1月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
宮本輝の『流転の海』シリーズは何度読んでも面白い。
角田光代『三月の招待状』のなかで
麻美が「この人達は私の物語など聞いていない」
と気がつく瞬間がとても愛おしい。
三月の招待状
また『仲間話』かぁ~と耐えながら読み進める。どうも『仲間』を描いたものは密度が濃すぎて息苦しくなる。でもそれが何故なのか、ストンと解った瞬間があった。読み手の自分も幼いのだ。麻美万歳。次からは『仲間話』だって怖くないぞ。
読了日:01月28日 著者:角田光代
野ばら (文春文庫)
あとがきの冷めた酒井順子が怖い。
読了日:01月28日 著者:林 真理子
女優
急にサスペンス色が濃くなるラストはちょっと強引で違和感。しかし、佳乃のとまらない虚栄心とそのための影の努力、孤独、これがすでにホラーだった。胸が痛くなった。
読了日:01月27日 著者:春口 裕子
花の回廊―流転の海〈第5部〉 (新潮文庫)
伸仁も小学校5年生になって、お尻に火がつき始めた熊吾。癇癪が減ったのは歳のせいか?いや、単に金がないからか?しかし、お金の使い方はいつも綺麗だ。するべき「お礼」はきちんとして「見返り」を求めない。
読了日:01月25日 著者:宮本 輝
れんげ荘
しっかり働いて貯金して「れんげ荘」。過去に住んでいた「青葉苑」(木造築45年)の住み心地を思い出した。身辺をそぎ落とすと、今度は自然と「自分」に目がいく。良くも悪くも。『贅沢貧乏』と『貧乏』はまったく違うのだよなぁ。
読了日:01月25日 著者:群 ようこ
夜の公園 (中公文庫)
湿度の低い乾いた感じ。女同士は親しいほど本質が見えないのかな。見ないという噂もあるけれど。
読了日:01月24日 著者:川上 弘美
風神帖―エッセー集成1 (エッセー集成 1)
手に取るまでは時間がかかるが、読み出したら夢中になれる。池澤さんのまなざしは思いも寄らぬ方角から物事を照らし出す。鋭く、優しく。その視線を追ううちに知らなかった人物や、場所に興味が沸いてくる。魔法のようだ。
読了日:01月20日 著者:池澤 夏樹
四千万歩の男〈5〉 (講談社文庫)
まだ7分の1だったとは?!もっとつづきを読みたかったなぁ。全5巻、どれも思わず手に取りたくなる表紙がとても良かった。
読了日:01月20日 著者:井上 ひさし
だらしな日記―食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する (幻冬舎文庫)
『誰々に会った。何々をした』系の日記でないところがいい。イベントがなくっても日常はある。結構マメに料理を作っていて、なんともお腹がすく罪な本だ。いくつか読んでみたい本にも出会えて幸せ。
読了日:01月19日 著者:藤田 香織
RURIKO
往年のスターたちがキラビヤカに登場してゴシップをふりまく。まるで女性週刊誌を読むように楽しめた。その渦中にあっても、嫉妬や僻みを持たないルリ子は存在そのものが天女のようだ。しかし、天女の心は掴み辛いなぁ。江利チエミをモデルに書いた「テネシーワルツ」は噛み応えがあり、スルメのような深みがあったのだが。
読了日:01月18日 著者:林 真理子
天の夜曲―流転の海〈第4部〉 (新潮文庫)
富山に住居を移したが、一家にとってあまり験のいい土地ではないようだ。 「なにがどうなろうと、たいしたことはあらせん」熊吾のこの口癖を、誰よりも理解しているのは妻の房江かもしれない。
読了日:01月15日 著者:宮本 輝
血脈の火―流転の海〈第3部〉 (新潮文庫)
再び大阪に戻ってきた熊吾一家。大きな事業だけでなく、玉手箱のように次々と商いを始める。きんつばも美味しそうだ。熊吾の思考につられて今までの「運」を振り返り、気がつけばじっと掌を眺めていた。辛いときほど清廉な生き方をしていた気がする。
読了日:01月14日 著者:宮本 輝
地の星 (新潮文庫―流転の海 第二部)
大阪での事業を引き払い、熊吾の故郷愛媛に戻ってきた一家。「まあ、男は一遍は野壷にはまっといたほうがええ。あそこは、いろんな経験が溜まっちょるとこやけん」
読了日:01月14日 著者:宮本 輝
猫のひたいほどの家 (文春文庫)
『いま・ここ』を楽しむ著者。家を建てることさえも『通過点』なんだな~と思わせられる。こだわりはあるけど執着はない姿がお見事。
読了日:01月12日 著者:横森 理香
流転の海 (新潮文庫)
10年前から年に1度は読み返している。飽きない。熊吾の思考とその妻、房江がなんとも魅力的だ。「大きい男は気味が悪いくらい小さいものをもっているもんや・・・」
読了日:01月11日 著者:宮本 輝
獣の奏者 II 王獣編
本に夢中になる楽しさを再確認させてくれた作品。
読了日:01月11日 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 I 闘蛇編
ファンタジーは苦手だが、世界観がシンプルで質感がリアルなので素直に物語に入っていくことが出来た。少女エリンとその母の魅力に引き込まれて、ページをめくる手がとまらない。
読了日:01月11日 著者:上橋 菜穂子
お菓子と麦酒 (角川文庫)
常識に縛られず、想うがままに生きるチャーミングな女性ロウジー。カラリとした晩年をむかえているのでホッとした。彼女の生き方もタイトルにぴったり。
読了日:01月11日 著者:サマセット・モーム
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