進むだけ、塩や酢で〆たり酒かすにつければ熟成・・・。ひと手間を惜しまない人間になりたいよぅ。
読了日:12月20日 著者:魚柄 仁之助
片付けられない女は卒業します(MF文庫ダ・ヴィンチ)
タイトルが勇み足。地味に見せかけて「困ったときはお金で解決」という潔さがそっと現れているのが面白い。
読了日:12月20日 著者:辛酸なめ子
風花
何かを決断するにはその人なりのスピードがあるんだよね・・・ということ優しく思い知らせてくれる。決断するまでの過程も、行動も必要な時間なんだなって。
読了日:12月20日 著者:川上 弘美
チーズと塩と豆と
コトコト煮込んだスープの湯気が立ちそうなタイトルに惹かれました。心の内部を色鮮やかに書き込んでくれる角田さん、日常の崖っぷちを淡々と描く荒野さん、最後にふっと爽やかな風が感じられる森さん、激しい感情さえも景色と言葉に溶け込んでしまわせる江國さん。4人それぞれの個性がじわ~っと出ていて、美味しくてちょっとほろりとする作品集でした。。
読了日:12月20日 著者:井上 荒野,江國 香織,角田 光代,森 絵都
過食にさようなら~止まらない食欲をコントロールする
脂肪・砂糖・塩のミックスで脳に快楽を与え、いかに食べさせるか、食べ続けさせるか・・・そんな食品業界のワナがここまで巧妙になってきているとは。恐ろしい。
読了日:12月16日 著者:デヴィット・A・ケスラー
ファイアーキング・カフェ
「ここではないどこか」へ移住しても、その場所にいるのはやっぱり自分。景色になじめない寂しさはついてまわる。けれども、そんな浮遊感を心地よく感じる時期もある。流動する人と留まる人の対比が面白い。
読了日:12月14日 著者:いしかわ じゅん
刻まれない明日
ある事件から10年が経ち、事件が風化していく寂しさ、諦めのなかで、同時に新しい希望もうまれていく。人為的におこされた歪みは、再び人の力によってなだめられる。小さな光がはっきりと感じられる、不思議であたたかい話。
読了日:12月13日 著者:三崎 亜記
似ない者夫婦
随筆集。感情をあらげることなく、抑制のきいた文章はとても心地がよい。身の回りのことも、歴史や背景を綿密に調べた上で書かれている所に、丁寧な生き方をされてきたことがわかる。憧れの女性です。
読了日:12月13日 著者:津村 節子
桜遍路
著者の書く小説は、とても綿密な取材があっての作品だということがよくわかる。夫:吉村昭氏の最期にも触れている・・・。
読了日:12月20日 著者:津村 節子
恋人 (講談社文庫)
良く知っているはずの相手の、思いもよらない一面が顕になる話が続く。ある日、突然、信頼していた相手に、ゾッとする現実を突きつけられるのは何故?会話ができない、成り立たない相手だったから?…原因を追及すればするほど虚しさがわいてくることを、じわじわ感じさせられる。
読了日:12月13日 著者:津村 節子
海鳴 (文春文庫)
2度会っただけのふたりが心中を選ぶ。自死することさえ命がけ。自分の命も自由にならない。江戸時代、黄金に沸きかえった佐渡にこんな歴史があったことを記憶しておきたい。
読了日:12月24日 著者:津村 節子
ハッピー・プチマクロ 上手にデトックスして美しいカラダをつくる生き方
簡単にわかりやすく書いてあるけれど、読み返したらさりげなく深いことが書いてあることに気がついた。金魚運動(頭の後ろで手を組んで、おへそを見つめながら足を左右にゆらゆら♪)は気持ちがいいので、疲れるけれど続けてみる。
読了日:12月10日 著者:西邨 マユミ
うちに帰ろう
2編の短編。どちらも、ちょっとふがいない(ように見える)男性の独白がつづくスタイル。でもうっとうしさはない。それどころか「金銀パールプレゼント」に胸を鷲掴みにされて一気読み。面白い。自分の海老はなんだろうな・・・。ラストはちょっぴりせつないな。
読了日:12月09日 著者:広小路 尚祈
嵐が丘〈上〉 (光文社古典新訳文庫)
激しい・・・。ふたつの屋敷の中だけで話が進むのに飽きない。注釈が同じページについていることもあり、こんなに読みやすくていいのかしら・・・と、昔挫折した身としては思ってしまう。訳者でこうも違うなんて言葉って凄い。
読了日:12月08日 著者:E・ブロンテ
嵐が丘〈下〉 (光文社古典新訳文庫)
面白かった!解説が更に魅力的だった。どうしてそんなにあっけなく死んでしまえるのっ!?
読了日:12月13日 著者:エミリー ブロンテ
嘘つき王国の豚姫
モデルになった人がいるのかな・・・。美人マネージャーという呼称がでてくるあたりから、俄然なまなましくなる。主人公は、食べても食べても満たされないブラックホールのような人だ。
読了日:12月08日 著者:岩井 志麻子
散る。アウト
途中でやめられず一気読み。主人公が最後に感じた「怒り」からは、どの世界にいても歯車にすぎないことを思い知らされた。社会人として無意識に身についていた、器用さ・真面目さがもっと武器になるかと、読んでいる私も勘違いしてしまった。先のことは闇だけれども、それでもラストはとびきり明るい。面白かった。
読了日:12月01日 著者:盛田 隆二
三面記事の男と女―Matsumoto Seicho Showa 30’s Collection〈2〉 (角川文庫)
女のうっとしい情と男の身勝手さとに焦点が当てられていて、その小心な身勝手さの中に「本音」が見え隠れしているところが怖いっ。でも冷酷な視線がいい。もっと読みたい・・・。
読了日:12月01日 著者:松本 清張
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